ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【アラブ人事件の取り締まり不足に抗議】(Y)
ロド地区でアラブ人被害の事件取り締まりに不満を感じている人々がデモを実施、鉄道を封鎖した。彼らは「アラブ人もユダヤ人も安全を求める」と呼びかけ。デモの影響で同地区の列車は運転を中止しており、中部地域に遅れが出ているとのこと。(6/9)

 

【政府ウェブサイトに大規模サイバー攻撃】(Y)
デジタル省は複数の政府関連サイトに向けたサイバー攻撃を防いだと発表。この攻撃はDDoS型で、117ヶ国18,000台以上の端末から行われた大規模な攻撃だという。政府関係者はこの攻撃の背後には国家的存在があると推測している。(6/9)

 

【アラブ人コミュニティで死亡事件101件】(Y,H)
10日午前に2件事件があり、アラブ人地区での死亡事件が今年に入って合計101件となった。9日の抗議もむなしくさらに暴力が増しているよう。警察は10日の事件の容疑者を逮捕したと発表。関係者によると、20年以上も有力ギャングが武器を集めてきているのも関係しているのではとのこと。(6/10)

 

【ガリラヤ湖でボート転覆】(P)
警察は、ガリラヤ湖でボートが転覆し溺れていた11人を救助したと発表。妊婦や幼児も含まれていたが、全員が現場で救急隊員の手当を受けたとのこと。(6/10)

 

【麻薬密輸阻止】(P)
9日にエジプト国境付近でIDF兵が麻薬密輸グループを阻止、容疑者2名を逮捕した。容疑者らは取り調べのため拘束され、麻薬は押収された。グループは総額500万シェケル相当の麻薬を運んでいたとのこと。(6/10)

 

【コカイン密輸組織摘発】(P)
警察は10日にティラでコカイン密輸組織を摘発し、複数の容疑者を逮捕したと発表。この組織は南米に拠点があり、コカインは140リットル相当の量が密輸されていた。(6/11)

内政

【14日に裁判官選出議員が選出】(P)
国会では14日に9名からなる司法任命委員会の代表者2名を選出する予定。この投票は司法制度改革の妥協案の模索が続けられるかどうかにも大きく影響する。今回の匿名投票で野党と与党が選出されるのかも注目されている。(6/10)

 

【司法改革抗議デモ:23週目突入】(P)
政府への抗議デモが23週目に突入。今回抗議者らは200m²の看板を立て、アラブ地域で今年に入って100人の死亡者が出た事に触れた。抗議は全国で行われ、テルアビブでは通行止めも発生。デモ指導者らは、今週の裁判官選出議員の選出があることについて、デモも重要な時期に入ったと述べた。(6/10)

 

【兵士デモにより勤務時間短縮】(P)
先週の事件を受け、エジプト国境の警備隊はデモを行い長時間勤務に抗議。国境警備隊はこれを受けエジプト国境警備のシフトを12時間から8時間に短縮を決定。兵士たちは家族の支持も受けてこれほど長時間現場にいても役に立たないと感じたと主張した。(6/10)

 

【2015年にISIS攻撃が明らかに】(Y,P)
元IDF参謀総長は講演でイスラエルが2015年にテロ組織ISISを攻撃し、数百人を殺害していたことを明らかにした。攻撃を依頼され、大規模攻撃を行ったという。2015年はISIS関与のテロ事件が世界各国で発生していたが、エジプト国境ではエジプト軍との衝突でISIS戦闘員百人以上が死亡している。(6/11)

 

【核開発抑制の合意か】(Y)
匿名の政府高官によると、アメリカ・イラン間で核開発計画を抑制するための合意を進める可能性が高まっている。これをふまえてガラント防衛相は15日にオースティン米国防長官と会談する予定。(6/11)

 

【アラブ地区犯罪にシンベト動員か】(Y,P)
ネタニヤフ首相は11日、アラブ地区の犯罪増加に対し保安防諜機関シンベトを動員することを決意していると週次閣議で述べた。首相は「卑劣な現状と戦い、蛇の頭を切り落とす」と決意を示した。しかし各方面からはテロ対策に負担が生じるのではと疑問の声も。(6/11)

 

【シンベト動員に強い反対】(Y,H)
最近のアラブ地区での暴力事件増加に対し、ネタニヤフ首相がシンベト部隊を動員すると発言した件について、治安当局の元高官らが強い反対を表明。テロ対策の正当な必要性がないのに市民に対しシンベト動員は民主主義国家の情報機関と独裁国家の秘密警察の境界線を曖昧にする危険性があると述べた。(6/12)

 

【ダム決壊被害に支援】(Y)
コーヘン外相は、ウクライナのダム決壊被害に遭っている住民へ災害支援物資を送る予定を発表。キエフのイスラエル大使館を通して、数十万リットルの飲料水と十トン以上の食料を輸送する。(6/12)

 

【ウクライナ大統領夫人訪問予定】(Y,P)
ウクライナのゼレンスキー大統領夫人が来週にもイスラエル訪問を予定していることが判明。義肢装着やリハビリで回復を目指すウクライナ兵の訪問を中心に、人道的支援についても会談する予定。(6/12)

国際情勢

【パレスチナ議長中国訪問】(P)
パレスチナ自治政府のアッバス議長が13日から16日まで中国を訪問予定。中国がサウジアラビアとイランの仲介に成功し、イスラエルとの和平的対話を目指す中での訪問。(6/9)

 

【イランが司法改革に関与か】(P)
諜報関係者によると、イランが司法改革抗議を背後から扇動している可能性が。司法改革抗議としてSNSに警察官の名前や顔写真を公開しているグループがあり、その主犯格がイラン側の人物だという。「国の結束を弱め、社会のさらなる偏向を扇動している運動の背後にイランがいる可能性が高い」と述べている。(6/11)

 

【オランダとカナダがシリア起訴】(Y,P)
オランダとカナダがシリアを拷問の危険性があるとして世界裁判所に提訴する意向だと、国際司法裁判所が発表。両国は「シリアは少なくとも2011年以来無数の国際法違反を犯している」と主張し、迫害の危険がある人々を保護するため緊急措置を取るよう求めたとのこと。(6/12)

◯ 文化

【ウルグアイに惜敗】(Y)
サッカーU20ワールドカップでイスラエルは強豪ウルグアイに0-1で敗れ、夢の舞台に幕を閉じた。11日に3位決定戦でイタリアと韓国の一方と戦う。(6/9)

 

【ミュンヘンから遺品返還】(Y)
ドイツ・ミュンヘンのバイエルン国立博物館はユダヤ人から当時軍によって押収された銀食器などの物品を遺族に返還する取り組みを2019年から進めている。今回は19点が返還され、残りの119点の所有者を現在も捜索中とのこと。担当者の一人は「単に送るのではなく、足を運んで返還することに意味を見出した」と、今回初めてイスラエルを訪問したという。(6/9)

 

【アインシュタイン記念館が誕生】(P)
ヘブライ大学内でアインシュタインの記念館起工式が行われた。彼の死後、同大学には8万枚以上の文書が寄贈されており、デジタルアーカイブとして公開されていた。故アインシュタイン氏は同大学の共同設立者であり、彼の知的財産や肖像権、著作権をすべて遺贈している。(6/10)

 

【超正統派メディアが戦死女性兵士の写真載せず】(P)
複数の超正統派メディアが先週エジプト国境で戦死した3名の兵士のうち女性兵士の写真を報道しなかったことが判明。1つのメディアでは彼女が死亡した事実にも触れていなかった。超正統派メディアが女性の写真を報道拒否することについては近年顕著になっており、国会でも議論になっている。(6/11)

 

【垣根を超えた青少年プログラム実施】(P)
アハライ!青少年プログラムが25回目となる数日間の研修旅行を実施。今回は対象をアラブ系や超正統派の青年にも拡大した。プログラムの名称はヘブライ語で「私についてきなさい」という意味。(6/11)

 

【サッカーU20:イスラエルが世界3位に】(Y,P,H)
サッカーU20ワールドカップでイスラエルが3−1で韓国を破り3位決定。ヘルツォグ大統領も試合後にSNSで彼らの勝利を祝った。(6/12)

 

【旅先で素敵な出会い】(Y)
イスラエル人旅行者の男性がアメリカでタクシーを利用したところ、運転手が退役米海軍兵で、イスラエル人に好感を持っていることが判明。運転手は男性に100米ドル札を手渡し、IDF兵に渡すよう伝えた。男性は「空港で待つ幸運な兵士は誰になるか楽しみ」とSNSに投稿した。(6/12)

 

【イスラエル観光の参考に】(P)
大手カード会社のマスターカード発表によると、イスラエルを訪れるアメリカ人観光客は平均1,042米ドルの消費傾向がある。消費分野は国の出身によって違うが、観光客の宿泊日数は平均7.3泊とのこと。(6/12)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、シオンとの架け橋からのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは sorami@zion-jpn.or.jp よりsorami@zion-jpn.or.jp 宛に送信しております。
シオンとの架け橋、京都府


配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する