【古代ローマ時代の遺跡現存の理由を究明】(P,H)
研究者はローマ時代の遺跡が長く残されている理由を解明したと発表。
ローマ時代のセメントは火山岩や火山灰、生石灰と海水が主な材料だが、ひび割れた部分の生石灰と海水が触れることで再結晶化し、約2000年もの間強度を保つことができる。古代ローマ式と現代のセメントを比較したところ、前者の方が耐久性が高いことが証明された。イスラエルではヘロデ大王時代以降、ローマ建築が急速に普及していったため、カイサリアなどの遺跡を紐解くヒントになるのではと考えられている。(1/7)
【イエス時代の巡礼道、エルサレムで蘇る】(P)
2004年に発見され、ダビデの町の南端にあるシロアム池から神殿まで続く階段道が、2年後には一般公開される見通しだと発表された。1世紀のローマ総督ピラトにより建設され、当時のユダヤ人たちが巡礼の際に利用されたため「巡礼の道」とも呼ばれている。先月にはシロアム池の全貌を解明するための発掘開始が発表されるなど、ダビデの町では1世紀に関する発掘が進んでいる。(1/8)
【欧米からの帰還民減少、物価の高騰が原因か】(P)
帰還省の調べによると、西洋諸国からの帰還移民が30%減少したと同相が議会で報告。同省は物価高騰が原因と推測している。帰還移民は過去10年間で35万人に上り、昨年はウクライナ戦争の影響で過去最多の7万4370人がイスラエルに帰還している。(1/9) |