【首相援護の法律草案進む】(Y,P,H)
議会で、首相が解任を余儀なくされるのは体調や精神状態の不良のみの場合とし、司法府は介入できないという法案が第一読会を通過した。またリクード党は現行の首相に対し、警察の捜査を規制する法案も提出。連立政権は汚職容疑や裁判を理由に、首相退陣を回避できるよう法整備を進めている様子。(3/14)
【テロリスト妻への規制法案提出】(P)
議会で大臣がテロリストの妻をエルサレム自治体から解雇できる法案が提出された。2月に起きた事件で3人を殺害したテロリストの妻を、公共職から解雇することを可能にするためのよう。労働裁判所は自治体が彼女を解雇することを禁じている。(3/14)
【EU関係者発言で訪問牽制】(P,H)
政府はEUの外交政策責任者のボレル氏がテロによるイスラエル人犠牲者と国防軍によって射殺されたパレスチナ人テロリストを同一視する発言をしたことに抗議し、公式訪問を許可しない方針を示した。同氏の入国は可能だが、訪問は許可されないとのこと。(3/15)
【ヨルダン渓谷の併合法案が右派連立により否決】(P)
右派だが野党であるイスラエル我が家党がヨルダン渓谷に主権を適用する法案を提出したが、右派政党の反対により14-65で否決された。右派連立内では極右のノアム党マオズ議員以外が反対票を投じる結果となった。(3/15)
【過ぎ越しの食事補助金増額】(P)
マージ厚生相は、貧困層への過ぎ越しの食事補助金を約1500万シェケル増額すると発表。非営利団体への補助金は例年に比べて50%も増額。さらに約3万6千世帯に配られる食料チケットにも300シェケル増額を約束した。(3/15)
【首相、訪独遅らせる】(Y,P)
ネタニヤフ首相は14日、ドイツへの出発を遅らせて司法改革の妥協点可能性について協議した。その後首相は渡独、ショルツ首相とシュタインマイヤー大統領と面会する予定。しかし司法制度改革に抗議する在独イスラエル人たちはベルリンの会談場所でデモを行う予定。(3/15)
【大統領が再び妥協案を出すも、与党は拒絶】(Y,P,H)
今月初旬に引き続き、ヘルツォグ大統領が再び与野党に対し司法改革に関する折衷案を発表、対話を呼び掛けた。しかし与党の代表らは共同声明を出し「この提案は根本的な問題を無視しており、一方的でかつ司法改革の完全な中止と同義だ」と、明らかな拒絶。野党からはラピド前首相やガンツ前防衛相など大統領案に賛同する声が上がっているが、対話の条件として改革に関する法案の決議中止を求めている。(3/15-16)
【独首相、ヘルツォグ妥協案支援】(Y,H)
シュルツ独首相はネタニヤフ首相にヘルツォグ大統領が提案した司法制度改革の妥協案を飲むことを両首相の共同声明で勧めた。「イスラエルの友として(首相が)この提案を再考することを望む」とコメント。(3/16)
【司法長官、国家治安相の動きに不安】(Y,P.H)
ミアラ司法長官は15日、ベングビル国家治安相が自身の権限を超え、具体的なデモに対する対策を警察に指示した可能性があると示唆した。同相は指針や原則などについては警察に対して支持できるが、現場での作戦の進め方に関しては介入できない。最高裁へ警察が提出した資料にも同様の介入について書かれており、同相がいくつかの作戦内で警察の判断に反する命令を下したよう。(3/16)