ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【抵抗の日:大規模デモ各地で】(Y,P,H)
司法改革案の第一読会通過を受けて、11日に大規模デモが各地で行われた。ベングリオン国際空港や主要道路がデモ隊によって封鎖され、この日だけで77人が逮捕された。司法改革デモは27週連続で行われている。(7/11)

 

【大手CEOが抗議に支持】(Y)
大手飲料会社のコカ・コーラ社CEOはSNSに司法改革の抗議Tシャツの写真と共に「民主主義か反乱か」とコメントし、抗議活動への支持を表明した。これを受け司法改革推進派の集団は11日にブネイブラクのコカ・コーラ社工場でトラックの通行を妨害した。大手銀行や大手企業CEOが所属するイスラエルビジネス会議は抗議行動への参加に対し、従業員の両親に従った行動を認めると発表している。(7/11)

 

【エチオピアで誘拐被害】(Y)
79歳のイスラエル人男性がエチオピアで誘拐に遭っており、犯人は9000米ドルを要求。外務省はこの件について承知しており、イスラエルにいる家族やインターポールとも協力していると述べた。(7/11)

 

【コーラン冒涜で入植者暴徒逮捕】(Y)
入植者らの暴動でモスクに侵入し、コーランのページを破り捨てたとして男性が起訴された。男性は6月21日にウリフ村に侵入した暴徒の一員で、モスクに侵入し調度品や窓を破壊した。(7/12)

 

【防衛相がアゼルバイジャンに出立】(Y,P)
ガラント防衛相がアゼルバイジャンに出立した。アゼルバイジャンはイランと国境を隣にしており、またイスラエル大使館襲撃事件の計画も浮上したための訪問。(7/12)

 

【レバノン国境で爆発】(Y,P)
イスラエルとレバノンの国境で爆発が発生。IDFはすぐに対応し3人の容疑者を確認した。IDFはヒズボラが背後にいると推測している。(7/12)

 

【動画撮影が火事に】(Y,P)
SNSのTikTokで動画を撮影していたエルサレム在住の少女が放火の疑いで逮捕された。彼女と友人らは12日夜にマンションの階段でソファに火をつけて撮影をしており、火が階段全体に広がった。この事件により8人が怪我を負ったとのこと。(7/12)

 

【エチオピアでの誘拐事件がフェイクだと判明】(Y,P)
外務省は12日、エチオピア旅行中に身代金目的で誘拐されたとされるイスラエル人男性の問題が詐欺的だったとして、今後は扱わないと発表した。外務省は男性が家族に送金を強要しようとしたと考えている。(7/13)

 

【インド豪雨で連絡取れず】(Y)
外務省はインド北部での豪雨被害により、現地のイスラエル人185人と未だ連絡が取れていないと発表。在インド・イスラエル大使は外務省より貸与されたヘリコプターで現地を巡察している。(7/13)

 

【医師がゼネスト要求】(Y)
12日朝、約1000人の医師がイスラエル医師会長に書簡を送り、抗議デモが終わるまで医療制度のゼネストを宣言するよう要求した。(7/13)

 

【イランからの攻撃が近年で50件ほどに】(Y,P)
ガラント防衛相はアゼルバイジャンの訪問中に、近年イランからの攻撃を50件ほど阻止したと明らかにした。その数件は実行直前に阻止され、諸外国との緊密な協力により土壇場で阻止されたと述べた。 また同相は、「イランが軍事核兵器を入手するあらゆるシナリオに備えるために複数年度の予算から数十億ドルを当てた。」と述べた。(7/13)

内政

【予備役の招集拒否も本格化】(Y,P)
予備役兵士ら約300名が司法改革の抗議で招集に応じないとIDFに書簡を送った。ガラント防衛相はこれについて軍隊の結束を強め敵に隙を見せてはならないと述べた。(7/11)

 

【米政府もデモに憂慮】(Y,H)
米政府は大規模な抗議デモが起きているイスラエルに対し、市民が平和的に抗議する権利を尊重するよう呼びかけた。米政府は「誰一人として権利を失うことのない妥協案に至る必要がある」と述べた。(7/11)

 

【エチオピアから帰還民】(Y,P)
政府の帰還プロジェクトにより、エチオピアから130人の帰還民がイスラエルに到着した。このプロジェクトでは今までに約5000人のエチオピア系ユダヤ人移民を帰還に導いている。帰還民は経済的援助やヘブライ語教育を受ける予定。(7/12)

 

【首相罷免の審議へ】(Y,P)
最高裁は司法制度改革法案に介入した疑いがあるとして、首相の罷免を求める議論を審理することに同意した。首相は司法長官から警告を受けていた。(7/13)

 

【訪米予定の大統領と首相、意見相違か】(Y,P)
訪米しバイデン大統領と会談する予定のヘルツォグ大統領とネタニヤフ首相が会談し、首相は司法改革案の妥協案についての対話に意味を感じないと話した。また、イランの核問題についてもイスラエルの対策をすべて開示する予定はないと話したとのこと。(7/13)

 

【牛乳の輸入関税3ヶ月取り消し】(Y,P)
スモトリッチ経済相が牛乳の輸入関税を3ヶ月間取り消す法令に署名。近頃の牛乳の不足に対応する形だが、業界からは不満の声も上がっている。(7/13)

 

【PTSDが5人に1人】(P)
最近の統計によると、退役コンバット兵の5人に1人がPTSDに苦しんでいることが分かった。支援協会によると診断を受けている患者は5千人いるが、診断も受けていない人々は2万5千人ほどいると予測されている。(7/13)

国際情勢

【モサドがアゼルバイジャンで貢献】(Y)
アゼルバイジャンでイラン出身の男性がイスラエル大使館に対し攻撃を計画していたところ、諜報機関モサドが情報を入手しアゼルバイジャン諜報機関が男性を逮捕した。この件に関し両国は緊密に連絡を取っていたという。(7/11)

 

【レバノンが国境設置を目指す】(Y)
レバノンのハビブ外相は国連安保理に所属する各国の外相と協議を開始し、イスラエルとの陸上国境を設置する手続きを開始した。イスラエルは現在この手続きを追求する意思はないとも報告されている。(7/12)

 

【アッバス議長がジェニン訪問】(Y,P)
パレスチナ自治政府のアッバス議長がジェニンを訪問。10年以上振りの訪問となる。議長は到着後のスピーチでジェニンを闘争と不動の象徴と呼び、難民キャンプの再建を誓った。(7/12)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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