ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【ロケット弾攻撃の背後にテロ組織か】(Y,P,H)
国防軍(IDF)報道官は6日、レバノンからのロケット弾攻撃の背後にテロ組織ハマスがいると発表。また「攻撃の責任はレバノンにある。我々は更にイランが関与している可能性を調べている」と加えて述べた。(4/7)

 

【国連がレバノンからの攻撃を非難】(Y)
国連は6日、レバノンからイスラエルに向けて複数のロケット弾が発射された件について非難し、関係各所に最大限の自制を求めた。「我々は双方の軍と連絡を取っており、状況を緊張化させる行動を控えるよう促す」と付け加えた。(4/7)

 

【ロケット攻撃続き緊張感高まる】(Y,P,H)
IDFの報告で、7日にはIDFがレバノン3ヶ所とガザ地区10ヶ所に攻撃した。また同日ガザ地区から44発のロケット弾が発射され、8発が迎撃され、12発が海に落下、14発は荒野に落下した。これを受けてIDFは南部の住民に対し朝8時までシェルターに避難するよう宣告。また、空軍予備役兵士の招集も開始された。(4/7)

 

【アラブ系都市で車炎上】(Y,H)
中心部にあるアラブ人都市で車が放火されたり、壁に反アラブ人的内容の落書きが書かれたりする被害が発生。警察はユダヤ人過激右派の犯行と見て調査を開始した。(4/7)

 

【西岸地区でテロ、姉妹2人死亡】(Y,P,H)
7日朝にヨルダン渓谷でテロが発生、イギリス国籍も持つユダヤ人姉妹2人が死亡し、同乗していた母親が重傷を負った。当初は家族旅行中に起こった交通事故だと思われていたが調査の結果、20発以上の薬きょうが発見され、複数のパレスチナ人が車に発砲したテロであることが分かった。母親は治療のため病院に運ばれた。 (4/7)

 

【テルアビブでテロ、観光客死亡】(Y,P,H)
テルアビブで乗用車が歩行者に突っ込む事件が発生、イタリア人観光客1人が死亡し他7名の外国人観光客が負傷した。駆けつけた警官が、運転手が銃を取り出そうとしたところを射殺した。イタリアはテロ行為を批判、翌日にはテロ現場に多くのイスラエル人が訪れ、献花やキャンドルを灯す姿が見られた。(4/7)

 

【サマリアでパレスチナ人2人銃撃】(Y)
IDFは西岸地区のサマリア北部で銃撃を開始したパレスチナ人2人に対し攻撃、2人はけがを負ってパレスチナ人病院に運ばれた。IDF側にけが人はいない。(4/8)

 

【エルサレムで誤報テロ】(Y)
警察は8日、エルサレムで乗用車が人混みに突っ込みそうになった事件をテロと判断し警報を鳴らしたが、調査の結果運転手が曲がる方向を誤っただけで、テロ攻撃の意図はなかったことが分かった。(4/8)

 

【シリアから6発のロケット弾】(Y,HP)
8日夜から9日朝にかけて、シリアからゴラン高原に向けて6発のロケット弾が発射された。IDFはシリアに報復攻撃。ロケット弾はイスラエル領内と、ヨルダンとシリア領内に着弾した模様。国境部の親イラン勢力が支配している場所からの発射だったため、イランによるものだと考えられている。(4/9)

 

【テルアビブ噴水が赤く染まる】(Y)
抗議デモ参加者らがテルアビブの噴水に赤い染料を投入し、噴水の水を赤く染めた。ベングビル国家治安相を批判するメッセージも加えて抗議した。(4/9)

 

【灌漑設備にサイバー攻撃】(Y,P)
フラ谷やヨルダン谷などの農業地帯でサイバー攻撃により何千もの制御装置が停止し、灌漑システムが一時停止。システムには「あなたはハッキングされた、イスラエルと共に」というメッセージが表示されたという。(4/9)

 

【テロから3日後、母も亡くなる】(Y,P,Y)
7日ヨルダン渓谷で発生したテロで重傷を負っていたルーシー・ディーさん(48)が、3日間に及ぶ集中治療室での治療のすえ、10日に亡くなった。彼女の2人の娘、マヤさんとリナさんも同テロで犠牲になっていたため、犠牲者は3人に。残された夫レオさんは、ルーシーさんの臓器を提供することを発表した。(4/10)

 

【テロ増加の中、入植者が大規模行進】(Y,P,H)
内外で緊張が高まる中、西岸地区で5万人以上が集まり違法入植地への行進が行われた。正統派のラビなど宗教的なリーダー達のほか、ベングビル国家治安相やスモトリッチ財務相をはじめ8人の閣僚、与党から20人の議員が参加し、違法入植地の合法化と新たな入植地建設の声を上げた。彼らは西岸地区での入植拡大こそがテロに対する最善策であり、シオニズムの勝利としているが、安全保障の観点からIDFは度々違法入植地を撤去している。(4/10)

 

【活動家を取り調べ】(Y,P,H)
警察は反政府デモの活動家であるニューマン氏が、デモ中に警官が女性を殴ったと非難する投稿をしたとして、警官の訴えを受けて同氏を取り調べのため拘束した。これを受けてテルアビブに抗議する人々が集まり、ニューマン氏の身柄の即時解放を求めた。(4/10)

 

【テルアビブで抗議デモ】(Y,P,H)
ネタニヤフ首相の演説を受け、テルアビブでは数百人もの人々が自発的に中央部に集まり、「民主主義」と叫び旗を振ったり鳴り物を鳴らしたりするなどして抗議した。(4/10)

内政

【首相が野党代表と安全保障に関するMTG】(Y,P,H)
レバノンやガザからの複数の攻撃を受けて、ネタニヤフ首相は8日夜にラピド野党代表を軍本部に招待し、安全保障に関する報告を行った。首相はレバノンからの攻撃に関しては、ラピド政権時に結ばれた海洋協定が原因になっていると発言(交渉はネタニヤフ政権時に開始)、ラピド氏は首相に対して最終的な処遇が不透明になっているガラント防衛相について、更迭を取りやめるよう求めた。(4/8)

 

【道路封鎖自粛の呼びかけ】(Y,H)
警察は8日、夕方に予定していた司法制度改革の抗議デモ実施者らに道路封鎖を自粛するよう呼びかけた。テロや爆撃の緊張が高まる中で救急車両の搬送経路が確保される必要があるため。(4/8)

 

【テロや政情緊迫化のなか14週連続でデモ】(Y,P,H)
政情の緊迫化や過ぎ越しの祭りにもかかわらず、安息日明けの土曜夜、14週連続で司法改革に反対するデモが各地で行われ、テルアビブには10万人以上が集まった。デモではテロの犠牲者への黙祷を捧げたり、前日のテロで犠牲になったイタリア人男性に対して、追悼の言葉がイタリア語で捧げたりする様子が見られた。警察が幹線道路を封鎖しないよう求めていた通り、道路封鎖が起こることなくデモは終了した。(4/8)

 

【ギリシャにミサイル輸出】(Y,P,H)
防衛省は10日ギリシャと、計4億ドルの対戦車ミサイルに関する輸出契約を結んだと発表。ガラント防衛相は「この計画は両国間で合意を進めて関係を強める」と今後の動きにも期待を示している。(4/10)

 

【首相演説、防衛相解任取り消す】(Y)
ネタニヤフ首相は10日夕方の会見で、ガラント防衛相の続任を発表した。「意見の違いはあるが、一旦脇に置くことにした。ガラント氏は防衛相を継続する」と発言。また首相は会見で、司法抗議デモや予備役兵士の訓練ボイコットを批判し、それらが今のテロの波の一因だとしている。また会見では幾度となく、現在の不安定な状況を生み出したと、ベネット・ラピド前政権を批判した。(4/10)

国際情勢

【緊張の中イランとアゼルバイジャン会談】(P)
イランとアゼルバイジャンの外務大臣が電話会談し、両国関係を改めて確認した。アゼルバイジャンはイスラエルに大使館設置するなどしており、イランは強く批判していた。しかし電話会談後には「両国間の誤解や問題が話され、互いに敬意を示し合った」と報告された。(4/8)

 

【ウクライナ極秘資料が漏洩、イスラエル情報も】(P)
ウクライナ政府の情報がソーシャルメディアに漏洩したと米紙が報告した。流出した文書には同盟国のイスラエル、韓国、英国を含む様々な国との内政に関する情報も含まれているとのこと。ウクライナ大統領と閣僚はこの件に触れず、情報セキュリティについて安全保障会議を開いている。(4/9)

 

【ポーランドの町で反ユダヤ行動】(Y)
ポーランド南部で住民たちにより、鉤鼻などのユダヤ人のステレオタイプを模し、「ユダ2023」と書かれた人形を広場で吊るし、燃やすという反ユダヤ主義的な行為が行われた。同地域では200年以上の間復活祭に合わせ、ユダヤ人をイメージしたイスカリオテのユダの人形を裁判にかけ死刑にするという習慣があり、2019年には国際的な問題になっていた。(4/9)

 

【ヒズボラ指導者がハマス指導者と会談】(Y,P,H)
ヒズボラ指導者ネスララが日曜日に、ベイルートでハマス指導者と会談したとレバノン報道。「占領下のパレスチナ」での最近の出来事について議論した。(4/9)

 

【イランがサウジアラビアに大使館再開】(Y,P,H)
イランの代表団が今週サウジアラビアを訪問し、大使館再開の準備を進めるとイランメディアが報じた。イランとサウジアラビアは7年間の断交状態にあったが、3月に外交関係を再開しており、大使館の再開についても合意されていた。(4/9)

◯ 文化

【嘆きの壁に多くの祈り】(H,Y,P)
治安部隊は9日朝、神殿の丘に礼拝に訪れる礼拝者の動線確保のため通常経路を封鎖した。特に嘆きの壁は1.5万人以上のユダヤ教徒で溢れ、祭り恒例の祭司の祝祷が行われ多くの祈りの声が聞かれた。(4/9)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、シオンとの架け橋からのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは sorami@zion-jpn.or.jp よりsorami@zion-jpn.or.jp 宛に送信しております。
シオンとの架け橋、京都府


配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する