【首相、在仏大使に牽制か】(Y,Yヘ,Hヘ)
ネタニヤフ首相はパリ到着時、在仏イスラエル大使のゲルマン氏に空港に来ないよう通達していたことが判明。彼女は首相に反対し辞任を表明しており、正式な辞任は2週間後の予定。辞任表明後の訪問で同氏は「愛する祖国のため、訪問の成功を願い尽力する」と首相側には伝えていたようだが、首相はそれでも牽制の姿勢を見せた。(2/3)
【イスラム革命防衛隊への制裁に意欲か】(Y,Yヘ,Hヘ)
ネタニヤフ首相は、フランスのマクロン大統領がイランのイスラム革命防衛隊へ制裁をすることに意欲を見せていると報告した。首相は訪問を振り返り、「主にイランについて議論した」と強調。また司法改革についても議題に上がったようで、大統領は「司法改革が断行されるならば、イスラエルが民主主義から離れてしまったと結論付けざるを得ない」と警告した。(2/3)
【スーダンとの国交正常化へ一歩】(Y,Yヘ,Hヘ)
コーヘン外務相は2日、スーダンを訪問し指導者と会談した。帰国後同相は、両国が今年中にも和平協定を結ぶ予定と発表。スーダンはアブラハム合意に参加したが、当時の政治状況によりイスラエルと国交正常化していなかった。スーダンの各メディアでも「イスラエルとの国交正常化への重要なステップ」と報道されている。(2/3)
【ハマス、スーダンとの国交正常化に批判】(P)
ハマスは3日、イスラエルとスーダンの和平協定の合意に対し批判。イスラエルのコーヘン外務相が2日にスーダンを訪問し、国交正常化のための段階について協議していた。ハマスは「イスラエルの占領に益となる決定について、スーダンの指導者たちは考え直すべきだ」との声明を発表した。またイスラム聖戦も「恥である」と非難している。(2/4)
【10万人規模のデモ続く】(P,Yヘ,H)
イスラエル各地で司法制度改革に反対する10万人規模のデモが5週連続で行われた。演説者のなかには元警視庁長官もおり「権力の抑制は、民主主義だけでなくユダヤ人の価値観である」とコメント。聖書に登場する権力を持ち過ぎた王たちの最期について語り、現政権を非難した。(2/4)
【ウクライナに防空システム派遣検討】(Y,Hヘ)
ネタニヤフ首相は4日、仏メディアの取材でウクライナに低高度防空システム「アイアンドーム」の派遣を「検討」していると発言。首相は「我々は政策の調整を踏まえて結果としての援助を検討しているが明確な約束はできない」と付け加えた。首相は米メディアにも派遣可能性を「調査中」と発言している。(2/5)
【地方自治体の首長にも不逮捕特権を】(P)
リクードのカッツ議員は、地方自治体の首長たちに国会議員と同様の不逮捕特権を与える法案を提出した。草案には市長や地方議長が「武力行使、平和の妨害、反逆などの犯罪」でなければ警察に逮捕されることはないとあり、現在は国会議員のみにこの特権が与えられている。同議員は「市長たちが逮捕され何年も後に無罪になった場合、市の運営が困難になり市長の名誉が著しく棄損される。これらを避けるため」と、法案の意図を説明している。(2/5)
【シリアへの医療支援用意】(Y,P)
ネタニヤフ首相はシリアに救助・医療支援チームを派遣する用意があると発言。6日テルアビブの病院で行われた式典で、「シリアから要請があったため支援を派遣する」と述べた。誰が要請したかなど、具体的な人物には言及しなかった。シリアは「私たちの征服者に支援を頼むことはない」と否定しているよう。また保健省はトルコへの支援のため、主要な病院にスタッフや物資の準備を進めるよう通達している。(2/6)
【活動家が議会乱入】(Y,Yヘ,P)
6日朝、国会の法務委員会に若い活動家が数人乱入、司法改革の議論進行に抗議した。ロスマン委員長が冒頭の発言を始めると、活動家らは「民主主義!民主主義!」と叫んで妨害。委員長は「これほど民主主義と議論の文化に敬意を払わない行為の象徴はないだろう」と批判。同委員長(宗教シオニスト党)はレビン法相と共に司法改革を支持し、基本法に対する最高裁の審査権を剥奪する法案の成立を進めている。(2/6) |