ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【川の氾濫、3人の救助続く】(Y,P,H)
10日に南部で川が氾濫し、3人が流された車に取り残されて行方不明になった。3人は当日午後6時ごろ、車から出られなくなったと警察に連絡していた。警察は捜索活動を実施し、うち1人を救助。救助された女性は安定した状態で会話も可能。警察は残り2人の行方不明者捜索を継続する予定。(4/11)

 

【神殿の丘で暴動のパレスチナ人起訴】(Y)
警察は先週、神殿の丘で治安を乱したとして17人のパレスチナ人ら(うち3人は未成年)を起訴した。今週中にはさらに15人を起訴する予定。(4/11)

 

【非ムスリムの神殿の丘入場が禁止に】(P,Y,H)
ネタニヤフ首相は11日、翌日からラマダン終了の21日まで、ユダヤ人や観光客の神殿の丘訪問を禁止すると発表。神殿の丘の状況は現在落ち着きを取り戻しつつあり、ガラント防衛相やハレビ参謀総長なども一時はユダヤ人の入場許可に前向きだったが、安全保障の観点から「全会一致で決まった」とのこと。しかし、ベングビル国家治安相は「テロへの降伏だ」と非難している。(4/11)

 

【復活祭に規制】(P,Y)
警察は15日に行われる予定の正教会の復活祭で、安全上の理由から聖墳墓教会での礼拝者の数を例年より1/5程度に制限する予定。また警察はガザ地区から訪問するキリスト教徒に対し通行許可を出さないと発表した。これに対し教会関係者らはキリスト教の自由に対する制限だとして怒りをあらわにした。(4/11)

 

【ホロコーストがポーランドとの関係改善の代償に!?】(Y,P,H)
ネタニヤフ政権下での関係改善により、イスラエル人高校生を対象としたホロコーストに関するポーランドへの修学旅行が再開される見通しとなり、両国間で取りまとめられた原案が明らかになった。その中ではポーランドが提示したリストの中から、最低でも1箇所は訪問することになっているが、そこにはユダヤ人虐殺に加担した兵士たちを記念する博物館など、ホロコーストに関する歴史理解を歪曲する場所が数か所見られる。歴史学者やヤッド・バシェムは反対の声を上げているが、政府は「前政権が関係悪化を招いたことによるもの」とベネット・ラピド政権に責任があるとしている。(4/11)

 

【氾濫で孤立の町、機能再開】(Y,H)
12日の河川氾濫で孤立していたエイラット南部の町につながる道路の通行が数時間の閉鎖を経て再開した。アルキア航空は過ぎ越しの祭り休暇で訪れていた観光客が移動できるよう、ラモン空港からテルアビブ空港までの緊急便を予定。(4/13)

 

【エルサレムテロ容疑者逮捕】(Y,P)
東エルサレム在住の37歳の男性が逮捕され、取り調べの結果ユダヤ人住民に対して攻撃を計画していたと告白。男性は神殿の丘にテロ組織を象徴する旗を掲げたとしてエルサレムから追い出されていた。(4/13)

内政

【野党党首NY訪問】(P)
ラピド野党代表は米国訪問中にニューヨークを訪れ、北米のユダヤ人指導者らと会談した。極右を含む現政権下でアメリカとの関係がほつれているのを、修復・改善するのが目的と見られ、北米の会議にも出席した。(4/11)

 

【司法制度改革再開の兆し】(P)
過越の祭りが終わりを迎える中、10日と11日に大統領邸で野党と連立与党代表者が司法制度について3時間に及ぶ会議を実施。祭り後に開始する制度改革の交渉の筋道を決めるため、第一に裁判官選出法について議論することを決定したとのこと。(4/12)

 

【野党党首がNYで演説】(Y)
ラピド野党踏襲がニューヨーク訪問中に、アメリカ在住ユダヤ人に向けて連立政権の政策に抗議すべきだと意見。「今は我々にとって最も重要な時期の一つであり、中立を保つべきではない」と発言した。(4/13)

国際情勢

【エジプトがロシアにロケット弾輸出か】(Y,P)
エジプトのシシ大統領がロシアに4万弾のロケット弾を輸出するように命じていたことが判明。2月に大統領と軍関係者の会話が記録された米国防総省の文書が流出しており、そこにはシシ大統領は「西との問題を避けるため」の秘密裏に輸出を行うよう命じていたとある。(4/11)

 

【テロで死亡した観光客遺体が帰国】(Y)
7日にテルアビブで起こったテロにより死亡したイタリア人観光客の遺体が搬送され母国に帰還した。ベングリオン国際空港での搬入には在イスラエルイタリア大使も付き添った。(4/11)

 

【オーストリア戦闘機がエルアル飛行機に直進】(P)
10日、オーストリア戦闘機2体の無線が数分間つながらず、停止していたエルアル航空機に向かって進む事態が発生。戦闘機はぶつかる前に通信が回復し、離陸できたという。(4/12)

 

【イランが中国ロシアと協力か】(P)
中国とロシアはイランにミサイル油に使用される化学薬品の輸出を進めていると米メディアが報道した。報告によるとミサイルの動力源に使われる固体推進剤の主成分である過塩素酸アンモニウムの入手を進めているよう。イランの内情に詳しい外交官からの情報。(4/12)

 

【イランがシリアに武器提供か】(P,H)
イランがシリアに災害支援に見せかけた武器提供を行ったとシリアやイラン、アメリカなど9つのメディアで報道。2月の地震より、イランからはシリアへ向けて多くの物資が空路で運ばれているが、その中には高度通信機器やレーダーなども含まれていたという。シリア政府はこの件についてコメントを控えている。(4/12)

 

【国連パレスチナ難民支部、スト停止要請受ける】(P)
国連のパレスチナ難民特使がヨルダン川西岸地区の国連支部にストを停止するよう要請したことが分かった。西岸地区では国連支部が3月頭にゼネストを実施し、90万人程の難民がサービスを受けられない状況となっている。国連は西岸地区支部がストに参加しようとしない職員に圧力をかけた疑いを確認し、今回の要請に至った。(4/12)

 

【シリアとサウジアラビアが国交再開へ】(Y,H)
シリアとサウジアラビアが13日に共同声明で、大使館の再開や航空便の就航を予定していると発表。十数年ぶりの国交正常化へ意欲を見せた。(4/13)

 

【バーレーンとカタールが国交正常化】(Y,P)
バーレーンとカタールが12日午後、国交正常化に合意。バーレーンは2011年のアラブの春以降カタールがイスラムテロ組織に関与していたとして、2017年に他の3つのアラブ諸国とカタールとの国交をボイコットしていた。(4/13)

 

【イスラエル観光客のバスが韓国で事故に】(Y)
韓国を訪れていたイスラエル人観光客33人を乗せたツアーバスが、中部の忠州市で横転。60代の女性1人が死亡、7人が重傷、25人が軽傷を負った。68歳のドライバーは事情聴取に対し、トランスミッションの不具合が原因と話している。在韓イスラエル大使が病院で負傷した観光客たちと面会、全員がイスラエルの家族と連絡が取れたと在韓大使館。(4/13)

◯ 文化

【超正統派雑誌が女性の写真を掲載】(P)
超正統派雑誌が過ぎ越しの祭の特別号を出版し、第二次世界大戦前にヨーロッパのイェシバを支援したアメリカの慈善家、ジェニー・ミラー氏について特集を組んだ。超正統派のメディアや発行物・広告などには宗教的な理由から女性の写真は使われないため、非常に珍しい例。(4/12)

 

【イスラエルでは4月に雹】(Y)
13日の24時間で80mmを超える雨がテルアビブの中心部で観測された。一部の地域では雹も観測。イスラエルの秋と春の季節には、豪雨がありつつもサハラ砂漠からの砂塵を伴う厳しい熱波もあり、不規則な気象パターンが観測される。(4/13)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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