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2023.3.23 Vol.046
井川さんの本音
北海道から本州の山野に多く見られる春の植物、福寿草

「私が会った子どもたちは、みんな可愛かった。 

 

笑っている子ども、ふざけている子ども、 
赤ちゃんを、おんぶした女の子、 
さかだちを自慢そうに見せてくれた男の子、 
いっしょにうたった子ども、 
どこまでも、ついてきた子ども。 

いろんな子どもたちに、会った。 

 

そして両親や姉兄を目の前で殺された子ども、 
ゲリラに腕や足を切り取られた子ども、 
親が蒸発し、小さい弟や妹を残された女の子、 
親友だった家畜が、

飢えて死んでしまいぼう然としていた男の子、
家も学校も、すべて破壊されてしまった子ども、 
難民キャンプを、たらいまわしにされている孤児たち、 
家族を養うために売春する子ども。 

 

だけど、だけど、そんな、ひどい状況のなかで、 
自殺をした子どもは、一人もいない、と聞いた。 

 

希望も何もない難民キャンプでも、一人もいない、と。
私は、ほうぼうで聞いて歩いた。 

 

「自殺をした子は、いませんか?」 
「一人も、いないのです」 

 

私は、骨が見えるくらい痩せて骸骨のようになりながらも、 
一生懸命に歩いている子を見ながら一人で泣いた。 

 

『日本では、子どもが、自殺してるんです。』 
大きい声で叫びたかった。 

こんな悲しいことが、あるでしょうか。 

豊かさとは、なんなの? 

 

私がいろんな子どもに会って 日本の子どもに伝えたかったこと。
それは、もし、この発展途上国の子どもたちを、 

「可哀想」と思うなら、 
「助けてあげたい」と思うなら、 
いま、あなたの隣にいる友達と 
「いっしょにやっていこうよ」と話して。

 

「みんなで、いっしょに生きていこう」と、手をつないで。 

私の小学校、トットちゃんの学校には 体の不自由な子が何人もいた。 
私のいちばんの仲良しは ポリオ(小児マヒ)の男の子だった。
校長先生は、一度もそういう子どもたちを 
「助けてあげなさい」とか 
「手をかしてあげなさい」とか、いわなかった。 
いつも、いったことは、 
 「みんないっしょだよ。いっしょにやるんだよ」 
それだけだった。


だから私たちは、なんでもいっしょにやった。 
誰だって友だちがほしい。 
肩を組んでいっしょに笑いたい。

 

飢えてる子どもだって、日本の子どもと 
友だちになりたい、と思ってるんですから。 
これが、みなさんに、私が伝えたかったことです。」

 

黒柳 徹子さんの言葉です。

どこでどう、間違ってしまったのか、この国は。

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メンバーですが、メンバーではない家族や友人と一緒に利用できますか?

 

はい。メンバーのお連れさまは、メンバーではなくてもご利用可能です。皆さんでお楽しみください。

 

イベントは、メンバー限定ですか?

いいえ。どなたでも参加可能です。ただし、メンバーは割引価格が適用されるので、ちょっぴりお得です。

 

子どもは、入店することが出来ますか?

はい。年齢制限は特に設けていません。大人も子どもも居心地の良い場所を目指しています。ベビーカーも、コミュニケーションを取り合って、柔軟に対応したいと考えています。

 

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恐れ入りますが、退会月の会費の日割精算はありませんので、ご了承くださいませ。

神戸でフルーツサンド

試行錯誤をずっと続けてきたマメヒコのフルサン。

みなさん!ごきげんよう!いかがお過ごしですか。
MAMEHICOの日野です。

 

先週から、神戸限定&土日祝日限定で、
フルーツサンドをお出ししています!

作り方をレクチャーすべく、
ひさしぶりに神戸へ行ってきました!

このフルーツサンドは、想い出深い。
かつてあった、渋谷の宇田川町店では、毎日パンを焼いていました。
パンを焼いているからこそ!の、メニューがあり、

カツサンドやフルーツサンドを宇田川町店限定でお出ししていました。
そのフルーツサンドが好評すぎて(!)、

公園通り店や三軒茶屋店でもお出しすることになったくらい。


でも、宇田川町店を閉店することになり、

フルーツサンドは幻のメニューとなりました。

神戸にお店を出したことで、神戸の文化にも触れるようになりました。
神戸はパン文化なんだよということで、

神戸限定でフルーツサンド出してみよう!ということになったのです。

パンはお店の近くにある人気のパン屋さんのものを。
パンの具合がかなりのポイントで、

焼いてから一日経ったものしか使いません(焼き立てでも、二日目でもだめ)。
しっとり感もあり、落ち着いたころのものが、

ちょうどいい頃合いで、クリームとのなじみがよいのです。
そして、スライス具合もポイント。
試行錯誤のうえ、1.35cmがちょうどよい。笑

サンドするものは、生クリームにいちご、キウイ、黄桃の
THE!フルーツサンド!っていう感じです。
白地に、ぱきっとした赤、緑、黄が映えます。
しっかり甘い生クリームに(といっても甘すぎないくらい)、

いちごとキウイ、黄桃、それぞれの酸味がいい塩梅で効いています。
フルーツの切り方もポイント。
口に入れやすい大きさでありつつ、食感も楽しめる。

見た目のボリュームとは裏腹にぺろり!と食べられちゃいます!
合わせるのは、珈琲でも紅茶でもいいですね。
わたしはあっさり淹れた独創紅茶と一緒に食べるのが好きです。

まさか、フルーツサンドをまたお出しする日が来るなんて

思っていなかったので、素直に嬉しいです。


神戸のお店には、宇田川町店で使っていた棚を飾っているので、

なんかデジャヴ感もあったりして。あぁ、感慨深い。
神戸のみなさんに人気になるといいな!
あ!東京のみなさんもぜひ食べに来てね〜!笑笑

遠足とは
みんなで遠足をする、その意義とは。

イベントスタッフの坂本です。

 もう何年も前から、井川さんはMAMEHICOのお客さんたちを

巻き込んで「遠足」をやっています。


遠足というと、目的地が決まっていて、

みんなで行くものが一般的でしょうか?

旅程が書いてある栞なんて持っちゃって。

「お家に帰るまでが遠足です」とか言っちゃって。

 

でも、MAMEHICOの遠足は違います。

目的地を決めない散歩、という表現がいちばんしっくりきます。

 

集合時間と集合場所だけが決まっているので、みんなが集まったら出発!
ぞろぞろと列をなして、

歩いていて楽しそうな道をなんとなく選んで進んでいく。

まっすぐな幹線道路よりは、

くねくねとした裏道を進んでいく方が多いです。

 

ただ歩くだけなので、道端の雑草を眺めたり、

野良猫の写真を撮ってみたり、あぁもうこんな季節なのね!

と感想を口にしたり。

目的地が決められていないので、必然的に余裕があります。

お腹が空いたら、ピクニックシートを広げて、

手作りのお弁当を一緒に食べる。

おやつも、おっ!美味しそう!という個人店を見つけたら寄ってみる。

ハプニングはつきもので、突然土砂降りに見舞われたり。

まぁ、そんなふうに歩いているうちに、

いつもは見過ごしてしまうようなことが、目に飛び込んでくるのです。


以前、井川さんはこう言っていました。

 

『ボクたちの遠足の目的は、「輸送」ではありません。

「輸送」とは「出発地点と到着地点という点を直線で連結し、

荷物に変化を加えないよう横断させる行為」のこと』

 

MAMEHICOの遠足は、それに対するように、

 

「最終目的地が決まっておらず、歩みを進めるつど、

そのまわりの世界を感じて、それらと親密に関わりながら、

通り抜けていく運動」だと。

 

そして後ろを振り返ると、直線ではない、

寄り道で曲がりくねったライン、足跡が刻みこまれているんだと。

 

つまりは、新幹線のように、定規で線をびーっとひいたかのような路は、

効率性だけを最優先としているただの輸送なのです。

対して、てくてくと、時には寄り道もしてるような足跡は、

その人ならではの道が出来ているものです。

足跡とは、その人の身体の一部であって、身体性を伴うことでしょう。


あなたはどんな足跡で、どんな道を歩むのか。

そして、一人で早くたどり着くのか、

みんなと一緒に遠くまで歩くのか。

目的地は決まっていないけれど、道中で感じることはきっと多いはず。
あぁ。遠足の問いのようで、まるで人生の問いのようですね。
春めいた日も多い今日この頃、遠足シーズン突入です。

生き物を扱う

MAMEHICOのミカです。

先日、数年ぶりに味噌会を開催しました。

本来、その会で味噌を仕込もうと計画していましたが、

実際には味噌仕込みは見送りになってしまいました。


というのも、味噌の材料として欠かせない
「糀(米に麹菌を培養した、発酵食品)」を、
この日に向けて仕込んでいたのですが
発酵が思ったように進まず、糀が完成しなかったのです。

 

「はぁ〜味噌会に間に合わせられなかった…」
と落胆している私に

「生き物とはそういうもんだ。

生き物を扱ってるんだからそういうこともある」と、井川さん。

 

あぁ、本当にそうだよなぁ、と。

都会の暮らしでは、ともすると、なんでも人の手で
コントロールできるかのような気になってしまいます。


自分の思ったように、何事も進められると勘違いをしてしまう。

でも、そうとは限らないということを、生き物に気付かされます。
手をかけることで、筋道をある程度立てることはできても、

思ったように進むとは限らない。


生き物である以上全てをコントロールすることはできないので、
焦っても、進まない時は進まないし、

手を加え過ぎてむしろ事態を悪化させることだってあります。

そういうことは、ハタケマメヒコに通っていた時にも体感してきました。


どんなに手を尽くしても悪天候が続けばうまく育たないし、

かと思えば、たいして苦労せずに大豊作!ということもある。

 

変化することにも、しないことにも一喜一憂しすぎない。
自分でどうにかできることはやっても、

「あとはなるようになるさ」という軽やかな気持ちを

持っておかなきゃいけませんね。
ついついなんでも深刻に捉えがちな私は、

そういうことに触れるたびに反省するのです。

御影の掛け時計

みなさん、こんにちは。
MAMEHICO神戸・御影店長のシゲです。

 

御影店にはアンティークの時計が掛けられている。
コーヒーカップとして使用している古伊万里の染付を
用意してくださった、群馬の骨董屋さんから譲り受けたものだ。

実はこの掛け時計は2台目。
1台目はオープン前に設置してみたものの調子が悪く、
今のものに替えてもらった。

あとから時計に詳しいお客さんに教えていただいたのだが、
この時計はドイツの「ユンハウス」というメーカーのもので、
おそらく明治時代のものではないかという事。

昔は爆薬の時限式信管も作っていて、
世界最大の時計メーカーになっていた時代もあるらしい。

へー。

 

アンティークの時計なんて僕は触るのは初めて。
もちろんゼンマイ式の振り子時計。
なのでぶっちゃけ精度は悪い。
すぐに遅れるし、気がついたら止まっていることもある。

しかも急に「ボーン!ボーン!」と鐘が鳴るときもある。
一人で夜中残務をしている時にはホラーでしかない笑


今はコスパ、コスパの時代で、

そういう僕もベニヤで作られたような家具に

とてもお世話になってきた。

 

でもすぐ壊れたり、引っ越しの度に捨てたりして、

ずっと使い続けているのものは全くと言っていいほどない。

しかしMAMEHICOの店内にはフェイクなものが一切ない。
家具も全て無垢材だし、床材もフローリングじゃなくて全て天然木。
今流行ってる「無機質カフェ」みたいなものとは相反している。

この時計もそうだ。
質実剛健な作りで約150年の時を刻み続けて

大切に使われてきたものなのだろう。
前のオーナーさんはどんなヒトだったのだろう。
そんな想いに耽ることができるのも、

MAMEHICOの哲学に触れることができたから。

 

シゲ44歳。この掛け時計と一緒に新たな人生を生きています。

レギュラーメンバー募集
MAMEHICO ようやく半年経ちました。

2022年9月に、メンバーシップ制のイベントカフェとしてMAMEHICOをはじめました。
おかげさまで300名弱の方にメンバーになっていただきました。
この半年、たくさんのメンバーと話をしてきました。
その中で、「安心して相談できる場所や方」というキーワードが度々出てきました。
「安心して相談できる場所や方」がないのが、とても不安だと。
そうかも知れないなと思います。
現代はとても複雑だからです。
にもかかわらず、いまの日本において一般に流布している情報のほとんどは信憑性が低いものが多い。
だから、正しい情報を供給してくれ、気軽に相談できる場所を多くの方は必要としています。
そして、その情報を共有している仲間も必要です。
そういう場所がなくて、いざというときに立ち尽くすしか無い方たちを見てきてる方ほど、なんとかしなくちゃと考えています。

そこでMAMEHICOは、メンバーシップ制のカフェとして、できるだけ親身に心配ごとの相談に乗ろうと思います。
MAMEHICOには様々な職種の方たちが日々出入りしているので、たくさんの情報が入ってきます。
これを有効活用したいと考えたのです。
たとえば、家事のこと、健康のこと、法律のこと、不動産のこと、お金のこと、就職のこと、仕事のこと、デジタルのこと、これからの日本のこと。
正しい情報をもらえる相手がいないと本当に困ります。

いつでも相談に乗れる関係を築いておきたいみなさんに、MAMEHICOのレギュラーメンバーとして、メンバー募集することにしました。

 

申込みは、https://www.mamehico.com/participation/

届いたお便り

銀座のメンバーからこんなお便りが届きました。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

昨日のイベント、自分を識る茶会に参加しました。感想。

恒例の自己紹介を、多分20人くらいやって、
主催の静さんきっかけでここに来た人とか、
いろんな人がいて、その経緯を聞くだけでも面白かったのですが、

参加者の中に「自分を識るということは、

彫刻みたいに削っていくことだと思う」と話されていた方がいて、

なるほどなあと思って聞いていました。

彫刻。素材を彫って、形をつくる。

…わたしはどちらかというと、雪像の方が馴染み深い。

故郷・北海道は、冬になるとさっぽろ雪まつりをはじめとして、

雪まつりが各地で行われます。
わが町・紋別も「流氷祭り」と題して、
雪で作った氷のキャラクター像や、

氷の滑り台、氷の迷路など、
とにかく有り余る雪を活用したものが、

自衛隊の皆さんの手によって作られます。

調べてみましたが、今年は60回目の記念ということで、

姫路城の彫刻をメインに作ったみたいです。どういう繋がり。

そういう作品が大人たちの手によって作られる一方、

子どもたちはというと、自分の家の前などで、

雪だるまをせっせと作るんですよ。

あれもコツが必要で、北海道の雪はパウダースノーすぎて、

普通に握っても雪玉はできないので、ちょっと水を使って、

わざとベタ雪状態にして、核をしっかりと作り

(これをしないと大きくした時に崩れる)
どんどんと大きくしていく。

 

2個とかできたら、二つ重ね合わせる。

大きくしすぎると上に乗せるのもひと苦労なのですが、

大きい方がカッコ良いから頑張ってのせる。

 

そんで、雪に埋もれた小石を掘り出して、目にしたり、

その辺に落ちてる枝を拾って、腕にして、
デコレーションして、
雪だるまの出来上がり。

素材を集めて、形を作る。
彫刻とは反対のこと。

出来上がったはいいけど、次の日、突然ドカ雪が降ってしまって、

埋もれたりとか風に煽られて頭が転げ落ちてたりとかするので、

救済しつつですね。キープするわけです。

 

ただ、春が来てしまえば、絶対に溶けて無くなります。

彫刻みたいに、永遠に残ることはありません。

わたしはこっちの方がしっくりくるんですよ。

…いまだに自分がどんな人なんかわかりませんが、

人の話を聞いたり、自分の話をすると
分かりそうな気がしそうと思い、

こうやってなんとなくイベントに参加したり、
書いたりしています。

なんとなくといいつつ、


「あー、こんなに投稿してウザがられてないかなー」とか
「あー、突然恥ずかしくなってくるなー」とか
「あー、こんなに店に行ってるけど、突然来なくなったら笑えるなー」とか

 

色々考えちゃう臆病者状態にもなりますが。

普通に色々考えちゃいますが、それも自分かあと思いつつ。

一歩一歩ですね。東京の桜を見ながら、やっていきたいと思います。

あなたのことを教えてください

井川です。ボクたちもせっせと、ボクたちの考えていることを伝えます。

そして、どうかみなさんも、みなさんの普段考えていること、本当のワタシを、フォームまたは、info@mamehico.comまで送ってください。

匿名でも構いません。

 

雑話会をやると「ああみんなこんなに、胸のうちを話したがっていたんだ。聞いてほしかったんだ」と感じています。

 

ここで掲載できそうな話題は掲載します。
そのときは「掲載していい?」と確認します。

 

ぜひ、あなたのことを教えてください。

お待ちしています。

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