おはようございます、

中元 礼子です。

いちょうの赤ちゃん葉が

大きくなっていくのを

毎年この季節になると

見ることができます。

毎日少しずつですが

着実に大きくなっていくのを見ると、

「一日少し」を続けることが

どれほど大きな事を成し遂げるのかと思います。

秋に黄色く色づく時も華やかですが、

毎日眺めたくなるのは、今の時期の 若葉のいちょうです。

先日、

叶理恵さんという方が

「女性は往々にして

何か新しいことをやりたい時に、

”自分はそれに向いているか？”

”０か１００か？”

で考えがちだけれど、

何かが出来るようになるには

いきなり１から１００にはならない」とおっしゃっていて、

「そりゃそうだな！」と とても肚落ちしました。

たとえば

首もすわっていない赤ちゃんは、

いきなり４２．１９５Kmのマラソンには出られません。

ですが首が据わり、

よちよち歩けるようになり、

身体もしっかりしてきて

走れるようになり、

だんだん早く走れるようになり、

さらに大きくなって

長く早く走れるようになることで

４２．１９５Kmというものすごい距離を

走り切ることができる力がついてきます。

少しずつ出来ることが増えていった先に、

大きな事を出来るようになる力がついているんですね。

それと同じように、

私たちは「こうなったらいいな」と

心に描く状態へ辿り着くには

少しずつ出来ることが増えていきながら辿り着くのが自然ですね。

いきなり同時にいろんな事が出来るようにはなりません。

いま現在はそこへ辿り着くまでに距離があるとしたら

①いま、自分はそこに辿り着くまで道のどの辺りにいて

②なにをすればいいのか？

・・ということを把握する必要があります。

しかしながら。

「正確にいま自分がどの段階にいるのか？」とか

「ではいまやる事は何なのか？」といったことを正確に把握って、

自分では出来ているつもりでも、

案外出来ていないものですね。

それを知るには、たとえば

「○○をどれだけ作った」とか

「何人の人に伝えた」といった”結果”や“事実”が

客観的に現状を認識する材料となります。

この、「正確に認識する」ということも

ひとつひとつのステップを、

０か１００か？

で判断するのではなくて、

「今はこのぐらい出来ている」を認めながら

一つひとつ、少しずつ出来ることが増えていって

前進するのが大切なんですね。

そこが大ざっぱな把握だと

・何が出来るようになって、何がまだ出来ていないのか？

が自分でもよく把握できずに

「では次に何をやればいいのか？」も

「実は少しずつ出来ることが増えていっている事実」も

よく認識できずに、いつのまにかその目標を諦めてしまう。

そんなもったいない事をやってしまっているのだろうな、

ということに気づきました。

なにかをやろうとする時には

始めから全体像が描けないこともありますが、

それでも分からないなりに

できたことを書き留めていくことをおススメします。

例えば

「誰かにメールを出す」ということ一つでも

「今日も出せなかった・・」ではなくて

「今日は下書きが5割くらい書けた」と書き留めておく。

このように、

工程の進捗状況をさらに細かく書き留めておくと、

ちゃんと進んでいることが可視化されます。

そうすると

・少しずつ進んでいる事。

・いまどの辺りにいるのか。

・これから何をすればいいのか。

そういった事実や判断材料が出てきますね。

「出来たことを細かくひとつ一つ書き留めていく」というのは、

一見めんどくさいようだけれどじつは、

動きやすく、続けやすいコツなんだなと思います。

今日もよい一日にしましょう。

中元 礼子

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