ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
担当者の都合で配信が一日遅れてしまいました。
謹んでお詫び申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
◯ 治安

【シンベトが入植者逮捕】(Y,P)
シンベトはヨルダン川西岸での民族主義的なイベントに関与した疑いで、20代の入植者3人を逮捕した。3人は取り調べを受け、弁護士との面会を禁じる臨時命令が下された。(6/23)

 

【ヨルダンから金塊密輸】(P)
税務当局はヨルダンからの金5kgの密輸を取り押さえたと発表。空港当局から、ヨルダンより戻ってきたバスから金の延べ棒5kgが発見されたと報告があり、バス車内を捜査すると空調ダクトの隠し場所を発見。運転手は当初容疑を否定していたが、隠し場所の発見により取り調べのため拘束された。(6/23)

 

【ドゥルーズ派が再度デモ】(P)
24日朝、ウスフィヤ近郊の交差点で数十人のドゥルーズ派がデモを行った。この抗議デモは、金曜の夕方起きたゴラン高原でのタービン建設再開計画に反対するデモに続くもので、警察によるとこの抗議デモによりウスフィヤの町の入り口と周辺の道路は通行止めとなった。(6/24)

 

【兵士がパレスチナ人との衝突に関与】(P)
IDFによると、兵士の1人が24日にウム・サファ村で起きた入植者とパレスチナ人の衝突に参加した疑いで、取り調べのため拘束された。(6/24)

 

【国連職員が麻薬密輸の疑いで逮捕】(P)
シリア国境で勤務していた国連職員3名が、コカイン密輸に関与した疑いで25日に逮捕された。彼らが訪れたレバノンとヨルダン川西岸地区の国境地点の税関で、香水キットの中に液体コカインが発見され、職員の身柄が拘束された。(6/25)

 

【モサドがテロ攻撃阻止】(Y,P)
情報筋によると、キプロスで計画されていたイラン人組織によるユダヤ人へのテロ攻撃が、諜報組織モサドの協力によって摘発された。これに対し首相官邸は称賛声明を発表。(6/25)

 

【ガリラヤ湖付近のボート炎上】(Y)
ガリラヤ湖付近に停泊していた7隻のボートが炎上、うち5隻が全焼した。夜間に消防隊が駆けつけ消火し、怪我人はいなかった。警察は放火の可能性も踏まえ捜査を開始している。(6/25)

 

【西岸地区に大隊追加配備】(P)
IDFは治安情勢の激化を受けて、ヨルダン川西岸地区に2大隊を追加配備すると発表。この動きは同地域での緊張状態に直接対応するもの。(6/25)

 

【ドローン機がレバノン領内に落下】(Y,P)
IDFのドローン機が定例作戦中にレバノン領内に落下したと報告。機密情報の漏えいの恐れはないとのこと。ヒズボラの報道ではテロ組織がドローン機を撃墜したと発表している。(6/26)

 

【ジェニンからロケット弾】(Y,P)
IDFは26日、ヨルダン川西岸地区の都市ジェニンでロケット弾2発の発射に成功したというパレスチナの主張を確認した。「負傷者はなく、ロケット弾はその地域に危険を及ぼすものではなかった」と軍は述べた。西岸地区からロケット弾が発射されたのは18年ぶり。(6/26)

 

【軍医が司法改革抗議デモ】(P,H)
26日、約300人の予備役軍医が防衛相に対し政府が司法改革を断行するならば勤務を拒否すると発表。司法改革の協議は25日から再開されている。(6/26)

内政

【贈賄罪の検証困難に】(Y)
ネタニヤフ首相の汚職裁判の一つとなる贈賄罪の検証が難しいと裁判官が検察代理人に述べた。ニュースサイトのオーナーに、首相と家族について好意的な報道をする代わりに、彼のビジネスに有利な規制変更を行なった疑い。汚職については他にも詐欺罪や背任罪も問われているため裁判が無くなることはない。(6/23)

 

【パレスチナ人に対する差別だと批判】(Y)
前国連事務総長は、イスラエルのパレスチナに対する政策を「アパルトヘイトに向かっている」と批判。彼は、ヨルダン川西岸の入植地の拡大やパレスチナ人に対する規制強化を通じて、アパルトヘイト体制が根付きつつある兆候を見たと語った。(6/23)

 

【米国ビザ保持のパレスチナ人が空港利用可能に】(Y)
米国ビザを持つパレスチナ人が、ベングリオン空港と南部のラモン空港の利用が可能になる予定。この措置は、イスラエルが米国のビザ免除プログラムに参加するための条件を満たすための一歩となる。(6/23)

 

【国家治安相が入植者を鼓舞】(Y,P)
ベングビル国家治安相はエビヤタル前哨地を訪問し、衝突を繰り返す入植者に対しスピーチした。彼は「丘に向けて走れ」と鼓舞し、何千人ものテロリストを倒し使命を果たす必要があると発言した。(6/23)

 

【米報道官が国家治安相発言を非難】(Y)
米政府安全保障会議の報道官はベングビル国家治安相の「丘へ走れ」という発言について非難し、「米国は入植地での建設拡大を支持しておらず、この方針は変わっていない」と述べた。同氏はさらに、イスラエル政府が関与する活動のため米市民がヨルダン川西岸地区で危険にさらされているという報告を受けていることを認めた。(6/24)

 

【ロシアの動向を踏まえ協議】(P)
ネタニヤフ首相は24日夜にロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱について協議を行い、自国民に対してロシアへの渡航を控えるよう促し、イスラエル人とロシア系ユダヤ人の双方に対して、出国が必要となる可能性のある人々の支援準備を整えた。現在ロシアには約6〜7万人のイスラエル人と、帰還法に基づく移住資格を持つ約50万人のユダヤ人が住んでいる。(6/24)

 

【首相がゴラン高原の建設計画延期】(P)
ネタニヤフ首相は24日夜、ゴラン高原でのタービン建設を25日から停止することを決定した。この決定は、ベングビル国家治安相の計画とは対照的で、ドゥルーズ派は国家治安相の計画に対し「戦争だ」と激しく抗議していた。(6/24)

 

【司法改革が25日から再開】(P)
憲法・法・司法委員会は交渉により停滞していた司法改革を25日より再開すると発表。司法改革では基本法の改正を行うため、裁判所は行政の決定を阻止することが難しくなる。(6/24)

 

【入植者の衝突に懸念】(Y,H)
西岸地区での入植者とパレスチナ人との衝突について、米政府高官が懸念を表明。「このような事態となったことに米国では怒りが渦巻いている。正義は加害者に対し正しく下されるべきで、私刑を加えることではない」と述べた。また同氏はIDF高官数名が懸念を表明していることを評価した。(6/25)

 

【首相と国家治安相が意見対立】(Y)
ネタニヤフ首相は入植者らの暴力に対し「国家の重要な利益に害を及ぼす」と発言。それに対し国家治安相は、問題が「ゴラン高原での暴徒に対する寛大さと厳格な取締りの欠如」をきっかけとしていると応答した。(6/25)

 

【ヘルツォグ大統領とアラブ女性面会】(P)
ヘルツォグ大統領は夫人とともに40〜50名のアラブ人女性と面会し、近頃のアラブ人地区での暴力や被害について話を聞いた。女性たちは政府や警察の対応の遅れに対し不満を述べた。(6/25)

 

【大統領が入植者の暴力を非難】(Y,P,H)
ヘルツォグ大統領は、シンベト表彰式でのスピーチでヨルダン川西岸一帯の入植者による暴動について言及した。「この暴力をあらゆる面で非難する。これらの行為は違法、不道徳で、国民全員の土台を揺り動かしている」と述べた。また大統領はネタニヤフ首相の入植者への批判に支持を表明した。(6/26)

 

【閣僚の軍事組織批判に、首相が非難】(Y,P,H)
ストロック国家指名相がIDF参謀総長や警視総監、シンベト責任者をロシアの民間軍事会社ワグネルと評して批判した発言について、首相官邸は「大臣の言葉を否定する。民主主義には人を批判する場所はあるが、テロ対策や国家の安全のために指導している人々を批判する場所はない。」と非難した。また首相は近頃の西岸地区での治安部隊の過剰な武力行使について調査を命じたとのこと。(6/26)

 

【五千戸の入植住宅計画承認】(Y,P,H)
政府は26日、ヨルダン川西岸地区の入植地に新たに五千戸の住宅を建設する計画を承認した。住宅については様々な計画段階にあり、竣工日は明らかにされなかった。米政府は、イスラエルの入植政策への批判をますます明らかにしている。(6/26)

 

【フィジーが大使館設置】(Y)
フィジー政府がイスラエルに大使館の設置を決定。イスラエルにおける外国大使館は98番目となる。(6/26)

 

【パレスチナ系アメリカ人の渡航来月から】(Y,P)
政府は来月、米国のビザ免除プログラムに参加する準備として、パレスチナ系アメリカ人にイスラエル国内での渡航の自由を認める見通し。30〜45日間で米国土安全保障省の代表団が、ベングリオン空港やヨルダン川西岸地区の検問所を通過するパレスチナ系アメリカ人の旅行を追跡する予定とのこと。(6/26)

 

【ロシアからの移民優遇手続きが終了】(Y)
政府はロシアから移民を希望する人々の迅速な処理を行うプロセスを終了すると発表。帰還省は戦争地域からの移民要請が減少したことを考慮して決定されたと声明の中で述べている。しかし、ウクライナのユダヤ人からの要請が減ったとはいえ、ロシアとベラルーシのユダヤ人は依然として移民を希望する数が増えており、複雑な問題に直面している。(6/26)

 

【首相汚職裁判、証言で贈与認める】(Y,P)
ネタニヤフ首相の収賄罪疑惑について、証人であるハリウッドプロデューサーが物品贈与を認めた。「我々は友人であり、喜んで贈り物をしていた。捜査が始まるまで問題だと思っていなかった」と述べた。(6/26)

国際情勢

【米・ウクライナ大統領電話会談】(P)
米政府によると、バイデン米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領がロシアでの反乱を受け25日に電話会談を行った。両者は安全保障や経済、人道援助の継続を含め米国からの支援を再確認したという。(6/25)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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