ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【米国大使館の前で司法改革抗議】(Y)
何千人もの人々がテルアビブの米国大使館前に集まり、司法制度改革の抗議デモを行った。人々は米国に対しネタニヤフ首相の司法改革計画を止めるよう求めた。(7/14)

 

【レバノンから不法入国】(Y,P,H)
IDF(国防軍)は複数の人物がレバノンからイスラエルに不法入国したと発表。容疑者らがレバノンに戻ることを拒否したため、IDFが部隊を動員して退却させたとのこと。レバノンのメディアは後に、容疑者らがジャーナリスト数名とレバノン国会議員だったと報じた。(7/15)

 

【前哨地にテロリスト潜入】(Y,P)
15日に、テロリストがヨルダン川西岸地区にある前哨地に潜入したが、治安部隊の攻撃により死亡した。この事件による負傷者は報告されていないが、治安部隊は共犯者がいる可能性も推測して周辺の調査を続けている。(7/15)

 

【アラブ人議長が国会前で抗議】(P)
2日間で8人のアラブ系が事件に巻き込まれ死亡したことを受けて、アラブ人議会の議長が16日に週次閣議が開かれる国会議事堂の前で抗議を行う予定。アラブ系の死亡者数は半年で120人にも上り、議長は「これはアラブ社会だけの問題ではなく、イスラエル社会全体の危機だ」と危機感をあらわにしている。(7/15)

 

【司法改革抗議デモ:28週目突入】(P,H)
抗議デモは28週目に突入しており、15日夜にテルアビブやハイファなどで大規模デモが予定されている。改革推進派との軋轢もあり、右派活動家が抗議デモの指導者が住む村の出入り口を封鎖する事件も発生。(7/15)

 

【首相が熱中症で病院に】(Y,P,H)
ネタニヤフ首相が14日に首相夫人とガリラヤ湖に出かけていたところ体調不良で病院に搬送された。熱中症と診断され病院で一晩過ごしたが搬送時に意識は回復しており、体調に問題はないとのこと。(7/15)

 

【首相が退院、心臓近くにモニター】(Y,H)
熱中症で病院に搬送されたネタニヤフ首相が退院。心臓付近に不整脈を感知する装置を埋め込む手術を行ったとのこと。この影響で16日に予定されていた週次閣議は17日に延期された。(7/16)

 

【銃撃テロ容疑者逮捕】(Y,P)
16日にヨルダン川西岸地区で銃撃テロを起こした容疑者がベツレヘムで銃撃戦の末逮捕された。同日未明に容疑者は走行中の車に発砲し、父親と娘2人に怪我を負わせた。父親は重傷を負って入院していたが、手術の結果容態は回復している。(7/16)

内政

【首相罷免の審理に激怒】(Y)
連立政権は、ネタニヤフ首相の罷免を求める弁論を最高裁が審理するとした決定に対し激しく非難した。与党リーダーらは民主主義と民意に対する致命的な打撃であると述べた。(7/14)

 

【司法改革:一部法案が最終読会へ】(Y,P)
国会の憲法委員会は司法改革案の一部である合理性条項を撤廃する法案に関する最終的な議論を行った。議論後に最終的な法案が委員に配布され、委員からは17日までに留保案を提出することができる。(7/16)

 

【今年の主要目標が公表】(Y,P)
連立政権は発足から7ヶ月目に今年の主要目標を発表。内容としては生活費高騰への対応、インフラと住宅開発、デジタル化と効率化を中心とした公共事業強化、個人の安全保障強化、アラブ社会の暴力への対応、社会経済的格差の是正などが含まれている。首相はこの目標について来年度にも引き継がれ、生活費の対応プログラムが準備中であると述べている。(7/16)

 

【予備役兵士の抗議デモに憂慮】(Y)
ガラント防衛相は16日、IDF参謀本部を召集し、予備役兵士の招集拒否による軍への脅威について協議した。ネタニヤフ首相は17日、予備役兵士の招集拒否は民主主義と矛盾し、イスラエルの安全保障を脅かすものだと述べた。(7/17)

 

【米大統領と首相が電話会談】(Y,P,H)
バイデン米大統領は17日夜、ネタニヤフ首相と4ヶ月ぶりに電話会談し、米大統領は首相を米国訪問に招いた。米政府の報道官は大統領が司法改革について幅広い合意を得ることを求めたと述べた。(7/17)

 

【コーヘン外相がイスラム教国代表と会談】(Y)
コーヘン外相が17日にナイロビで、イスラエルと外交関係のないイスラム教国の指導者と会談したことが明らかになった。会談は非公開で行われ、アフリカ連合会議の機に行われた。(7/17)

国際情勢

【スウェーデンで聖書の冒涜が承認か】(Y,H)
スウェーデンのモスク前でコーランが燃やされた事件に続き、ストックホルムはさらに表現の自由として旧約聖書をイスラエル大使館の前で燃やすという市民の要求を承認した。これについてネタニヤフ首相やヘルツォグ大統領はSNSにて非難の声を上げた。また外務省は活動を未然に防ぐため対応しているとのこと。(7/14)

 

【聖書の冒涜は実施されず】(Y,H)
スウェーデンで聖書の冒涜が認可された件で、認可を求めた男性が集会を行ったが、聖書を燃やすには至らなかった。スウェーデン当局は表現の自由を重視したとしており、男性は2週間前にコーランが燃やされた事件に対抗して聖書を燃やそうと思ったと話している。(7/15)

 

【ジョージアで交通事故】(Y,P)
15日にジョージアでイスラエル人1名が交通事故に巻き込まれ死亡した。外務省はこの事件に関する情報を入手し、現地当局と連絡を取っている。(7/15)

 

【大統領候補が反ユダヤ陰謀論唱える】(P,H)
米大統領選の民主党候補であるロバート・ケネディ氏は記者会見で、新型コロナウイルス感染症がユダヤ人と中国人に危害が加えられず、白人と黒人を標的に設計された生物兵器だと発言。同氏はアシュケナージ系ユダヤ人(ヨーロッパ由来)は免疫があると発言していたが、国家統計局の調査によると2020年6月イギリスではユダヤ人が他の民族よりも高い感染率があったことが分かっている。(7/15)

 

【米国で反ユダヤ主義犯罪】(Y)
FBIは13日、フィラデルフィア州のシナゴグやユダヤ人経営企業に対する反ユダヤ主義的な嫌がらせや脅迫の容疑で、ミシシッピ州出身の28歳の男を逮捕した。容疑者は少なくとも3つのシナゴーグと3つのユダヤ系企業に電話をかけ、社長を労働収容所に入れると宣言した。容疑者は有罪になれば最高50年と懲役と250万米ドルの罰金を受ける可能性がある。 同州では反ユダヤ主義の事件が昨年過去最高の3600件を記録している。(7/16)

 

【サウジ教育改革か】(Y)
皇太子の教科書改革により、サウジアラビアの教科書から反ユダヤ主義の文言や記述が削除されたことが明らかになった。以前はイスラム教の宿敵などと称されたり、シオニスト政権の批判が唱えられたりしていた。(7/16)

 

【米下院議員がイスラエル非難】(Y)
ジャヤパル米下院議員はシカゴでの会議で反イスラエルのデモ隊に妨害され、イスラエルを人種差別国家だと非難。抗議者たちは「パレスチナを解放しろ」と叫び声を上げ、パレスチナの旗を振ってイベントを妨害した。同議員は反イスラエルとして知られている。(7/16)

 

【米下院議員が謝罪】(Y)
ジャヤパル米下院議員は17日夜にイスラエルを人種差別国家と非難したことについて謝罪。同議員は声明で謝罪を述べたがネタニヤフ首相が人種差別的な政策を進めており、政権内にも人種差別主義者がいると主張した。(7/17)

 

【パレスチナ自治政府がイスラム聖戦メンバーを拘束】(Y)
イスラム聖戦の過激派は、パレスチナ自治政府の治安部隊がジェニンで5人のメンバーを拘束したと発表。イスラエルはパレスチナ自治政府に対し、イランが支援するイスラム聖戦とガザ地区を支配しているハマスに対し厳しい処置を取るよう圧力をかけている。(7/17)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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