【贈賄罪の検証困難に】(Y)
ネタニヤフ首相の汚職裁判の一つとなる贈賄罪の検証が難しいと裁判官が検察代理人に述べた。ニュースサイトのオーナーに、首相と家族について好意的な報道をする代わりに、彼のビジネスに有利な規制変更を行なった疑い。汚職については他にも詐欺罪や背任罪も問われているため裁判が無くなることはない。(6/23)
【パレスチナ人に対する差別だと批判】(Y)
前国連事務総長は、イスラエルのパレスチナに対する政策を「アパルトヘイトに向かっている」と批判。彼は、ヨルダン川西岸の入植地の拡大やパレスチナ人に対する規制強化を通じて、アパルトヘイト体制が根付きつつある兆候を見たと語った。(6/23)
【米国ビザ保持のパレスチナ人が空港利用可能に】(Y)
米国ビザを持つパレスチナ人が、ベングリオン空港と南部のラモン空港の利用が可能になる予定。この措置は、イスラエルが米国のビザ免除プログラムに参加するための条件を満たすための一歩となる。(6/23)
【国家治安相が入植者を鼓舞】(Y,P)
ベングビル国家治安相はエビヤタル前哨地を訪問し、衝突を繰り返す入植者に対しスピーチした。彼は「丘に向けて走れ」と鼓舞し、何千人ものテロリストを倒し使命を果たす必要があると発言した。(6/23)
【米報道官が国家治安相発言を非難】(Y)
米政府安全保障会議の報道官はベングビル国家治安相の「丘へ走れ」という発言について非難し、「米国は入植地での建設拡大を支持しておらず、この方針は変わっていない」と述べた。同氏はさらに、イスラエル政府が関与する活動のため米市民がヨルダン川西岸地区で危険にさらされているという報告を受けていることを認めた。(6/24)
【ロシアの動向を踏まえ協議】(P)
ネタニヤフ首相は24日夜にロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱について協議を行い、自国民に対してロシアへの渡航を控えるよう促し、イスラエル人とロシア系ユダヤ人の双方に対して、出国が必要となる可能性のある人々の支援準備を整えた。現在ロシアには約6〜7万人のイスラエル人と、帰還法に基づく移住資格を持つ約50万人のユダヤ人が住んでいる。(6/24)
【首相がゴラン高原の建設計画延期】(P)
ネタニヤフ首相は24日夜、ゴラン高原でのタービン建設を25日から停止することを決定した。この決定は、ベングビル国家治安相の計画とは対照的で、ドゥルーズ派は国家治安相の計画に対し「戦争だ」と激しく抗議していた。(6/24)
【司法改革が25日から再開】(P)
憲法・法・司法委員会は交渉により停滞していた司法改革を25日より再開すると発表。司法改革では基本法の改正を行うため、裁判所は行政の決定を阻止することが難しくなる。(6/24)
【入植者の衝突に懸念】(Y,H)
西岸地区での入植者とパレスチナ人との衝突について、米政府高官が懸念を表明。「このような事態となったことに米国では怒りが渦巻いている。正義は加害者に対し正しく下されるべきで、私刑を加えることではない」と述べた。また同氏はIDF高官数名が懸念を表明していることを評価した。(6/25)
【首相と国家治安相が意見対立】(Y)
ネタニヤフ首相は入植者らの暴力に対し「国家の重要な利益に害を及ぼす」と発言。それに対し国家治安相は、問題が「ゴラン高原での暴徒に対する寛大さと厳格な取締りの欠如」をきっかけとしていると応答した。(6/25)
【ヘルツォグ大統領とアラブ女性面会】(P)
ヘルツォグ大統領は夫人とともに40〜50名のアラブ人女性と面会し、近頃のアラブ人地区での暴力や被害について話を聞いた。女性たちは政府や警察の対応の遅れに対し不満を述べた。(6/25)
【大統領が入植者の暴力を非難】(Y,P,H)
ヘルツォグ大統領は、シンベト表彰式でのスピーチでヨルダン川西岸一帯の入植者による暴動について言及した。「この暴力をあらゆる面で非難する。これらの行為は違法、不道徳で、国民全員の土台を揺り動かしている」と述べた。また大統領はネタニヤフ首相の入植者への批判に支持を表明した。(6/26)
【閣僚の軍事組織批判に、首相が非難】(Y,P,H)
ストロック国家指名相がIDF参謀総長や警視総監、シンベト責任者をロシアの民間軍事会社ワグネルと評して批判した発言について、首相官邸は「大臣の言葉を否定する。民主主義には人を批判する場所はあるが、テロ対策や国家の安全のために指導している人々を批判する場所はない。」と非難した。また首相は近頃の西岸地区での治安部隊の過剰な武力行使について調査を命じたとのこと。(6/26)
【五千戸の入植住宅計画承認】(Y,P,H)
政府は26日、ヨルダン川西岸地区の入植地に新たに五千戸の住宅を建設する計画を承認した。住宅については様々な計画段階にあり、竣工日は明らかにされなかった。米政府は、イスラエルの入植政策への批判をますます明らかにしている。(6/26)
【フィジーが大使館設置】(Y)
フィジー政府がイスラエルに大使館の設置を決定。イスラエルにおける外国大使館は98番目となる。(6/26)
【パレスチナ系アメリカ人の渡航来月から】(Y,P)
政府は来月、米国のビザ免除プログラムに参加する準備として、パレスチナ系アメリカ人にイスラエル国内での渡航の自由を認める見通し。30〜45日間で米国土安全保障省の代表団が、ベングリオン空港やヨルダン川西岸地区の検問所を通過するパレスチナ系アメリカ人の旅行を追跡する予定とのこと。(6/26)
【ロシアからの移民優遇手続きが終了】(Y)
政府はロシアから移民を希望する人々の迅速な処理を行うプロセスを終了すると発表。帰還省は戦争地域からの移民要請が減少したことを考慮して決定されたと声明の中で述べている。しかし、ウクライナのユダヤ人からの要請が減ったとはいえ、ロシアとベラルーシのユダヤ人は依然として移民を希望する数が増えており、複雑な問題に直面している。(6/26)
【首相汚職裁判、証言で贈与認める】(Y,P)
ネタニヤフ首相の収賄罪疑惑について、証人であるハリウッドプロデューサーが物品贈与を認めた。「我々は友人であり、喜んで贈り物をしていた。捜査が始まるまで問題だと思っていなかった」と述べた。(6/26) |