ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【卒業式で首相に抗議】(Y)
ネタニヤフ首相が空軍パイロット学校の卒業式に出席した際、出席していた卒業生の家族が「恥を知れ」と叫びながら背中を向ける事態が発生。家族は司法改革の一方的な推進に不満を表明していた。(6/30)

 

【首相故兄の墓に脅迫状が】(Y)
ネタニヤフ首相宛の脅迫状が30日にヘルツル山にある首相の故兄の墓で発見された。脅迫状にはガザ入植や戦没者の遺体返還など詳細が記されており、首相には3ヶ月半しか猶予がないと記されていた。シンベトが捜査に関わっているが容疑者はまだ逮捕されていない。首相は今週、弟のイドー氏と共に故兄の追悼式に参加していた。兄のヨニ氏が亡くなって47年になる。(6/30)

 

【イランがキプロスの諜報活動否定か】(Y,P)
イラン国営報道はイスラエル諜報機関がキプロスでイラン人工作員を逮捕しイスラエル人への攻撃を阻止したとの報道は、自国内の危機を隠蔽するものだと述べた。報道では「国内情勢の悪化に直面しているシオニスト政権は、1年前に失敗し諜報員が逮捕された作戦を語っている」と内容を否定した。(6/30)

 

【イラン工作員、シナゴグ襲撃も計画に】(Y,H)
モサドは、拘束したイラン工作員の自白動画から、工作員らがキプロスのハバットハウスも攻撃する計画をしていたことを突き止めた。ハバットハウスは世界中に広がるシナゴグの一つ。政府関係者はキプロス当局とモサドに称賛の声を送った。(6/30)

 

【軍刑務所で超正統派デモ】(P)
29日夜、ネタニア近郊の軍刑務所に侵入した12人のデモ隊が逮捕された。デモは超正統派のもので、兵役を拒否した女性が義務逃れの疑いで逮捕されたことに抗議していた。デモには約200人が参加し、現場の警察が刑務所入り口で対応したとのこと。(6/30)

 

【首相官邸前で司法改革抗議】(P)
約200人の反司法改革デモ参加者が、カエザリアにある首相官邸前で抗議活動を行った。デモ隊は国旗を振りながら「来月中に司法改革を可決するチャンスはない。我々は抗議し、あきらめない」と叫んだ。警察も現場に駆けつけ警備体制を強化した。(6/30)

 

【アルプス登山者9名救助】(Y)
スイスのアルプス山脈に登っていた9人のイスラエル人登山者が荒天に巻き込まれ動けなくなっていたが、救助された。彼らは低体温症になっていたが治療のため搬送され、容態は安定しているとのこと。(7/1)

 

【IDF兵がパレスチナ民間車両破壊か】(Y,P)
IDF兵士がヨルダン川西岸地区の村カリュットで車に損害を与える場面が撮影されていたことが判明。IDFはこの事件について調査中で、「IDFの価値観と兵に期待される姿勢に反する重大な事件である」とコメント。(7/1)

 

【脅迫状の犯人逮捕】(P)
警察によると、ネタニヤフ首相の故兄の墓に脅迫状を置いた犯人が逮捕された。容疑者は南部出身の26歳で、尋問のために連行された。容疑者の弁護士は容疑者が精神的に病んでおり、実際に首相に危害を加えるつもりはなかったと主張している。(7/1)

 

【司法改革抗議デモ続く】(P)
抗議デモの主催者によると、1日の夜には28万6千人以上が抗議デモに参加し、そのうち15万人がテルアビブのカプラン交差点に集まったという。デモの現場では予備役兵士抗議団体とパレスチナ国旗を掲げていた抗議者らの衝突が起こるなど事件も付随して発生。(7/1)

 

【300以上の武器が押収】(P)
警察によると、今年に入ってから400種類340丁以上の武器が北部地区で押収された。6月の間だけでも60丁の違法入手された武器が押収されたという。(7/2)

 

【大規模デモを前に警備強化へ】(P)
中央警察の司令官は2日の朝に司法改革デモ参加者はベングリオン国際空港付近の道路を空けておくべきだと訴えた。数百人の乗客を乗せたユナイテッド航空のフライトが窓ガラスを割られ、イスラエルに着陸せざるを得なくなった事態を挙げて訴えた。(7/2)

 

【シリアからミサイル発射】(Y,H)
シリアの対空ミサイルが発射され、イスラエル上空で爆発した。その後IDF空軍はミサイルを発射したシリアの防空砲台を攻撃したと発表。(7/2)

 

【空港で大規模デモ】(Y,P,H)
3日夕方にベングリオン国際空港に大勢のデモ参加者が集まり、警察は37人を逮捕した。警察は撤退を呼びかけ対応したが、午後9時頃になっても数百人が残り抗議を続けていたとのこと。(7/3)

 

【ジェニンで大規模作戦実施】(Y,P,H)
IDFは3日朝から大規模作戦をジェニンで実施。10人のパレスチナ人テロリストが死亡し70人が逮捕され、IDFは占拠されていたモスクを奪還した。この作戦について米政府はイスラエルの安全保障とテロリスト集団から国民を守る権利への支持を表明した。(7/3)

 

【トルコでモサド諜報員逮捕】(Y,P)
トルコ情報機関によると、モサドがトルコ人の調査を行っていることを確認し7人の逮捕に繋がった。諜報員らは、車両のGPSシステムや、保護されたインターネットのハッキングなど、さまざまな監視方法を駆使して情報を収集していたという。(7/3)

内政

【新規入植地が誕生か】(P)
ゴールドノフ住宅相は、ガリラヤ地方に新規の入植地を建設する方針を政府に提出したと発表。町はラマト・アーベルと名付けられ、500家庭が居住可能となる。(7/1)

 

【安全保障に不安増か】(P)
世論調査によると、国家や公共の安全保障に楽観的ではない国民が増えていることが分かった。国民で楽観的な見方をしている人々が5月から6月にかけて12%低下し、調査機関が記録した過去最低評価の3つのうちの1つとなった。また、安全保障に関してユダヤ系イスラエル人の35%が楽観的な見方を示したのに対し、イスラエル系アラブ人で同様の回答をしたのはわずか13%だった。(7/2)

 

【ステルス戦闘機購入】(Y,H)
防衛省は2日、F-35ステルス戦闘機の第3飛行隊をアメリカから購入すると発表した。購入費用は約30億ドルに達し、米国からの軍事援助に充てられると見積もられている。(7/2)

 

【超正統派若者の兵役免除が失効】(Y,P)
1日から2日までの深夜、超正統派の若者に対する国防軍兵役免除又は猶予を認める法律の期限が失効。連立政権は現状を維持したままで、最高会議の承認を得る代替案について合意に達することができていない。政府は新法が承認されるまでは暫定的に、防衛相に適格な超正統派の人物を徴兵する措置を講じないよう指示すると発表した。(7/2)

 

【外交官や大使が国家に忠誠を誓う法案承認】(Y)
国会の法政閣僚委員会はコーヘン外相が提出した法案を承認。この法案は、政府によって海外の外交官や領事の地位に任命された人物に対し、イスラエルへの忠誠を誓うことを義務づけるもので、宣言は外相又は権限を与えられた国家公務員の前で行われる予定。(7/3)

 

【郵政民営化目指す】(P)
コミュニケーション省・経済省・地域連携省は3日、国内郵便の民営化を進めサービス改善するための計画を共同で発表した。郵便サービスに依存する国民層や経済的負担を抱えている層に配慮したサービスを展開していく方針。(7/3)

 

【大統領の社会プロジェクト発足】(P)
ヘルツォグ大統領の社会プロジェクトの一環で言論と社会的レジリエンスを強化するプロジェクトが発足。様々な取り組みを通して社会的格差を埋めることを目的としている。活動にはリーダーシップ育成プログラムやボランティアの活性化、対話コミュニティ、グラフィティプロジェクトなど。(7/3)

 

【COP28に大規模投資】(P)
政府は今年冬に開催されるCOP28に8万シェケルを投資し、100社以上の企業と1000人以上の代表団を招聘する見込みだということが分かった。2週間の開催期間中、代表団は70以上のイベントに参加する予定。(7/3)

 

【国連事務総長がジェニン作戦に懸念】(P)
国連事務総長はIDFがジェニンで無人機での空爆など大規模の作戦を行ったことを受け、深い懸念を抱いていると報道官が述べた。報道官は「すべての軍事作戦では国際人道法が尊重されるべきである」と述べた。(7/3)

国際情勢

【米イラン特使にセキュリティ上の疑惑】(Y)
米政権のイラン特使が機密情報の取り扱い疑惑が浮上し、無給の出勤停止措置に入りセキュリティ権限を一時剥奪されたと米政府当局が29日に発表。特使は数週間詳細不明の家庭の事情で休暇を取っていた。外交安全保障局が特使の機密文書取り扱いについて調査を主導して行っているとのこと。(6/30)

 

【フランスで大規模デモ】(Y,P)
フランスで警察がモロッコ人少年を射殺した事件を引き金に、大規模デモが発生、30日までに最低でも667人の抗議者らが逮捕された。デモの最中には第二次世界大戦中に国外に追放されたユダヤ人を記念する記念碑が破壊される事件も発生。(7/1)

 

【米イェシバ教育内容に指摘】(Y)
米ニューヨーク市は、18の公営のユダヤ教教育を行うイェシバが十分な世俗教育を提供しておらず、市立学校の基準を満たしていないと判断した。また同市はうち4つのイェシバが同市の教育基準を満たしていないと厳しく指摘したと発表。イェシバでは授業はイディッシュ語のみで行われ、英語の読み書き、数学、地理、歴史、公民、科学の授業は一切行われていなかったという。州がこの調査結果を承認すれば、公立学校と同様に市の世俗教育基準を満たすことが義務づけられることになる。(7/1)

 

【諸外国が入植地に懸念表明】(Y)
イギリス、オーストラリア、カナダは、イスラエル政府のヨルダン川西岸地区での入植地拡大と、それに伴い増加している暴力事件に深い懸念を表明。「入植地の継続的な拡大は和平の障害であり、交渉による2国家解決への努力に悪影響を及ぼす。我々はイスラエル政府に対し、これらの決定を撤回するよう求める。」と声明を発表した。(7/1)

 

【ストックホルムのシナゴグ前でコーラン冒涜される】(Y,P)
スウェーデンの首都ストックホルムにあるシナゴグ前でコーランが破られ焼かれた事件に抗議して、イランは新大使の派遣を取りやめると発表。この件についてイスラム協力機構は2日、コーランを冒涜する行為が繰り返されないよう対策を講じる必要があると述べた。(7/2)

◯ 文化

【サッカー準決勝進出】(Y)
欧州サッカーU21選手権の準決勝で、イスラエル代表がジョージア代表にPK戦の末に勝利し、準決勝進出を決めた。準決勝ではイングランドと戦う。(7/2)

 

【テルアビブ路面電車ついに運行か】(P)
テルアビブの路面電車ライトレールが一般運行を7月中に開始する見込み。開通を前にブレーキや信号システムの安全上の問題があり、数ヶ月間で何度も運行が延期されていた。今回の報道についても正確な開始日は公表されていない。(7/3)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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