ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【予算会議に抗議】(Y,P,H)
予算承認を前に、23日に反政府デモ集団が国会の前に集まり抗議を行い、7人が煙幕弾を投げ込んだとして逮捕された。またデモ集団は国会前の道路を封鎖し、交通妨害を行なった。(5/23)

 

【IDF兵が差別的攻撃で逮捕】(Y)
国防軍(IDF)兵士が未成年のアラブ人2人に対し、差別的な動機で被害を与えたとして逮捕された。この事件に関連し2人の容疑者も逮捕されているが、事件の詳細は公開されていない。勾留された兵士は弁護士との面会が許されておらず、同様の事件と比べても異例。容疑者の家族は懸念の声を上げている。(5/23)

 

【ダミーのロケット弾発射機を発見】(P)
IDFは24日、ヨルダン川西岸地区の村で偽のロケット弾発射機を発見したと発表。機器を押収し調査中であると述べた。治安当局はイスラエルが周辺諸国と同様に西岸地区からのロケット弾攻撃の可能性についても警鐘を鳴らしている。(5/24)

 

【サッカー杯で不穏な動き】(Y,P)
ベイタル・エルサレムFCは23日にステートカップで優勝したが、試合中に火炎筒が投げ込まれ、試合後に数千人ものファンがピッチに乱入しメダルを奪うなど、ファンのマナーに不穏な動きが見られた。試合後の混乱を受け、授与式出席を予定していたヘルツォグ大統領は警備員に守られながら退場。翌日に大統領邸でチームにメダルを授与した。(5/24)

 

【保育園に録音機器】(P)
教員組合の代表は保育園職員に対し、保護者が子供に録音機をつけて登園させたことが判明した場合録音機を機能停止させるよう勧めた。職員の一人が、子供の権利団体が保護者に送ったメッセージを共有しており、その返事としての奨励。近頃幼稚園などで職員による虐待行為が事件となり、それを心配する保護者が録音機器を子供に持たせて登園させている。しかし職員のプライバシー保護の観点で懸念の声も。(5/24)

 

【パレスチナ人暴行の兵士、禁固刑に】(P)
4月中に3人のIDF兵士がパレスチナ人に暴行を加えたとして勾留されていたが、24日に禁固刑の判決を言い渡された。4人目の兵に対する裁判は未だ続いている。起訴状によると、兵士らは共謀してパレスチナ人を車両に乗せ殴打し、人里離れた場所に放置した。その後彼らは組織的に連携して事件を隠蔽しようとしていたとのこと。(5/24)

 

【ハマスに関与か、20歳男性起訴】(Y,H)
シンベトはアラブ地区出身の20歳のイスラエル人男性を起訴。男性がテロ組織ハマスに雇われテロ攻撃の可能性がある場所の情報収集を行い、重大な治安犯罪の容疑があると訴えた。(5/24)

 

【官邸前で抗議デモ】(Y)
首相官邸の前で数百人が司法改革の抗議デモを行い、警察は騎兵隊を動員した。デモ隊は「イスラエルの安全を脅かしている」と首相に対し抗議。(5/25)

 

【レバノンからのドローン撃墜】(Y,P)
IDFは25日にレバノン領から飛行してきたドローンを発見し、遠隔妨害で落下させた。今週始めにもハレヴィ国防長官とガラント防衛相がヒズボラの攻撃可能性があると指摘し緊張が高まっている。(5/25)

内政

【首相と国家治安相が予算に合意】(Y)
ネタニヤフ首相とベングビル国家治安相は22日に予算の合意に達し、予算承認の最後の障壁を取り除いた。首相はネゲブ・ガリラヤでは来年2億5千万シェケルを追加で受け取り、それができない場合は他の予算の削減を約束した。(5/23)

 

【連立政権予算承認】(Y,P,H)
国会は24日に賛成64票対反対56票で予算を承認し、ネタニヤフ政権の存続が確定した。予算総額は5140億シェケルで昨年の4840億シェケルより大幅に増え、史上最高となった。スモトリッチ財務相は「生活費の高騰に対抗するためインフラや住宅、市場経済の規制緩和に注力する」と意欲を見せている。(5/24)

 

【予算承認後は司法改革】(Y,P)
ネタニヤフ首相は予算承認後にメディアに対し司法改革の復活を示唆。交渉担当者が合意を目指していると強調し、成功を望んでいると話した。(5/24)

 

【EUが入植地の永住権確立を非難】(Y)
EUは25日、ヨルダン川西岸地区北部のホメシュ入植地にイスラエル政府が永住権確立を認めたことを非難。報道官は「入植地は国際法上違法であり、二ヶ国間解決の可能性を損なう。このような一方的な行動は、現地の緊張を下げる努力に逆行するものだ」と述べた。(5/25)

国際情勢

【イスラエルがCOP28に出席か】(Y)
UAEの在イスラエル大使はネタニヤフ首相とヘルツォグ大統領を11月にドバイで行われるCOP28に招待したと発表。ネタニヤフ首相は新政権発足後UAEに訪問予定だったが、ベングビル国家治安相の神殿の丘訪問で緊張が高まる懸念があり、訪問を延期していた。(5/23)

 

【トルコで諜報活動摘発】(Y,P,H)
トルコ当局はイスラエルのモサド(諜報特務庁)が国内で運営するスパイ活動を摘発したと報じた。捜査で逮捕されたのは11名で、イランとの貿易会社設立のため派遣された疑いがあると報道。当局は他にも亡命中の宗教指導者に関連する団体に協力した疑いがあるとも報告した。(5/23)

 

【イランが弾道ミサイルを公開】(Y)
イランは新弾道ミサイルを公開、射程は2000kmで弾頭は1500kgと発表。イラン政府は米国からの反対や欧州諸国からの懸念表明にもかかわらず、ミサイル計画を拡大しているが、政府は純粋に防衛的であり、抑止力のためであると述べている。(5/25)

 

【ドバイでイスラエル人死亡】(Y)
ドバイ警察は25日、イスラエル出身の男性がカフェで乱闘の末殺害された事件の捜査で、イスラエル人8名とエジプト人1名を拘束。捜査から、確執のあるイスラエル系犯罪組織がドバイで遭遇して事件が発生したことが判明。警察は、被害者の死は計画的な犯行ではなかったと予測している。(5/25)

 

【行方不明のイスラエル人、ヨルダン病院で見つかる】(Y,P)
2年前から行方不明になっていたイスラエル人がヨルダンの病院で発見され、イスラエルに帰還。PTSDだと診断されており、行方不明になってからイスラエル軍犬部隊による捜索が続いていた。(5/25)

◯ 文化

【モロッコ大学と研究センター設立へ】(P)
モロッコのラバト国際大学とイスラエル航空宇宙協会は航空学と人工知能の研究センター設立する覚書を締結したと発表。航空宇宙産業の研究開発を主として行い、今後の両国の協力関係強化にも期待が寄せられている。(5/23)

 

【生活費高騰に不安】(Y)
民主主義研究所が4月27日から5月1日に男女761人に対して行った調査によると、31%が生活費の高騰に不安を抱えていることが分かった。また、調査対象者の約3分の2が経済状況は昨年から悪化または著しく悪化したと回答し、約半数が個人の経済状況が悪化したと答えている。この調査では、高齢者よりも若年層の方が生活費高騰を懸念しているとの結果が指摘された。(5/25)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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