【政府支持者が抗議者の集団に車で突入】(Y)
ベエルシェバで10日、政府に抗議する約100人のデモ隊に男性が車で突入する事件が発生。司法制度改革に抗議する数十人の学生などが集まっていた歩道に乗り上げた後、車から出てきて集団に対し罵声を上げていたとのこと。男性は取り調べで、容疑を否認している。野党代表のラピド氏は「政府による扇動は流血を招く」と非難・警告した。(1/10)
【アッバス党首が他のアラブ議員たちを批判】(Yへ)
同紙のネット番組でラアム党のアッバス党首が、「与党にも野党にも属せず、アラブ人社会のためになる政策もゼロ」と他のアラブ政党のリーダーたちを非難した。「どんな政権であっても倒すことしか考えておらず、協力のための共通項を探そうともしていない。アラブ人の多くが、彼らがなぜ国会にいるのか疑問に思っているだろう」と述べた。(1/10)
【極右議員が野党党首たちの逮捕を要求】(Yへ, Hへ)
極右・ユダヤ人の力党の議員が、ラピド前首相やガンツ前防衛省が戦争のレトリックを用いて現政権を攻撃しているとし、彼らを国家反逆罪の疑いで逮捕すべきだと訴えた。両氏は「民主主義はこうして1日で崩れていくのだ」と批判する一方、他の極右議員からは「友からの悲痛な叫び」とかばう声が上がっている。(1/10)
【首相が司法制度改正案に言及】(P)
ネタニヤフ首相は10日の会見で司法改革と民主主義について言及、与党・野党を同時に非難した。ラピド前首相の逮捕を求めた極右議員たちに対し「民主主義では野党党首たちの逮捕はあり得ない」と牽制しつつ、「政権をナチスに例えることは許されない。言論・世論にも境界線はある。」と野党側も批判した。司法権を抑制するレビン法相の改革については、国会による民主主義を強めるものだ、と強調し必要性を説いた。(1/11)
【首相が極右政党のコメントを撤回】(Y)
ネタニヤフ首相は極右政党が「ガンツ氏とラピード氏は祖国への裏切りで逮捕されるべきだ」という発言をヘルツェグ大統領との会談で撤回。(1/11)
【超正統派シャス党首94歳で逝去】(Y)
超正統派シャス党の宗教指導者であるバダニ氏が持病の悪化により11日病院で逝去した。同氏は昨年8月に逝去したコーヘン氏の後任だった。(1/11)
【経済相と首相、新経済政策を発表】(Y)
ネタニヤフ首相とスモトリッチ経済相は物価高騰の対策として、固定資産税増税の1年間の凍結やガソリンの0.1%の値下げ、電気・水道料金の値上げ幅を70%抑えると発表した。(1/12)
【外相がEU、クロアチア、キプロス、グアテマラ代表と会談】(Y)
コーエン外相は12日上記代表と会談した。同氏はEU-イスラエル協定理事会はエルサレムとブリュッセル関係にとって重要な役割を果たしたと強調。(1/12)
【最高裁長官が司法改革を痛烈に非難】(P, H, Y)
ハユット最高裁長官がレビン法相の発表した改革案について、司法権の独立を損なうものであり、イスラエルの民主主義に致命傷を負わせるものだ、と激しく非難した。選挙で選ばれた多数派による統治のみが民主主義ではなく、裁判所という政府に対する審査制度がなければならず、発表された司法改革は事実上の司法解体だ、と述べた。裁判所のトップが、内閣を直接批判するのは異例。直後にレビン法相は「裁判所は国民の決定や国会を無視する政党と化した」とハユット氏を非難した。(1/12) |