野外指導者のためのメールマガジン
Outdoor Leaders
Vol. 21-11(2)
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ウィルダネスリスクマネジメントカンファレンス特集

12月4日に横浜の人気横浜スポットワールドポータースにて、「海」をテーマにしたアウトドアのリスクマネジメントカンファレンスを行います。このメルマガの読者はどちらかというと「山専」が多いかもしれませんが、実は山よりも海の方が一度事故が起これば5倍近くの致死率があり、その分シビヤで、高度なリスクマネジメントのシステムが構築されています。このカンファレンスでは、海のリスクマネジメントを学び、みなさんのフィールドに汎化させることを目的とします。自分は海は専門じゃないというあなた。こんな機会でしか、海を知り、山を考える機会はありません。遠方の方も、オンライン申し込みすれば、後日全てのコンテンツのアーカイブが視聴できます。日程がすでに都合悪い方もこの素晴らしコンテンツをお見逃しなく。
News topics
キーノート「水辺の事故ゼロをめざして」
東京オリパラの水辺競技のリスクマネジメントの総責任者、日本ライフセービング協会の風間隆宏さんからの講演です。普段知ることのできない国際レベルの大会のリスクマネジメントから、我々が考えるべきポイントを学んでいきましょう。
シンポジウム「海を知り海から学ぶ」
まさに今回のテーマにアプローチ。海洋国では当たりまえの海洋教育について東大の茅根さん、今日都市救急で推奨されている心脳蘇生(胸骨圧迫のみ)に物申す水難救急救命の第一人者武田さん、日本には馴染みのないジェットバイクを用いたライフガードを行う音野さんなど、いずれも各界でイニシアティブをとるリーダーからのお話です。
どう違う!Near Drowning(溺れ)プロトコル:WMA vs SOLO vs WMTCグ
大人気コーナー、現在国内にあり野外救急プロバイダーで、SOPに批准しているWMA、SOLO、WMTCの「溺れ」のレクチャーバトルです。それぞれの団体が個性がわかっていいですね
新米漁師から見た海洋レジャーを考える
湘南の腰越(こしごえ)王子の異名を持つイケメン中丸潤さんは、商社マンから漁師に転身した異色の経歴を持ちます。さらに現在は地域を巻き込んだアクションを起こすなど、新たな第3の視点か今の海洋レジャーについて語ります。
水難事故に関する裁判例を通して学ぶ、法的責任の判断構造
つけたくてもつけられない顧問弁護士。こんな時だからこそ普段のお悩みをなんでも質問しましょう。判例から、私たちが抑えなければならないポイントが見えてきます。
野外救急法とメンタルヘルス:その評価、処置、避難レベル
野外救急の対象としてとうとうメンタルヘルスが入りました。これまでガイドやインストラクターの経験値や、思い込みで対応していたもに、客観的な基準とプロトコルが示されました。
カードゲームで体験する傷病者評価と救助判断 :水上、水辺、ビーチ編
面白そ!絶対野外救急の教材で真似しちゃおう。カードゲームで、シビアなジャッジメントを、楽しく学ぶからこそ、本番のゆとりに繋がります。来年のWMTCコースのネタの加えよう!
海浜におけるリスクマネジメントの伝え方:映像や補助教材を使用して学ぶ
こっちもめちゃくちゃ興味あり。すごろくゲームで海の安全を学びます。海の世界は、色々教材が開発されているなあ。山も頑張ろう。
Wilderness Education
SPEC10連発
いいことはわかっているけどなかなかうまくできなくSPECモデル。もちろん原理を元に無限な方法論があるべきですが、いくつか典型的なメソッドも持っておきたいですよね。
Events
2021年度の野外救急法のスケジュール一覧です。おはやめのご計画を
LNTJが公認するマスターエデュケーターコース、トレーナーコースの一覧です。
BCが主催する野外指導者のためのオンライサロンです。1ヶ月間無料ですのでのぞいてみてください。
LNTJの事務局運営に伴い職員を募集しています。興味のある方はお気軽にご連絡ください。職場は浅草です。
Editor note
Progress
私が学生時代に購入した大物リスト、大学1年サーフボード、第2年カナディアンカヌー、大学4年ウィンドサーフィン、M1年スクーバフル機材。こう見ると、完全海の男?になり損ねた私ですが、愛好者としてのスキルだけ磨いて、指導者としての技術はおざなりにしてきたなーってつくづく反省します。山も海もってスーパーマンになりたいわけではありませんが、水を極めることで、また違った山が見えてきそうな気がします。WRMでは、これまで第1回目野外救急法、第2回ITと山の安全、第3回はインバウンドと、比較的に山を中心にやってきましたがが、実は海の方がレジャーフィールドとしては、長い歴史があり、山よりも高度な救助システムが発達しています。改めて海の世界で極めた方々の知見に触れ、自らも実践の機会をもう少し増やし、真の野外指導者に近づく機会になればいいなと期待しています。

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