ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【ガザ民間人に警告】(Y,P)
IDFは13日夜にガザ地区に住む約60万人に、今後24時間以内に南部の飛び地に避難するよう警告した。関係者によると地上侵攻は10月14日以降に始まる予定。(10/13)

 

【ハッキング被害増加】(P)
戦時下においてハッキング被害が増加しており、学校のオンライン授業が妨害されるなど幅広い被害が発生。専門家はイスラエル企業に対し無料のセキュリティサービス提供を開始した。(10/13)

 

【ハマス被害者侮辱でピザ屋閉鎖】(Y)
IDFは13日夜、ヨルダン川西岸地区のフワラにあるピザ屋を閉鎖。ガザ国境でハマスにより誘拐された90歳女性の写真を使用して侮辱するような広告を出していたため。ピザ屋のオーナーは逮捕され、取り調べを受けた。(10/13)

 

【地上作戦で遺体発見】(P)
13日夜、IDF部隊が実施したガザへの地上作戦でイスラエル人の遺体が発見された。遺体はイスラエルに移送された。(10/13)

 

【サイバー戦争も勃発か】(Y)
ソーシャルメディア上の扇動やハッキングによる攻撃が増加している。サイバー企業CEOはハマスに有利なメッセージを広めるボットがイスラエルの分断を深め、悪化させようと試みていると述べた。また親パレスチナのハッカー集団はすでにイスラエルを標的とした攻撃を試みている。(10/14)

 

【ロケット弾攻撃により19歳の若者死亡】(P)
エルサレムの西に位置するアブ・ゴーシュで9日のハマスのロケット弾攻撃により19歳男性が負傷し、14日に死亡。男性はシェルターに逃げられず、ロケット弾の破片により負傷した。今年からヘブライ大学で学ぶ予定だった。(10/14)

 

【パレスチナ人もテロ被害に】(P)
ガザ出身で現在イスラエルに住んでいるパレスチナ人一家は、南部のスデロットで家族がハマスに殺害された。家族は「ハマスは殺人者であり、テロリストだ。我々は全員を抹殺すべきであり、ガザは平地にされるべきだ。私にはガザに家族がいるが、ガザは平地にされるべきだと思う。」と述べた。(10/14)

 

【ヨルダン川西岸地区から無謀運転】(P)
警察によると14日朝、ヨルダン川西岸地区からエルサレムに向かう車両が警察の停止命令を無視し無謀運転。その後逆走し警察車両に衝突して停止した。国境警察が発砲し男性は死亡。男性の身元捜査が開始された。(10/14)

 

【ガザ地上作戦目前か】(Y,P)
数日以内にIDFがガザ地区への地上作戦を行う予定について、米報道はもし行われれば2006年のレバノン侵攻以来最大の地上作戦となるだろうと予測。IDFはガザ地区の民間人に対し避難を呼びかけているが、ハマスはイスラエルのプロパガンダだと呼び民間人に避難しないよう伝えている。(10/15)

 

【被害現場明らかに】(Y)
7日のハマス攻撃から9日が経ち、凄惨な現場が報道機関に公開された。ニル・オズという集落では400人の村人のうち100人が殺害または拉致されたという。(10/15)

 

【寄付金を悪用か】(P)
警察は数百万シェケル相当の兵士への寄付金をだまし取ろうとしたイスラエル企業を摘発。海外から軍用防護服を輸入できると謳っていたが、規格外の防護服だったことが判明。(10/15)

 

【北部で緊張】(P,H)
北部での緊張が続いている。15日にガリラヤ地方でサイレンが響き、8人がロケット弾による負傷し病院に搬送された。この攻撃にはレバノンのハマスが声明を発表。またヒズボラとの戦闘も続いている。(10/15)

 

【国内のハマス支援取締まりへ】(P)
州検事局は16日、国内のハマス支持者の活動に対し警察が捜査に当たると発表。既に100人以上に容疑がかけられており、一部は逮捕された。この決定は安全保障への懸念と、国内でのテロ支援表明と闘うという確固たる決意を踏まえて行われたとのこと。(10/16)

 

【ロケット弾で女性が負傷】(P)
16日にハマスがテルアビブやエルサレムを含むイスラエル中部にロケット弾を発射し、女性が負傷。女性は破片により手足が傷つき、意識はあるものの外に倒れていた。救急搬送され現在は状態は安定している。(10/16)

内政

【2億ドル相当の寄付集まる】(P)
イスラエル債券公社は戦争勃発時から世界中で寄付を集め、その金額は2億ドルの債券販売価格まで到達した。多くの投資は米国州から行われた。(10/13)

 

【親イスラエル団体30ヶ国以上で支持表明】(P)
30ヶ国以上のイスラエル同盟党議長は12日、公開書簡の中でイスラエルの戦争への支持を表明。「イスラエルは攻撃に対して驚くべき自制心と回復力を示してきた」と書簡で述べた。(10/13)

 

【米国防長官が来訪】(Y)
オースティン米国防長官が来訪し、ネタニヤフ首相とガラント防衛相と会談。演説では今は偽りの平等や中立を主張する時ではないと述べ、米国の戦争への関心を再度強調した。(10/14)

 

【サウジとの国交回復は延期か】(Y)
関係者によると、サウジアラビアはイスラエルとの国交正常化プロセスを凍結しており、同国の外交政策の優先事項を再考する姿勢を示している。同国皇太子がイラン大統領と電話会談したという情報も。(10/14)

 

【予備役兵に装備不足】(Y)
予備役兵らは招集に応じてガザに入る準備ができているが、軍からも最低限の防護服は提供されていないと声を上げている。電力が遮断された場合適切な暗視装備やバッテリーがなければ敵の姿が見えず、命の危険にさらされる危険が。(10/14)

 

【ハマス襲撃計画文書入手】(Y,P)
米大手メディアがイスラエル南部で殺害されたハマステロリストから回収された文書を公表。その中にはネゲブ砂漠にある宗教的集落(キブツ)の子供や若者を標的にする詳細な計画が示されていた。文書には「できるだけ多く殺害せよ」「人質を捕らえよ」などの命令も記されていた。(10/14)

 

【南部へ緊急支援】(P)
ユダヤ機関は14日、ガザ国境のイスラエル南部コミュニティを支援するため、1千万シェケル相当の緊急支援基金を設立したと発表した。支援金の送付は15日から行われる予定。(10/14)

 

【ガザへの作戦準備へ】(P)
IDFのハガリ准将は14日夜、テロ組織ハマスに対し空海陸からの連携攻撃を含む広範な攻撃を実行する準備を進めていると示唆。また14日夜に国家安全保障会議長官は、ハマスを根絶することが目標だと強調した。(10/14)

 

【ハマス使用の武器公開】(Y)
IDFは15日にハマスが攻撃に使用した武器を公開した。ランチャーや地雷、手榴弾や対空ロケット弾が含まれており、攻撃にあたり慎重な計画と実行に多大な投資を行ってきたことが明らかになった。(10/15)

 

【南部前線の市民安全確保へ】(P)
スデロット市長は15日、市民に対し少なくとも来週の市外ホテル滞在や必需品のために資金を提供すると発表。予測される軍事作戦の影響で市民が危険にさらされる可能性を受けて。(10/15)

 

【ガザ地区へ給水再開】(P)
カッツエネルギー相は、ネタニヤフ首相とバイデン米国大統領が15日にガザ南部への給水再開で合意に達したと述べた。7日のハマス侵攻と人質誘拐をうけ給水を停止していた。(10/15)

 

【政府の失敗を明言】(P)
スモトリッチ経済相は15日の会見で、ハマス攻撃についての政府の責任を述べた。同相は「この国の指導体制と防衛体制は、国民の安全を維持することに失敗した。」と語り、これからの社会経済や最前線の管理に責任を負うと誓った。(10/15)

 

【ガザ国境コミュニティに支援】(P)
ユダヤ人支援団体のKKL-JNF理事会は16日、ガザ地区コミュニティに900万シェケル相当の緊急基金を提供することを決定した。支援には避難所や発電機、緊急チームの機器、緊急消耗品機器、コンピューター機器などが含まれる。(10/16)

 

【現場の動画を公開】(Y)
外務省デジタル部は15日、ハマス攻撃の凄惨な現場を伝えるため、国際的な視聴者を対象に非常に生々しい一連の動画をソーシャルメディア上で公開した。映像にはハマス虐殺犠牲者の一部の映像が映っており、医師らが声を詰まらせながら英語とスペイン語で犠牲者の殺害方法を説明した。(10/16)

 

【綿密な計画が明らかに】(Y)
ハマス攻撃の現場やテロリストから回収した文書により、ハマスが何年もかけて計画してきた内容が明らかに。テロリストらは占拠した村落に1ヶ月の滞在を予定しており、食料や常温飲料も持ち込まれていた。(10/16)

 

【冬季会期が開始】(P)
国会の冬季会期は16日、先週のハマス攻撃で殺害された1,300人以上の国民への黙とうをもって開始された。途中でサイレンが2度鳴り中断されつつも、ヘルツォグ大統領やネタニヤフ首相によって演説が行われた。今会期は司法改革の法案が検討される予定だったが、戦争関連法案の検討のみが予定されている。(10/16)

 

【寄付装備に欠陥品が】(P)
IDFは16日、寄付された軍用装備の中に欠陥品の防弾チョッキ数十着が含まれていたと発表。適合性チェックに合格していない装備品を譲渡しないよう求めている。(10/16)

国際情勢

【米国がチャーター手配】(P)
米政府はイスラエルからの出国を希望する米国人のため、13日から欧州行きのチャーター便を手配すると発表。乗客は欧州より自分で移動手段を手配する必要がある。(10/13)

 

【NGO団体が毒物使用と非難】(P)
国際人権NGO団体のヒューマン・ライツ・ウォッチはイスラエル軍がハマスとの戦闘に白リン弾を使用したと非難。軍はこの疑惑に対し否定する声明を発表。(10/13)

 

【怒りの日に警戒】(Y)
ヨーロッパのユダヤ人教育機関はハマス指導者が14日に全世界的な怒りの日を呼びかけたことを受けて、安全上措置を強化。過去4日間に全国で89件以上の反ユダヤ主義事件が発生したイギリスでは、ユダヤ人学校を16日まで休校すると発表。(10/13)

 

【米大手コーヒー社労働組合反応が炎上】(Y)
スターバックス労働組合のサイトに親パレスチナ的投稿が挙げられ、ソーシャルメディア上で同社のボイコットを求める声が上がった。(10/13)

 

【ガザ地区からの避難は難しいか】(P)
ガザ地区からの避難民の脱出に関して周辺のアラブ諸国からは懸念の声が上がっている。パレスチナ人の国家建設が危ぶまれるのではというアラブ人全体の懸念か。(10/13)

 

【米大統領が被害者家族と電話会談】(Y)
バイデン米大統領は米国籍でハマスに誘拐された人々の家族と電話で会談。電話は1時間半に及び、同大統領は誘拐された人々を安全に帰すと約束した。(10/14)

 

【ヨーロッパのハマス工作員への対処を】(P)
ドイツ連邦情報機関は、中央ヨーロッパで活動する推定450人のハマス工作員をリストアップした。これに対しIDSFの創始者で退役准将のアビビ氏はドイツが行動を起こすべきだと述べた。(10/14)

 

【イランはハマス指導者と会談】(Y)
イラン外務大臣はカタールでハマス指導者と会談。またイランはソーシャルメディアへの投稿で、イスラエルの「戦争犯罪と大量虐殺」を止めなければ「広範囲にわたる影響」をもたらす可能性があると警告した。(10/15)

 

【アッバス議長はハマス批判か】(Y,P)
パレスチナ自治政府のアッバス議長はベネズエラ大統領との電話会談で、パレスチナ開放機構が「人民の唯一の正当な代表」だと述べた。また15日に同議長のコメントが発表されていたが、ハマスへの批判の部分のみ後に消されていた。(10/15)

 

【ガザ住民への避難回廊設置求める】(P)
メキシコ当局とウクライナ当局は14日、別々にイスラエルに対しガザ住民への避難経路を開設するよう求めた。ウクライナ外務省はガザ地区在住のウクライナ国籍の人物がガザから避難できない現状についてイスラエルに抗議の書簡を送ったとも。(10/15)

 

【ゼレンスキー大統領が訪問試み】(Y)
ゼレンスキーウクライナ大統領がブリンケン米国務長官とともにイスラエルへの連帯訪問を希望したが、イスラエルに断られていたことが判明。イスラエル当局は、今は適切な時ではないが、今後訪問がある可能性があると述べた。(10/16)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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