桜の便りも聞こえる頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒い冬も終わって、これからはいろんな花が楽しめる季節ですが、寒くて薄暗い蔵の中にも花が咲いているのをご存知ですか?
日本酒にも味醂にも、そして焼酎にも欠かせない『糀(こうじ)』のことです。
『こうじ』は漢字で書くと二通りの書き方があります。
「麹」は、古代中国から伝わった字。
「糀」は江戸期には確認できる和製漢字といわれています。
後者の「糀」は米に麹カビが生えて毛がふわふわとした姿から、まるで米に花が咲いたようなと言う意味で、特に米こうじを指すそうです。
そんな麹を造る麹室は30度前後と温かくなっているのですが、麹室を出た時に、外気との差が少なくなってくると「春が来たなぁ」と感じます。
さぁ、ポカポカと温かいこれからの時期は、白扇のお酒を持ってお花見に、行こうじ(麹)ゃないですか!
皆さま素敵な春をお過ごしください♪