MAMEHICO神戸・御影店長しげちゃんの妻のみゆきです。
「井川さんの雑話会」に参加し、
マメヒコの哲学に共感してくださったパティシエの西川健司さん。
話が盛り上がり、「今度の面白可笑ひこで、西川さんのお菓子を
みんなに食べていただきたい!」とお願いしたら
快諾してくださったので、打ち合わせを兼ねて
西川さんのお店「pâtissier Nishikawa Kenji」へ
お邪魔してお話を伺いました。
西川さんは、明るく、のびのびしていて面白く、とても聡明な方でした。
新聞屋さんの家で育ち、ご両親はご多忙だったため、
小さい頃から一人でお菓子を作って遊んでいたそうです。
6歳の頃にはパウンドケーキを作っていたと!(ちなみにお兄さんは料理人で、元モロッコの宮廷料理人!すごい!)
長年独学で作っていたので「こうしたらこうなる」という感覚があり、
失敗がないんだそうです。試作もしないって‥!
「ボールペンよりチョコペンの方が上手に文字を書けます。
絵具では無理でも、チョコペンやったら上手に絵も描けますよ」。
「すごいー!」とみんなで大笑いしました。
「大学も行ってないし、世間のことを気にせず生きてきたから、
いわゆる社会不適合者かもしれんけど、自分の足で歩いてきた」と
明るく話すのを聞いて、学校やバイト先で決められた通りに出来ず、
どこに行っても馴染めなかった私は、
生まれて初めてそういう自分でも良かったんや、
自分を抑えて生きる必要はない、
のびのびと自由に生きていいんやと誇らしい気持ちになりました。
西川さんは、寝てる時以外はずっとお菓子のことを考えている。
「仕事って2種類あると思っていて、自分を犠牲にして対価をもらうものと、対価がなくても好きなことで楽しくやってるもの」。
それを聞いてしげちゃんが
「僕は以前、仕事を前者やと思ってました。我慢してお金をもらう。
お金のために我慢する。だから好きな音楽の仕事が楽しくなくなってきて、
結局辞めてしまいました。でも今は後者の考え方で生きているので、
しんどいことがあっても毎日楽しいで!」と力強く答えていました。
西川さんは、神戸の文化を発信して、
神戸スイーツを盛り上げたいと言います。
神戸は貿易が盛んで、西洋の文化が入ってきて、材料も手に入り、
トップクラスの製粉所が出来て、洋菓子が栄えました。
今のおばあちゃんたち世代は、「このお菓子はこの時に食べたなぁ」と
思い出があるほど、神戸は洋菓子が生活に根付いている。
そういう文化を発信していきたいんだそうです。
MAMEHICOにもトークイベントにぜひお越しいただきたい。
もっとお話を聞きたい!
神戸の文化を発信するお手伝いをしたい!
「面白可笑ひこ」でお出しするショコラドテリーヌですが、
材料はシンプルで、作り方もとても簡単やけど、
「普通思いつかない作り方やと思うし、こんな風に作れないと思います。
こんな感じで作ってんのはうちだけです。
一つ8mmで召し上がってもらっています。
これ以上の厚さやと美味しくないんです。」とのこと!
なんか、すごいでしょ?西川さんのショコラドテリーヌ、お楽しみに!
ご参加は下記予約サイトよりどうぞ!