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皓星社メールマガジン 
第29号
2023年10月26日
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このメルマガは、株式会社皓星社の「ざっさくプラス」最新情報や、新刊案内等を配信します。弊社サイトから購読を申し込まれた方や、これまでご縁があった方にお送りしています。今週末は神保町ブックフェスティバルということで、イベントのお知らせのため普段より1日早めの配信です。

 

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  目 次

   ★第29号をお届けします

   ☆【連載】大検索時代のレファレンス・チップス 第9回(小林昌樹)

   ★【連載】趣味の日本近代出版史 第28回(河原努)

   ☆ ざっさくプラスニュース

   ★ 出版ニュース

   ☆近代出版研究所だより

   ★【イベント開催】神保町ブックフェスティバル

   ☆【イベント開催】『新しい女は瞬間である 尾竹紅吉/富本一枝著作集』刊行記念トークイベント“2023年のアナキズム×アート×フェミニズム”

   ★皓星社友の会」のご案内

   ☆編集後記

    

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★第29号をお届けします

 

皓星社メールマガジン第29号をお届けいたします。
このメルマガでは月に一回、弊社の本やデータベースの新着情報とともに、近代出版研究所の活動報告も配信してまいります。
お知り合いの方々へぜひ転送、拡散をお願いいたします。
 

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大検索時代のレファレンス・チップス 

第9回 最近読んで関心した「調べる技術」関連書――類書を紹介する

                         小林昌樹(図書館情報学研究者)

 

■「この商品に関連する商品」に読むべき本は全部あるか?

Amazonなどで本をクリックすると「よく一緒に購入されている本」が表示される。拙著『調べる技術』をクリックすると【図9-1】のようになる。

拙著の入門的な位置づけにできるとAmazon評で書かれた『調べものに役立つ図書館のデータベース』や、ここで紹介する『記者のためのオープンデータ活用ハンドブック』が他のものとごっちゃに一応表示される。大いに結構なのだが、類書としてもう1冊紹介したいものはここに表示されない。ただ人間が本を紹介するという活動も、自動推薦システムもひとしく必要なのだと思わされる。

 

…続きはこちらから 

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☆趣味の日本近代出版史

第28回 第一法規出版の4冊の饅頭本

河原努(皓星社)

 

■路上出版研究会?!――重なる偶然は神意か?

今年、令和5年の9月下旬、人生初の出張から帰ってきた翌日に、所用があって近代出版研究所の小林昌樹所長と弊社で落ち合った。用事が済んで「これから西部古書会館(高円寺)に行く?」という話になり、おそらく南部古書会館(五反田)から東京古書会館(神保町)へ移動しているであろう、研究所第四のメンバーともいえる鈴木宏宗さんにお電話。「いま、東京古書会館の階段を下りたところですよ」とのことで、さっそく合流。一通り見終わった後、小林所長の運転で西部古書会館へ。車中、鈴木さんが「さっき南部古書会館でこういう出版人の饅頭本を二百円で拾いましたよ」と『追想の田中重彌』(平成10年)を見せてくださる。「あ、これ第一法規出版の社長ですね」。近代出版研究所は事務室も某所にあるのだが、かように移動中の書誌情報の交換が重要なのである。

 

…続きはこちらから

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★ざっさくプラスニュース

 
【先月からの新規登載情報】
 
〇独自登載分

「創元」第1巻第1號(昭和15年1月)~第3巻第11號(昭和17年12月)
※創元社の月報(PR誌)で、戦前のものは国会図書館未所蔵。谷崎潤一郎、林芙美子、佐藤春夫、井伏鱒二、横光利一、三好達治、会津八一、萩原朔太郎、堀辰雄、高村光太郎、中村光夫、森銑三らが寄稿。全30冊。

 

「無限大」第1号(昭和44年8月)~第98号(平成7年7月)
※日本アイ・ビー・エムのPR誌。99号からNDL「雑誌記事索引」に採録されており、1-70号は雑誌総目次、71-98号は原本目次から、合わせて1549文献を補充して全号通しての検索が可能に。 

 

「連峰」創刊号(昭和53年7月)~第60号終刊号(昭和58年7月)
※永田書房の随筆同人誌。編集同人に荒垣秀雄、古谷綱正、村松正俊、中西悟堂、中村漁波林、野田宇太郎、扇谷正造、岡村二一、尾崎一雄、佐々克明、高木健夫、井上友一郎、村松喬ら。尾崎一雄の死により終刊。全60冊。

 

「雑記帳」第1巻第1號(昭和11年10月)~第2巻第11號(昭和12年12月)
※洋画家・松本竣介が出した月刊随筆誌(綜合工房刊)。武田麟太郎、猪熊弦一郎、林芙美子、高見順、萩原朔太郎、矢田津世子、岡本かの子、室生犀星らが寄稿。復刻版もあるが原本とも国会図書館未所蔵。全14冊。

 

「征旗」第1巻第1號(昭和19年8月)~第2巻第3號(昭和20年3月)
※光文社の前身である日本報道社が発行した陸軍雑誌。松村秀逸、尾崎士郎、浅野晃、榊山潤、石坂洋次郎、保田与重郎、海音寺潮五郎、火野葦平、金子兜太、里村欣三、大木惇夫、高村光太郎、斎藤瀏らが寄稿。全8冊か。

 

〇NDLデジタルコレクションからの追加分

「舞々」1(1978年12月)~20(2000年3月)、22号(2005年3月)
※お茶の水女子大学児童文化研究室を中心とした舞々同人の児童文化研究誌。20-21号のみNDL「雑誌記事索引」あり。1-20号をNDLデジタルコレクションから、NDL未所蔵の22号も欠号補充し全号通しての検索が可能に。全22冊。

 

…続きはこちらから

 

【閉鎖するデータベースのデータ、お引き受けします】

ざっさくプラスは、閉鎖予定のデータベースのデータを引き取り、続けて公開します。かねてより、図書館関係者の方から「科研で作られたデータベースで、非常に有益なものなのに、教授の退官時や公開サイトの閉鎖時に消滅してしまうものが多い」という声を聞いておりました。そうしたデータを消さず、拾い上げたいと考えています。方法は主に以下の2通り。

 ①データを引き取り「ざっさくプラス」に登載。(無償)

 ②独立したデータベースとして引き取り連携検索して検索結果を「ざっさくプラス」と共に一覧表示。(費用等応相談)

 

どちらも検索結果に元のデータベースのデータであることを示すアイコンを表示します。

詳しいお話をお聞きになりたい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

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出版ニュース

  

【新刊】

 『歌誌月光81号
福島泰樹(主宰)他編、10月30日刊行、定価1,000円

ひとは如何にして歌と出遭い、なにを思って歌うことの列に連なって行くのか。とはいえ歌に情を、志を、あるいはまた歴史を託し表現することは、決して特権的なことではない。そこからどれ程遠くまでたどり着くことができるかこそが、問われるのである。彼ら彼女らが、これからどのようなテーマを見出し、自らの韻律を獲得して行くのか。そしてどのような歌声を上げるのか。記紀万葉以来、常に問い直され、時々に更新されてきたこの古くて新しい問いは、いまも私たちの前に在る。その他、福島泰樹による詩人・長澤延子の鑑賞連載「延子絶叫」第7回、重信房子による短歌連載「自由への星」第7回を収録。

 

 大正十二年九月一日

福島泰樹著、10月30日刊行、定価2,800円

福島泰樹、反逆の第三十五歌集。大正という時代は、人々に階級意識を芽生えさせ、労働争議 小作争議が相次いだ。厳しい弾圧のなか、労働運動家・無政府主義者が暗躍、制度の改革を求めた。関東大震災は、こうした時に起こり、時代の流れを一気に戦争へと逆流させた。いま痛苦と圧制の時代、画人・文人・芸人・浮浪人・アナーキストら死者が起ち、踊りながら歩き出す!

 
【書評情報】

 ・『Sad Song

窪田政男著、7月21日、定価2,000円

神戸新聞 2023年9月16日号
現代短歌新聞 2023年10月号
 

岩手日報 2023年10月15日号

 

※価格は全て税抜き表示になります。

 

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★近代出版研究所だより
 

・『近代出版研究 第2号

週刊仏教タイムス 2023年10月19日号

紹介が載りました。

 

「近代出版研究叢書・資料編」第3弾『出版文化人物事典稿2023/放談・出版ジャーナリズムに出版史を求めて』(定価2,000円、B5判124頁)、皓星社のウェブストアで購入可能です。今年の冬コミに合わせた第4弾も準備中! 


『近代出版研究 第3号』、来年4月刊行予定で準備中です。巻頭座談会「雑誌の書物特集と書物雑誌――『近代出版研究』の先祖調べ。あるいは偽系譜作りの試み(仮)」を鋭意整理中
。参加者は小林昌樹・森洋介・鈴木宏宗・河原です。藤元直樹さんから「高いところにあるブドウは酸っぱいのか――欄外記事という課題 附・新聞の版次について(仮)」の初稿が届きました! 早い! 戦前の新聞に見られた“欄外記事”について取り上げています。

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☆【イベント開催】

神保町ブックフェスティバル

すずらん通りのワゴンセールで謝恩価格本を販売します! 新刊はもちろん、1000円以上のお値引きもあるお得な掘り出し物やこの日限りの在庫僅少本、貴重な著者サイン入り本まで幅広くご用意してお待ちしております。また、グループ会社であるハッピーオウル社の絵本も同じワゴンにてお買い求めいただけます! お支払いは、社内古本市ともに現金のみになりますのでご了承くださいませ。

 

【日時】10/28(土)・29(日)10時~16時

【場所】神田神保町 すずらん通り

皓星社ブースは「神保町魚金 弐 すずらん通り店」の前。お隣のブースは生活の医療社さん、ケンエレブックスさんです。

 

②皓星社古本市

こちらも定番になりつつある、皓星社内での古本市も同時開催! 昨年出品してくださった書物蔵さん、神保町のオタさん、鈴木宏宗さんに加え、兵務局さん、戸家誠さん、藤元直樹さんといった近代出版研究所周辺の古本フレンズが出品してくれます! 近代出版研究所のファン感謝祭のつもりでやっていますので、所員を生で見たい方は怖がらずにおいでください。古本フレンズたちにも会えるかも?

 

【日時】10/28(土)・29(日)10時~16時

【場所】神田神保町 皓星社

 

③『新しい女は瞬間である 尾竹紅吉/富本一枝著作集』刊行記念トークイベント
“2023年のアナキズム×アート×フェミニズム”

生涯を通して、地理的・精神的な意味合いにおいても周縁から社会を見つめ続けてきた一枝。
生誕から130年となる今年、同じ苦しみを抱えたまま私たちは生きています。変革を許さない社会に疑問を持つあなたへ。努力し続けつつ何者にもなれない99.9%のうちの一人であるあなたへ。そんなあなたにこそ、一枝の言葉はきっと力になるはずです。

イベントでは編者の足立元さんをお迎えし、一枝という人間の魅力に迫ります。お越しいただいた皆様には、未収録作品の資料もお配りします。

「なぜいま、尾竹紅吉/富本一枝?」「アートの世界から考えるフェミニズムって?」「書き続けるというアナキズム的自己実現」など、一緒に考えてみませんか? 東京文学フリマの日の夜ですので、ぜひお誘い合わせの上お越しください!

 

【日時】11/11(土)19時半〜(トーク50分+質疑応答〜)
【場所】IRREGULAR RHYTHM ASYLUM

東京都新宿区新宿1-30-12-302 ☆現地参加のみ
【登壇者】トーク:足立元さん(編者)、聞き手:楠本夏菜(皓星社)
【費用】500円(資料代)+カンパ制
【お申し込み・詳細】こちらから

 

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「皓星社友の会」のご案内
 
友の会は、2020年コロナ禍における「ざっさくプラス」の無償公開を機に、弊社の書籍やデータベースをご愛読・ご愛用くださる会員の皆様の便宜と、皆様と弊社スタッフの間で交流を図ることを目的とし設立いたしました。
 
【ご参加の条件】
上記の趣旨にご賛同くださる個人の方。(法人様のお申込みは受け付けておりません)
弊社の新商品(書籍・データベース)や、「ざっさくプラス」のバージョンアップに際して、アンケートやヒアリングにご協力いただける方。
【特典】
・友の会割引 弊社のすべての出版物を、15%引、送料無料でご購入いただけます。
・皓星社主催のイベント参加割引
・ざっさくプラス利用権(基本プラン)
・ご希望の雑誌の目次をざっさくプラスに搭載(時期は相談)。雑誌を貸していただける場合は、入力データを提供します。
・お誕生日プレゼント(お好きな本を1冊プレゼントします。値段を問いませんが、一部例外があります)
 

…詳しくはこちら

 

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☆編集後記

 

現在、今週末の神保町ブックフェスティバルの準備でてんてこ舞いです。倉庫から在庫を取り寄せて、値段と書名を書いた短冊を挟み、改めて箱に詰めていく。その他にもやることはいろいろあります……。

一年に一度の本のお祭りですので、私たちも楽しみにしております。本の街・神田神保町でお待ちしております! 一緒に盛り上げましょう!

(皓星社一同)

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第29号をご一読いただきありがとうございました。

 

本メルマガは拡散、転載、引用など大歓迎です。ざっさくプラス、出版物に関するお問い合わせや、メールマガジンの内容に対するご意見ご感想は、弊社ウェブサイトのお問い合わせフォームからお願いします。

 

松本麗華さんのお悩み相談室のご相談も募集しておりますので、こちらよりご投稿ください。

 

 

 

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