ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【ガザ地区でヒトラー著作発見】(Y)
IDF兵はガザ地区のハマス組織兵宅で、アラビア語に翻訳されたヒトラー著の『我が闘争』のコピーを発見。本を見つけた兵はホロコースト生存者の孫で、祖父と当時の様子についてよく話していたという。(12/1)

 

【約11発のロケットが中部に発射】(Y,P)
2日夕方、最低でも11発のロケット弾がガザ地区からテルアビブ地域を含むイスラエル中部に向けて発射された。ほとんどのロケット弾はミサイル迎撃システム「アイアンドーム」によって迎撃された。テルアビブでは数万人規模のデモが行われていた。(12/2)

 

【戦闘再開、ハマス司令官死亡】(Y,P)
IDFのハレヴィ中将は3日、IDFがガザ地区南部で正式に地上作戦を開始したと発表。作戦中にハマスのシャティ大隊司令官を排除したと発表した。(12/3)

 

【800以上のトンネル発見】(Y,P)
ガザ地区での地上作戦開始以来、IDFは800ヶ所以上の地下トンネルを発見し、うち500ヶ所を破壊。トンネルの多くは学校や幼稚園、モスク、遊び場などの民間施設付近や内部に設置されていた。(12/3)

 

【空爆にも細心の注意】(P)
ガザ地上作戦開始以来、IDF空軍特別統合作戦部隊は1万回以上の空爆を行った。作戦には精密機器使用と地上部隊との連携により、前進する地上部隊の150m以内を攻撃することに成功。地上部隊への誤射や民間人の被害が殆どなくなったという。(12/3)

 

【南部へ大規模攻撃】(Y)
IDFは激しい砲撃と大規模空爆を行い、ガザ地区のジャバリヤ難民キャンプとシジャイヤ地区、さらに南部のハーンユニスへの進軍を強化している。軍の目標は郊外にあるハマス監視所の排除と敵陣地の解明で、数千人の兵士と数百台の戦車が配備されている。(12/4)

 

【ハマスのロケット弾がIDF基地直撃していた】(Y)
10月7日にハマスが発射したロケット弾がIDFのミサイル基地を直撃していたことがわかった。保管されていたミサイルには核弾頭が搭載可能だった。ミサイル弾には影響がなかったが、施設付近で火災が発生したという。(12/4)

内政

【大統領がCOP28出席】(P)
ヘルツォグ大統領は1日、COP28に出席。会議外ではカタール首長やブラジル大統領、インド首相、イギリス国王と会談した。会談では人質解放の人道的義務を強調した。(12/1)

 

【農業に大きな影響】(P)戦争開始以来、イスラエルの農業は壊滅的な影響を受けている。389人の農家に調査したところ、89%が何らかの被害を受けており、96%が今後3ヶ月以内に影響を受ける予想をしていることが判明。従業員不足や市場の混乱、農場へのアクセスが困難である等の影響が。(12/2)

 

【最後まで戦闘続ける意思】(Y)
ネタニヤフ首相は2日、IDFは捕虜の解放とハマスの排除、ガザ地区の脅威撤廃を目指し引き続き活動すると述べた。IDFは戦争再開以来24時間で400ヶ所の標的を破壊し、ハーンユニスとベイトラヒアでテロ組織兵を排除した。(12/2)

 

【国内のアラブ系意見分かれる】(P)
アラブ系イスラエル人への世論調査によると、半数以上がハマスの7日虐殺が女性や子どもを主な標的にしていたと信じているが、その責任の所在や行動が紛争解決に通じるかどうかは意見が分かれていることが分かった。また、7日以来69.8%がユダヤ人とアラブ人間の連帯が弱まったと感じていると答えた。(12/3)

 

【停戦失効後に7名の捕虜死亡宣言】(P)
医療委員会はハマスに拘束されている人質の中で行方不明者の一部を監禁死亡と宣言している。専門家は人質の証言や7日の暴行の映像を参照しており、停戦協定の失効以来当局は民間人6名と陸軍大佐1名が捕虜として死亡したと発表。(12/3)

 

【パレスチナ人失職、外国人労働者雇用か】(P)
ヨルダン川西岸地区から働きに来ていた約16万人のパレスチナ人が、国境検問所の閉鎖と仕事へのアクセス制限により、失職の危険にさらされている。また、国連国際労働機関によると、数千人のガザ地区労働者が送り返されている。一方建設業や農業、ホテル業では人員が不足しており、イスラエル建設協会は少なくとも6万人の外国人労働者雇用を目指すよう政府に求めたとのこと。(12/4)

 

【アルゼンチン次期大統領に謝意】(P)
ネタニヤフ首相は4日、アルゼンチンの次期大統領ミレイ氏と電話で会談し、アルゼンチン大使館をエルサレムに移転する意向に謝意を示した。同氏は外交政策に関して強力な親イスラエルの姿勢を取ると繰り返し述べている。(12/4)

国際情勢

【過激派入植者へのビザ発給停止か】(Y,P)
米政府はヨルダン川西岸地区でパレスチナ民間人に対する暴力に関与した過激派入植者に対し、今後数週間以内にビザ発給を停止すると通告。イスラエル政府からのコメントは出ていない。(12/1)

 

【証人が待遇を称賛する映像公開】(Y)
ハマスは解放された人質が拘束時の様子について人々の待遇や食べ物について称賛する映像を公開。映像の内容は帰還した人質の証言とは対照的。(12/1)

 

【終戦まで人質交渉はなし】(Y)
ハマス幹部は2日、戦争が終わるまで停戦や捕虜の解放に関する交渉はないと述べた。またヨルダン川西岸地区の勢力が参戦する可能性も示唆。(12/2)

 

【パレスチナ自治政府のガザ統治は困難か】(Y,P)
米政府国家安保会議報道官は3日、現在のパレスチナ自治政府にはハマスの敗北後、ガザ地区を統治する能力はないと述べた。この見解はネタニヤフ首相の主張に続くもので、同氏は政府が改革され活性化した状態でないと統治は難しいとの見解を示した。(12/3)

 

【トルコがハマス追跡に警告】(Y,P)
トルコ当局は4日にイスラエルに対し、トルコ国内を含むパレスチナ領土外在住のハマス組織員を追い詰めようとした場合、重大な結果をもたらすと警告したと述べた。3日にシンベト高官がレバノンやトルコ、カタールでハマス高官の追跡を行うとの発言が公表されていた。(12/4)

◯ 文化

【芸術家が避難民支援】(P)
ガザ地区国境付近から避難してきた人々のため、エルサレムにて芸術家がワークショップやパフォーマンスを無料で提供。物資以外の支援を行った。(12/2)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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