ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安
【パレスチナ、イスラエルとの安全保障協力を停止】(J,Y,Hヘ)
パレスチナのアッバス議長の報道官は26日、ジェニンの戦闘・イスラム聖戦メンバーの戦死を受けてパレスチナの全派閥に団結を呼びかけ、イスラエルとの治安協力をすべて終了すると発表した。前回実際に停止されたのはトランプ政権時の2020年5月で、半年後に再開されていた。(1/27)

【エルサレムでテロ、7人死亡】(P,Y,H)
27日夜(安息日開始直後)に、シナゴグでの礼拝者を含む7人が銃で撃たれて死亡、3人が怪我を負った。犯人はイスラエルの身分証明書を保持する21歳の東エルサレム住民で、現場で射殺された。(1/28)

【シナゴグ銃撃犯の家で15人逮捕】(P,Yヘ)
国防軍(IDF)は28日、前夜にシナゴグを襲撃し7人を殺害したアルカム容疑者宅に15人の少年を発見し、逮捕した。また容疑者の両親は取り調べのため一時身柄を拘束され、他にも親族や知人など45人が逮捕された。(1/28)

【24時間で2回目の銃撃事件発生】(P)
28日朝、ダビデの街遺跡付近で13歳のパレスチナ少年が礼拝に来ていたイスラエル父子を銃で襲撃。22歳の息子は休暇中のIDF兵で応戦した。少年は重傷を負い、父子は軽傷と重傷だが安定状態。警察は少年宅に捜査に入り、両親を逮捕した。(1/28)

【シリアからの密入国者に銃撃】(P,Yヘ)
IDFはシリア国境の南ゴラン高原で密入国しようとした2人の男性を攻撃。2人は武装しており1名は銃弾を受け、治療を受けたが死亡。もう1名はシリア領内に逃亡した。IDFによると、シリアからイスラエル領への侵入者が最近増えているよう。(1/29)

【閣僚宅付近でパレスチナ男性死亡】(P)
28日夜、スモトリッチ財務相が住む西岸地区の入植地に、武装したパレスチナ男性が入ろうと接近。パトロール隊が発砲、男性は死亡した。事件後、周囲には自宅での避難命令が出され、日曜朝に安全が確認された。(1/29)

【イスラエルがイラン軍事工場にドローン攻撃か】(P,Y,H)
イラン中部のミサイル工場で起こった爆発について、イスラエルによるドローンを使った攻撃ではないか、と海外の情報筋が伝えた。またこの攻撃の目的はロシアの援助を受けイランがマッハ5以上の極超音速兵器の開発を進めており、その阻止行為ではと予測されている。(1/29)

【パレスチナ、アメリカからの圧力を要請】(P)
CIA長官との会談で、パレスチナのアッバス議長は「イスラエルのパレスチナ民族への攻撃」について触れ、アメリカによるイスラエルに対する圧力・介入の必要があると強調した。また議長は、67年の境界線と国連の決定事項を基にした「東エルサレムを首都とするパレスチナ国家の建国の必要性」という従来の立場を長官に述べた。(1/29)

【ヘブロンで国防軍同士の揉め事が暴力事件に】(P)
ヘブロン駐屯地入口で、ゴラニ旅団の兵士たちがユダ旅団基地への入場を認めず揉め事が起こり、旅団の兵士たちによるユダ旅団大隊長ともう1人の士官への集団リンチへと発展した。ヘブロン常駐のユダ旅団と現在ヘブロンに配置のゴラニ旅団間では緊張があり、前日にはユダ旅団士官がゴラニ旅団の兵士たちを「ならず者」と呼ぶ等いざこざが発生していた。国防軍からは「両旅団からの事情聴取をして捜査中である」との報告。(1/30)
内政
【アラブ政党、ジェニン作戦を非難】(P)
アラブ政党「ラアム」がIDFのジェニン難民キャンプでの作戦を「忌まわしい大虐殺であり、新政府が進める占領の真の姿を明らかにした」と公式声明で非難した。ガラント防衛相はこれに対し同政党がテロを支援していると応戦、批判している。(1/27)

【米国務長官、緊張の中カイロ訪問】(P)
ブリンケン米国務長官は30日に予定通りイスラエルを訪問し、中東の平和問題について話し合う予定。イスラエル・パレスチナ間の緊迫化や安全保障協力の停止を受け、アメリカに住むユダヤ人・パレスチナ人の指導者らと訪問前に議論していた。(1/28)

【前防衛相、国民の団結を呼びかけ】(Y)
ガンツ前防衛相は29日、テロに対して一致団結するよう呼びかけた。テロ現場の訪問時に罵声を浴びせられたことを受け、「被害者への追悼と回復への祈りは国民が皆共有するもの。テロの影響で分裂することなく治安部隊のみに仕事をさせるべき」とコメントした。テロの現場では野党議員や記者たちに、暴言や野次が飛んでいた。(1/30)

【米国ビザ免除目前か】(P,Y,H)
在イアメリカ大使館は30日、ビザの却下率が全体の3%に減ったことを受け、イスラエル国民へのビザ免除が実現に近づいていると発表した。中東最大の同盟国ではあるが、イスラエル人は現在アメリカへのビザが必要。コーヘン外相は「今年中にイスラエル人は、ビザなしでアメリカを訪問できるだろう」と発表。しかしアメリカは免除の条件に、アラブやパレスチナ系アメリカ人のイスラエルへの自由な入国を求めている。(1/30)

【米国務長官とネタニヤフ首相が会談】(P,Y,H)
ブリンケン国務長官がイスラエルに到着。ネタニヤフ首相と会談の後、共同記者会見を行った。ブリンケン氏は「イランが核兵器を持つべきでないという意見について我々は一致している」とし、対イランにおける共闘を強調。またネタニヤフ政権が進める司法改革に関しては「広くコンセンサスを得ることが、最も効果的」と間接的に言及、懸念を示した。それに対し首相は「イスラエルとアメリカは強い民主主義国という価値観を共有しており、両国ともに強い民主主義国であり続けるだろう」と、述べた。(1/30)

【ウクライナに装甲救急車3台派遣】(P)
防衛省は30日、ウクライナに装甲救急車3台を派遣したと発表。車両にはモニター、除細動器、酸素システムなどの救急医療機器が搭載されている。イスラエルからウクライナに派遣された装甲救急車は計4台となった。(1/30)
国際情勢
【ロシア、ラトビア大使に国外退去命令】(P)
ロシア外務省はラトビア大使に2週間以内に出国することを要請。ラトビアの首都リガのロシアとの国交制限を受け、大使代理を呼んで要請した。(1/27)

【ゼレンスキー大統領、エルサレムテロを非難】(P)
ウクライナのゼレンスキー大統領はエルサレムで起きたテロの被害者のうちにウクライナ人がいた事を受け、テロ攻撃を非難。「我々はイスラエルと悲しみを共にする」と被害者を追悼した。(1/28)

【アフガン女生徒、入試受けられず】(P)
タリバンが支配しているアフガニスタンの教育省は12月に国内の私立大学に対し、来月の入学試験に女子生徒を許可しないよう要請したことが分かった。また同政府はNGO職員に女性を許さず、国内の女子校も殆ど閉鎖されている様子。この方針には国際的にも批判の声が上がっている。(1/28)

【ローマ教皇、イスラエルとパレスチナに呼びかけ】(P)
ローマ教皇フランシスコはイスラエル・パレスチナ間の緊張についてのニュースを受け、「死のスパイラルが二者の僅かな信頼の糸を切ろうとしている」とコメントし「双方の政府に一刻も早く対話と平和への模索を」願った。(1/29)

【UAE博物館、トーラーの巻物公開】(P)
アラブ首長国連邦(UAE)の私立博物館が28日、ホロコーストを生き延びたトーラーの巻物を公開した。ドバイの「文明の十字路博物館」の創設者マンスーリ氏は、ホロコースト記念日にちなみこの出来事を「否定に対する大きな一撃」と位置づけ、アラブ諸国とイスラエル間での歴史の相互理解を願った。(1/29)

【ロシア、イスラエルとアメリカに脅迫めいた牽制か】(P)
現地報道によると、イランでのドローン攻撃を受けロシアが「このような破壊的行為は、中東の平穏・安定に予想以上の結果をもたらすだろう。イランの弱体化は、無益な望みだ」とコメントした。攻撃に関与したとされる、イスラエルとアメリカへの脅迫めいた牽制ではと考えられる。米報道官は関与を否定しており、イスラエルはコメントを控えているが、米有力紙はイスラエルの関与を主張。(1/30)

【イスラム教徒が反ユダヤデモ阻止】(P)
スウェーデン外務省は先週木曜日、トーラーの巻物の焚書を含む反ユダヤデモを阻止したと発表。デモを主導したのは現地在住のエジプト人作家。後に現地のラビがデモ中止のために地域のイスラム教指導者が働きかけてくれた、と明かした。(1/30)
◯ 文化
【30年間で約5万人の生存者帰還】(Y)
ホロコースト記念日にちなんで、帰還省は30年間で5.2万人のホロコースト生存者が帰還したと報告。そのうち500人はウクライナ戦争がきっかけで帰還している。(1/27)

【アウシュビッツの子供靴保存に挑戦】(P)
アウシュビッツ=ビルケナウ収容所財団は収容所で亡くなった子ども達の靴8000足の保存に向け、18万ドルのクラウドファンディング募金に挑戦。同収容所跡地には戦時中に亡くなった犠牲者の靴が山積みになっている。(1/27)

[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、シオンとの架け橋からのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは sorami@zion-jpn.or.jp よりsorami@zion-jpn.or.jp 宛に送信しております。
シオンとの架け橋、京都府


配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する