【ガザ攻撃でイスラム聖戦指導者3名暗殺】(Y,P,H)
国防軍(IDF)はガザ地区への攻撃により、イスラム聖戦パレスチナ地区の指導者3名を殺害したと発表。この作戦はパレスチナ自治区からイスラエル南部に向けて100発以上のロケット弾が発射された一週間後に行われた。南部では反撃に備え道路の通行止めや鉄道の運転見合わせなど、厳戒体制が引かれている。(5/9)
【南部住民避難体制敷かれる】(P)
国防軍がイスラム聖戦指導者3名を暗殺しガザ地区との緊張が高まっている中、政府は南部の住民の安全を守るため交通規制を敷き、防空壕を開放した。また各教育機関は授業を休講したりオンラインに切り替えたりと避難に備えた。またガラント防衛相は南部住民が北部に避難した際に滞在できるよう、全国のゲストハウスを開放する施策を展開している。(5/9)
【ハマスの介入は望まず】(Y)
治安部隊高官は、9日のガザ地区への攻撃について、イスラム教組織の介入があることは予想していたが、ハマスの介入は望まないという姿勢を示した。高官は調停交渉が始まっていると話し、敵対行為の終結を望んでいるが調停を急ぐことはないだろうとコメント。(5/9)
【ガザ地区から350発のロケット弾】(P)
10日にIDFは、ガザ地区からイスラエルに向けて午後に約350発のロケット弾が発射されたが、150発以上領内に落下するか、海に墜落したと発表。IDFは応戦しており、武器庫を含むパレスチナ自治区全域の標的ポイントへの攻撃を続ける予定。(5/10)
【10日午後にガザ地区100ヶ所攻撃】(P)
IDFは10日の夕方までに100ヶ所以上の標的地点を攻撃、ロケット弾発射位置を先制攻撃した。ハグリ准将はロケット弾そのものを無力化するよりも隠されている発射位置を特定して先制攻撃する方を優先したと説明。IDFはイスラム聖戦は指導者の死亡により組織に混乱が生じていると予想しており、もう一つのテロ組織であるハマスの出方を見ている。(5/10)
【国連安保理が緊急会合】(P)
国連安保理はNYで10日午後にガザに関する非公開の緊急理事会を開く予定。イスラエル・パレスチナ紛争に関する会合は今年に入って9回目。会合はUAEの代表が中国やフランスの代表と共に「ガザでの懸念すべき事態」について話すため呼びかけたとのこと。(5/10)
【チュニジアで銃撃、巡礼者2名死亡】(P)
チュニジアの巡礼地にあるシナゴグでラグバオメルを祝い多くのユダヤ教徒が集まっていたが、シナゴグに襲撃があり最低でも4人が死亡、10人が怪我をした。死亡者のうち2人はチュニジア在住のイスラエル人男性とその従兄弟だった。(5/10)
【ロケット弾の多くが飛距離不足に】(Y)
11日朝までにガザ地区からイスラエルに向けて507発のロケット弾が発射されているが、そのうち110発は飛距離が足らずガザ地区内に落下している。IDFはこれにより子供1人を含む4人のガザ地区住民が死亡したと発表。パレスチナ自治政府は9日にイスラエルの攻撃により10人が死亡したと発表している。(5/11)
【イスラム聖戦の指導者死亡】(Y,P)
11日朝にIDFはイスラム聖戦のロケットを指揮していた司令官を暗殺したと発表。同司令官は2人の司令官と共に建物に隠れていた。(5/11)
【エジプトの仲介も、停戦交渉停滞】(P)
IDF高官は停戦の可能性について「協議は行われているがまだ何も確定していない。物事の信憑性を確認しているところ」と話した。アラブ系メディアはエジプトが和平交渉に成功したと報じているが、同高官はエジプトの提案についても精査すると話している。(5/11)
【チュニジアで死亡のユダヤ人、搬送】(Y,P)
チュニジアでユダヤ人の従兄弟2人が襲撃により死亡した事件で、2人の遺体がイスラエルに向けて運ばれていることが判明。2人はラグバオメルの祝祭で2500年の歴史を持つシナゴグを訪れていたが、襲撃に遭い銃で撃たれて死亡した。(5/11)
【10日からの交戦続く】(P)
イスラム聖戦は10日から合計803発のロケット弾を発射しており、それに対しIDFは191発のロケット弾を発射している。この交戦の中でイスラム聖戦の司令官が2人死亡している。ミサイル防衛システム「アイアンドーム」の防衛成功率は95%となっている。(5/11) |