ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【ガザ地区南部で大規模攻撃続く】(P)
IDFは8日、ガザ地区の約450の標的を攻撃し、南部都市ハーンユニスの多くのハマス組織兵を排除。海軍は海沿いのハマス標的を攻撃。(12/8)

 

【ヨルダン川西岸地区で銃撃事件】(Y)
8日、ヨルダン川西岸地区の入植地付近で銃撃事件が発生し、少なくともイスラエル人1人が負傷。IDFはハマス組織兵2人を含む5人を事件の容疑で逮捕した。ヨルダン川西岸地区では戦争開始以来約2,200人の指名手配者が逮捕され、そのうち約1,175人がハマス関係者だという。(12/9)

 

【人質男性が死亡】(Y)
10月7日にハマスに捕らわれた25歳のイスラエル人男性が拘束中に死亡したことが判明。彼は行方不明とされており安否不明だったが、IDFの人質救出作戦中に殺害されたもよう。彼の祖母と弟は7日にハマスにより殺害されている。(12/9)

 

【数十人のハマス兵が降伏】(Y)
IDFは数十人のハマス組織兵が投降する動画を公開。ハガリ少将は降伏をハマスの組織解体の兆しだと述べた。(12/10)

 

【元ハマス閣僚が指導者非難】(Y,P)
治安当局は10日、ハマス元通信相の尋問映像を公開。同氏はハマスとその指導者らを非難する発言をし、ガザ住民の間でハマス支配に対する反感が高まっていると述べた。(12/10)

 

【北部での戦闘続く】(P)
レバノンのヒズボラは10日にIDFの指揮地点に無人機を発射、IDFは2台の無人機を撃墜し、テロ目標に対し大規模攻撃をしたと発表。IDFはこの攻撃により2名の兵士が中軽傷を負ったと報告。ヒズボラから負傷者の報告は出ていない。(12/10)

 

【ヒズボラとの空爆応酬が激化】(Y,P)
IDFは10日にレバノンのヒズボラ標的に対し大規模空爆を実施。ヒズボラ高官はこの空爆を戦争開始以来最も激しかったとコメント。ヒズボラはレバノン南部の西にあるイスラエル駐屯地を無人機で空爆。(12/11)

 

【レバノン攻撃に白リン弾使用か】(Y,H)
米政府は11日、イスラエルが10月のレバノン南部攻撃で米国製白リン弾を使用したとの米報道を受けて懸念を表明。米報道官は白リン弾の正当な軍事用途を強調した上で、民間人への使用は認められていないと述べた。米政府はこの報道について詳しい調査を進める意向。(12/11)

内政

【射殺された男性の遺体解剖へ】(P)
エルサレムでテロ組織兵を射殺後に予備役兵に殺害されたイスラエル人男性の遺体が、捜査のため埋葬地から引き出されることが8日に発表された。男性はテロ組織兵2人を殺害後に手を上げたが予備役兵により射殺された。逮捕された予備役兵容疑者は未だ男性をテロリストだと主張している。(12/9)

 

【首相が組織兵に降伏呼びかけ】(P)
ネタニヤフ首相は報道で、ハマス組織兵に対し指導者のために自らを犠牲にせず降伏するよう促した。また首相は10日、ロシアのプーチン大統領と会談し、ガザ作戦継続の必要性を説明した。(12/10)

 

【子供たちに精神的苦痛、医療制度追いつかず】(Y)
国内のユダヤ人とアラブ人を含む約500人の子供への調査によると、83%以上の子供達が戦争勃発以来精神的苦痛を経験している事が判明。さらにガザ国境に住んでいたり避難を強いられたりした子供たちの93%が苦痛を経験していると回答している。一方国内の精神医療制度は重度の人員不足に悩まされているという。(12/11)

 

【来年にも本格的な戦闘続くか】(P)
IDFは会見でハマスとの戦争は第2段階にあり、ハーンユニスでの攻撃活動とガザ地区北部での前進を続けていると述べた。またIDFはハマスの軍事部門のうち50%が排除されたと推定しているが、ガザ地区での大規模作戦の終了目処は見えず、来年が本格的な開戦の年になるだろうと述べた。(12/11)

国際情勢

【パレスチナ自治政府首相、ハマス殲滅は非現実的】(Y)
パレスチナ自治政府のシュタイエ首相は7日、ハマスは新たな体制の下でパレスチナ自治政府に加わるべきだと指摘。戦後のガザ地区管理計画について、米国と協力しているとの報道を背景に、イスラエル側のハマス殲滅という目標は非現実的だと批判した。(12/8)

 

【ハマスが女性組織兵使用か】(Y)
ガザ地区南部のハーンユニスでは激しい戦いが行われており、ハマス最高指導部が潜伏している可能性がある。IDFは戦闘中ハマスの女性兵を確認、監視の役割を持っており一部は爆発物を携帯しているよう。(12/8)

 

【中東の米軍に攻撃】(P)
8日早朝に、イラク首都バグダッドの米国大使館敷地内に約7発の迫撃砲弾が着弾。米政府はこの種の攻撃としては最近では最大規模と発表。また同日にイラクとシリアに駐屯している米軍に対し無人機やロケット弾での攻撃が計5回発生。(12/8)

 

【ハマスが人道支援区域から攻撃】(Y,P)
ハマスは8日夕方、ガザ地区内の人道支援区域からロケット弾を発射。IDFはその後さらに計4発のロケット弾が発射されたと報告。ロケット弾はガザ地区内に落下した。(12/9)

 

【ガザ市民がハマス非難する動画公開】(Y)
米大手メディアは8日の番組で、ガザ住民がハマスを非難し戦争による貧困はハマスのせいだと非難する録画を特集。録画では音声が変えられ、アニメーションを用いて身元が明かされないようにされている。録画の中で証言者は戦争に反対すると裏切り者の烙印を押されると、ハマスの支配を訴えた。(12/9)

 

【フーシ派の紅海への圧力増か】(Y)
フランス軍は9日夜、イエメン沖の紅海で無人航空機2機を迎撃したと発表。この事件はイエメンのフーシ派が、国籍を問わず紅海を通ってイスラエルに向かう船舶の航行を阻止する意向を発表し、すべての国際海運企業に対しイスラエルの港と取引しないよう警告した数時間後に発生した。(12/10)

 

【ロシアが人質解放要求】(P)
ロシア外務省によると、外務次官が10日と11日にハマスや他のパレスチナ勢力と電話会談し、人質の解放を要求。この声明は先週行われたロシアのプーチン大統領と中東指導者らとの電話会談を追って出された。(12/11)

 

【ラファ検問所に国連代表団訪問か】(Y)
国連安全保障理事会から16人の大使や代理人が18日にラファ国境検問所を訪問する予定。理事会でアラブ代表を務めるUAEが率先してこの訪問を計画したが、イスラエルとの調整は行われなかった。(12/11)

◯ 文化

【ベジタリアン兵士の栄養確保へ】(P)
ビーガンフレンドリー協会は南北にあるIDF基地にビーガン対応の食事や乾物を届けるプロジェクトを開始。寄付とボランティアを募り、既に50万シェケルの調達に成功している。(12/8)

 

【ベツレヘムが閑散と】(P)
イエスキリストの生誕地とされる、ヨルダン川西岸地区のベツレヘムでは戦争により観光客が激減し、ホテルやレストランの閑散とした様子が目立つように。ベツレヘムはこの地のキリスト降誕教会への観光に多くの収入を依存していた。(12/11)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、シオンとの架け橋からのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは sorami@zion-jpn.or.jp よりsorami@zion-jpn.or.jp 宛に送信しております。
シオンとの架け橋、京都府


配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する