店長の妻みゆきは、子供の頃、よくじろじろ見られていました。首からひじまで、縦に長く赤いアザがあるんです。周りの大人たちは、悪気はなく優しさから、夏でも長袖を着せたりファンデーションを塗ったりして、必死に隠してくれました。水泳の授業も運動会も、私一人上着を羽織っていました。そして、「人と違うことは隠さんといけんことなんや。」「人と違う自分はダメなんや。」と思うようになりました。
大人になっていろんなバイトをしました。どこに行ってもマニュアル通りに、会社が求めるやり方をいかに上手くこなすかという事を求められましたが、不器用で飲み込みが遅い私はみんなと同じように出来なくて、怒られてばかりでした。自由だと思っていた音楽の世界で歌の仕事をしていた時も、流行っている歌い方や選曲を求められることが多く、自分が出したい声や歌いたい曲が、主流とはかなりかけ離れていることが悲しかったです。
これ以上自分のことを嫌いになったら耐えられないなと思っていた時に、「みんな違ってみんないい」という言葉に出逢いました。みんな違ってみんないいっていう世界があるなら、すごいいいなぁ、私もそういう思いで生きていきたい、せめて私のまわりはそんな世界にしていきたいと思うようになりました。
MAMEHICO御影は、いろんな得意不得意を持った人たちが集まって、持ちつ持たれつ、みんなで力を合わせて居心地の良い場所にしたい。みんな自由にのびのびと生きていける居場所にしたい。そんな想いを伝えていきたいと思って、このメルマガを書いています。
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