Prisma Newsletter Archive - vol.３６わちゃわちゃを整える稽古

vol.３６　わちゃわちゃした状態を整える稽古

おはようございます、

中元礼子です。

月に何度か、

武学の稽古会をしています。

自分で開いたり、

仲間が開く稽古会に参加したり。

「身体と精神と心はつながっている」

とよく言われますね。

それら三つの要素の中の”身体”。

身体は習慣によって作られるので、

自分のエネルギー状態が元に戻る（＝元気）

身体のつくりかたの稽古をしに行きます。

部屋を掃除するように。

お風呂に入るように。

この稽古会で

身体がどうすれば元に戻るか？を確認し、

身に覚えさせます。

だんだん身についてくると、

日常でいつでもその「元の気」の状態を再現できるようになる。

そうすることで何がいいのか？というと、

”ちょっとうまくいってないな・・”と感じる時に

身体を整えることで

元に戻れる（元気になるし、場の状況も丁度良くなる）のです。

「ちょっとうまくいってないな・・」とは、

たとえば誰かとやりとりをしていて

“いまの話、うまく伝わってないな・・”と感じた時とか、

“そんな言い方しなくてもいいのに”とムッとした時。

うまくいってない状況は自分がつくりだしている

と、武学では捉えます。

・・ということは、

自分を変えることで、

その場をいい状況にすることも出来る

のです。

では

“自分を変える”にはどうすればいいのか？

滝に打たれるのではなく、

瞑想するのでもなく、

武学では身体を整えます。

身体を整える方法はいろいろあるのですが、

一番シンプルなのは「姿勢を整えること」。

姿勢を整えると

私たちの身体を縦横に流れている電気信号が

潤沢に流れるようになります。

それはやがて自分の外にも伝播していき、

場の状況も調っていくのです。

”雰囲気”と言うとイメージしやすいですかね？

＋＋＋＋＋

私たちを構成する

あと二つの要素＝心と精神については、

”心”はコロコロ変わるし、

”精神”も自分の軸ができていない

子どものうちは脆弱なので

大いなる文化（先人たちの知恵）に乗っかりながら培っていく必要があります。

もちろん、それもコツコツと行っていくのですが、

身体・心・精神の

三要素の中では

”身体”から調え始めると

一番早くそうなれるのです。

そんなわけで

稽古会をやっています。

稽古会ではいろいろな気づきがありますが、

私の昨日の一番の収獲は

「ど真ん中に関わっていく」ということでした。

自分の状態を整えて

（＝自分ひとりがこうしたい！と意気込むのではなく）

相手のど真ん中に向かって取り組む。

（＝相手はどういう状態なのか？相手の真の幸せは？に照準を合わせる）

そうすると、場の状況が

「こうなるといいな」と祈る方向へ自然といきます。

おもしろいことに、

自分が相手のど真ん中に関わっていかないと

状況は”こうなるといいな”と祈るほうへいかないのです。

これを稽古会の時だけではなく、

日常で武学を知らない方と

やりとりをしながら起こせるように

稽古しています。

結局自分の「姿勢」と「取り組み方」次第なんだな・・・

に行きつきます。

こうして定期的に

自分が崩れていないか？

ど真ん中に関わろうとするってどういうことか？

などを確認できる場があるのは、大変助かります。

来月は6月16日（木）の午後に

蒲生ふるさと交流館という会場で稽古会を開きますので、

身体から自分を整えたいなと思われる方は

ぜひご参加ください。

それでは本日も有意義な一日にしましょう。

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発行責任者　中元礼子

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