🙋ホーリーのひとこと🙋
演出家の堀口さん(ホーリー)が、チェーホフの言葉を通して、思うこと、感じることを、キャストとスタッフに向けて、メッセージで送ってくれています。ワーニャおじさんを理解するヒントになると思うので、参考にしてくださいということから始まり、もうかれこれ、ふた月ほど経ちますが、毎日お知らせが届いています(笑)。MAMEHICOが大切にしている10のことにも通ずるのではと、堀口さんは熱く言います。
そのなかの抜粋をみなさんにも共有していこうと思いますので、ぜひ、どうぞ!
by Anton Chekhov
"僕の座右の銘──僕は何も必要としない"
〈Holii feels something special.〉
「初めてノッテビアンカを見た時の衝撃は、忘れられません。きちんとした映像、と、素人の演技のものすごいギャップ...。たちまち、虜になりました。演技力がなくても、ドラマは成立するのか?この疑問を持ったまま、いや、持ったからこそ、1週間に1度の配信が待ち遠しくなりました。そして、気づいたら、配信が遅れたり、井川さんがラジオで弱気なこと言ってるのを聞いたりした時、怒ってる自分がいました。
さらに今、なぜか、そのノッテビアンカの出演者と、いっしょにワーニャおじさんという芝居を作って、悩んでいます。思うように進まない稽古(分かっていたつもりですけど、僕の今までの経験ではあり得ないことばかりです)、これを解決するのに、気が楽になる言葉が"ブリコラージュする"です。あれもない、これもない、と嘆いてると、どんどん行動しなくなります。そんな時、これを思い出すと展開が変わってきます。
中学生まで、走り高跳びをやってました。大会の時、バーを目の前にして、"いけるか?"と不安になった時、"この身一つでやるしかないだろう"と腹を括ったのを思い出します。
"ブリコラージュする""僕は何も必要としない"、2つの呪文、どちらも使えます」