ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【ヒズボラがIDF北部基地を空爆】(Y)
ヒズボラは9日、IDF北部軍部基地を自爆無人機で攻撃。IDFはインフラに軽度の被害を受けたものの、運用は通常通りであると発表した。ヒズボラ副事務総長は、戦争の激化は求めないがイスラエルが激化を望むならば対立は避けられないと会見で述べた。(1/9)

【10月7日のテロ攻撃は2014年からの計画】(Y)
ハマス軍事部門の関係者が英のアラビア語紙に対し、10月7日の攻撃に関してはヌフバ精鋭部隊の約70人しか事前に知らされていなかったと証言した。同部隊による計画・訓練は2014年から行われていたが、ハマス司令官の大半も知らされたのは実行の数時間前だったとのこと。
(1/10)

【UNRWA教師がハマス攻撃を称賛か】(Y,P)
国連監視団体によると、3000人を超えるSNSのグループ上でUNRWAの教師らが10月7日のハマス攻撃を称賛していた。教師は主にガザ地区の住民が雇用されており、同団体事務局長はテロ扇動の根源だと批判した。(1/10)

【ヨルダンからの武器密輸摘発】(Y)
警察とシンベトの捜査により、ヨルダンからイスラエルのテロ組織や犯罪組織へ武器を密輸するネットワークが摘発された。この捜査により2人の容疑者が武器密輸や外国人の移送容疑で逮捕された。(1/10)

【新防空システム実験成功】(P)
防衛省とラファエル社は新防空システムの実験を成功したと発表。運用困難な状況下でも無人機攻撃などの迎撃ができるかなどが計測されたという。(1/10)

【拉致被害者が入れられていた檻を発見】(Y,P)
国防軍が、ハンユニスの地下のトンネルから拉致被害者が収容されていた檻が発見されたと、映像とともに発表。地下20mの深さにある3階構成のトンネルで、トイレや冷房設備などもありテロリストが長期滞在できるようになっている。国防軍によると建設には数百万シェケル(数千万~1億円以上)が掛かったよう。
(1/11)

内政

【人質の家族が人道支援トラック阻止を試み】(Y)
家族をハマスに人質に取られている人々がガザ地区への人道支援トラックを阻止するためエジプト国境に向かったが、警察に阻止された。人質解放に対する政府の策への不満からこのような行動に至ったという。(1/9)

【増えるアラブ社会での暴力行為】(P)
アラブ社会向上を目的とする市民社会団体が、2023年に発生したアラブ社会内の殺人事件数が前年の2.2倍、247件だったと発表。レポート内によると若い女性をはじめ未成年の被害者が多く、極右勢力を含む政府の影響や高い失業率による貧窮、アラブ社会に色濃く残る家族観や復讐行為などが原因として考えられる。
(1/10)

国際情勢

【サウジが国交正常化に意欲か】(Y,P)
英報道によると、サウジアラビアはイスラエルとの国交正常化に意欲を見せているが、パレスチナ国家の成立が必須だと考えている。国交正常化の意欲についてはイスラエルを訪問中のブリンケン米国務長官も示唆していた。(1/9)

【国連大使が人質の誕生日を記念】(Y,P)
イスラエル国連大使は国連総会で、家族と共にハマスに人質に取られている幼児の1歳の誕生日を祝った。同氏は誕生日ケーキを壇上に置き、人質らが約100日間拘束されていることを強調した。(1/9)

【イスラエルが10月7日に関するHPを開設】(Y)
国際司法裁判所での審理を翌日に控え、イスラエルは10月7日のハマスによる虐殺のビデオなどの資料を開設したHPで公開。メディアのみに公開されていた47分の映像やその他ハマス戦闘員のボディカメラの映像などが視聴できるが、遺族への配慮からイスラエル内からは閲覧不可。
(1/10)

【南アのクリスチャンが同国のICJ提訴に反発】(P)
南アフリカの数十のキリスト教団体が、国際裁判所での提訴を受けて同国政府へ提訴撤回を求める共同文書を発表。平和のための仲裁者となるよう祈ったが政府は一方のみについてしまい、ハマスに対する非難がないことに対する批判がされている。また国内の失策への批判をかわすためのものでは、との声も。
(1/10)

【南ア:イスラエルはジェノサイドを実行】(Y,P,H)
国際司法裁判所にてイスラエルのガザ攻撃に関する審理が開始され、提訴した南ア側の陳述があった。イスラエルはジェノサイドを行う意図を持っており、一般市民が犠牲になるような攻撃を故意に行い、ガザの人口増加を防ぐために女性たちの安全な出産を妨げている、などとの主張を展開。またネタニヤフ首相やガラント防衛相や極右閣僚の「核兵器も選択肢」などのコメントが引用し、政府中枢部に集団虐殺的意図が共有されている、と述べた。
(1/11)

【ネタニヤフ:テロと同時に嘘との戦い】(Y,P,H)
南アの答弁を受けてネタニヤフ首相は、「今日私たちは、世界がひっくり返ったのを目にした。イスラエルはジェノサイドと戦っている真最中に、ジェノサイドだと非難されている。天にまで届く偽善だ」とコメント。イスラエルが戦っているのはテロリストであると強調し、テロだけでなく嘘との戦争も戦っていると述べ、南アに対しては「シリアやイエメンでハマスの仲間たちにより百万人以上が犠牲になった時は、どこにいたのか」と批判した。
(1/11)

【カタール仲裁により拉致被害者へ必要な薬が?】(Y,P,H)
未だガザに監禁されている被害者に対して必要不可欠な薬品を供給するため、仲介役のカタールがハマスと量や輸送方法など具体的な話し合いを行っている模様。被害者の家族がカタール首相と面会し薬の投与が必要な被害者が居ると訴え、カタールがハマスに働きかけた模様。イスラエル側の関係者も報道を受け、交渉が進んでいることを認めている。
(1/11)

◯ 文化

【2023年は観光客が大幅回復していた】(Y)
イスラエルの観光は昨年の開戦前まで目覚ましい回復を遂げ、301万人の観光客数と48億5000万ドルの経済効果をもたらした。また開戦までに米国からの観光客数が10%増加し、新記録を達成した。(1/9)

【イスラエルがアイスホッケーの国際大会に出場停止】(Y,P)
国際アイスホッケー連盟が安全保障の観点から、イスラエル代表の国際大会出場を停止すると発表した。ウクライナ侵攻を受けロシア・ベラルーシ代表へも同様の処分が行われており、明言はされていないがガザ戦争を受けての決定。これにより来月のU20W世界選手権や、3月の女子世界選手権への出場が叶わなくなった。
(1/11)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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