おはようございます

中元礼子です。

ちょっと、飾りの柿がメインになっちゃってるのですが…

意図としてはお刺身の新鮮さを撮りたかった写真です。

 

 

近所に「夕月」という居酒屋がありまして。

 

活きのよさ、

創作料理の楽しさ＆おいしさ、

お客さんへの心配り、

スタッフ間の信頼

…などが肌で伝わってくるお店で

私たち家族は　何かの節目によく行くのですが、

近くだから行ってるというよりは

少々遠くても行きたいお店が、

 

たまたま歩いて帰れる距離にあってよかったー！

という感覚です。

 

それぐらい好きなお店。

この2年、コロナ禍でもお客さんが絶えることはありませんでした。

 

お店が休みの日には

店主の涼くん夫妻が「バーベキューしますからよかったらどうぞー」と誘ってくれたり、

家族で一緒にスケボーして遊んだりという付き合いもあります。

そんなオフの時に話をしていると、　

 

いやあ…という感じで涼くんは

「仕事が入らないと廃人のように膝を抱えてぼーっとしてますよ」

「子どもが小さいので、できるだけ一緒にいてやれるように

大きなローンで自宅を居酒屋に改築しました」

といったことを聞かせてくれるんですね。

 

何がなんでもこの仕事で稼がないと！という状況は

 

崖の淵に立っているような緊張を感じるのではないかと思います。

 

 

 

涼くんは日中　店の前でお子さんと遊んでいる時も、

夜に店主としてお客さんと楽しげに会話しながら

次々と料理を出していく時も、

張りのある声で、私たち一人ひとりに目を合わせて丁寧に声をかけてくれます。

居酒屋にはいろんなお客さんが来るでしょうし、

しまいには酔っ払いになるので

なかなか大変な時もあると思うのです。

人と関わっていくことは

楽しさだけでなく、時に

面倒くささや　恐れを伴いますが

涼くんは全て受け入れている。

居酒屋を新装オープンさせ

活気ある料理と人の融合で

「楽しいなあ！」の瞬間を生み出し続ける原動力には、

ちょっと向き合うのがしんどい

ものごとの“陰“の部分を引き受けている強さがあると推察します。

陰を内包しているからこそ、

その人の発する言葉や笑顔に深みのある輝きが出ますよね。

だから涼くんの活き活きした様子には、

力強さがあるのだな。

…このことに気づいてから、

自分のものごとの捉え方も変わりました。

ネガティブなものに共通する要素として１つ

“停滞“があるかなと私は思うのですが、

停滞という認識があるからこそ、

その対極にある“活動“や“躍動“を求める心に勢いがつくのかもしれません。

だから、

その先に待っている得体の知れない怖さって

遠ざけるのではなく、

思い切って抱えていた方がいい。

それが自分を動かす力となってくれるからです。

そう思うと、

なんでも来い！という気になりますねー。

今もこの時間が、貴重なものに感じられます。

お互いに　よい一日にしましょう。