【極右の副大臣が辞任】(Y)
極右政党で首相府副大臣も務めるマオズ議員が、辞任を発表。「連立政権は連立合意の内容を守るつもりがない」と同氏はコメントしており、自身が求めた予算が通らなかったことが理由のよう。議員からは辞職せず連立政権には残るつもりで、ネタニヤフ政権の64議席は変わらない。(2/28)
【外相がベルリン訪問、入植地の拡大を明言】(P,Y)
訪問先ベルリンの記者会見でコーヘン外相は、西岸地区内の入植地拡大を「もちろん続けるつもり」との意志を示した。ヨルダンで行われた5者会談で、イスラエルは入植の一時停止を約束したとされている。両国の外相による会談後、ベアボック外相はイスラエルの司法改革案への懸念を示し、テロリストへの死刑制度に関しては反対を表明。(2/28)
【警察庁長官が武力行使を容認】(Y,H)
イスラエル警察庁長官は、デモで警官に対して危害が加えられた際には、武力行使も厭わないと発言。各地でのデモ激化を受けての上層部との決定で、今日のデモでは警官による閃光手榴弾の使用や、禁止されている首を膝で押さえつける様子も散見され、11人のデモ参加者が負傷し病院で治療を受けた。(3/1)
【テロリストへの死刑法案が第一読案通過】(Y,H,P)
ユダヤ人殺害の罪に問われたテロリストに死刑判決を下す法案が賛成55対反対9で第一読案を通過。反対者が少ないのは反対派の議員が各地で抗議デモに参加していたため。(3/1)
【フワラの暴動とテルアビブでのデモを、首相が一括りに】(Y,H,P)
1日夜にネタニヤフ首相は特別声明を出し、「フワラでもテルアビブでも、暴力は容認しない」と発言した。極右入植者のフワラ焼き討ちでは、100近い家・車が被害に遭いパレスチナ人1人が死亡していることもあり、この2つを同列で述べたことは波紋を広げている。また「ガザ撤退時の入植者たちは警官を妨害しなかった」など、歪曲した情報も多々あったため、大手メディアが一様に批判。(3/1)
【法務省の決定に対し首相抗議】(Y)
ネタニヤフ首相は司法長官が法改正で首相の関与禁止を決定したことについて、最高議会に嘆願書を提出。汚職裁判の法制度関与禁止は受け入れるが、法改正や議員選出関与禁止には反対だと述べた。(3/2)
【宗教派議員、違法入植地に事務所】(Y)
宗教シオニズム党のスコット議員は、違法入植地であるエビヤタルに事務所を設置した。「この場に事務所を設置し連立政権の協定履行に目を光らせる」とコメント。支持者も今夜続いて入植開始する予定。(3/2)
【UAEと関税評価協定】(Y,P)
コーヘン外相とアラブ共和国連邦大使は両国の関税評価協定に署名。昨年5月に署名した自由貿易協定の効果につながるもので、両国間の輸出入物の関税96%が減額もしくは撤廃される。「この協定はイスラエル経済を強めるだろう」と外相。(3/2)
【公務員の賃金協定に合意】(Y)
政府は各界の主要な労働組合と賃金協定に合意。約35万人の公務員を対象とするこの協定では2020年から2027年の間に11%の昇給と助成金を予定している。また、労働時間は週42時間から40時間に短縮される。(3/2)