【嘆きの壁入場で女性の持ち物検査廃止へ】(Y)
エルサレム裁判所は20日、女性が嘆きの壁で祈る際に持ち物検査を求められるべきではないとの判決を下した。これにより元来禁止されていた、女性が祈りの際にトーラーを持ち込むことが事実上可能となった。この訴訟は女性が嘆きの壁で祈る希望を出している宗教団体が、嘆きの壁を管理している嘆きの壁遺産財団に対し起こしたもので、財団はトーラーを持ち込むことはいまだ違法であるとコメント。(7/21)
【空軍予備役兵士が服務拒否】(P)
メディアによると、パイロットやドローン操縦士を含む1000人以上の国防空軍予備役兵士が21日に辞意を発表した。これは司法改革への抗議から出ており、今後の空軍作戦能力に影響を及ぼすとの声も。(7/21)
【対話プログラム発足】(P)
ヘルツォグ大統領の社会プログラムに新しく対話プログラムが発足。大統領は民族間や宗派間での緊張や対立に危機感を持ち、当事者が対話する時間を持つことで共存する道筋を見つけたいと述べている。この試みは各地でも行われ、当事者が安全な環境で自分の意見を述べられるよう調整されている。(7/21)
【1万人以上の兵士が召集拒否】(P)
22日に1万人以上の予備役兵士が司法改革に抗議して兵役の招集に応じないとし、代表が記者会見を行った。これは21日に千人以上予備役兵が召集拒否を発表したものに次いでの発表。(7/22)
【司法改革案投票へ、最終議論】(Y,P)
国会は司法改革の一部である合理性基準法案の議論を開始した。24日に投票が行われる予定で、大規模な抗議デモの中でも賛成64票で法案成立の見通しが立っている。(7/23)
【元大統領が沈黙を破る】(Y,P)
リブリン元大統領がエルサレムでの司法改革抗議デモでスピーチを行った。元大統領は独立宣言を引用し、ユダヤ人国家と民主主義の両立の重要性を語った。(7/23)
【妥協案協議進むか】(Y)
連立政権の関係者は23日、司法改革の合理性基準法案をめぐり、野党との妥協案作成に向けて真剣な協議が進んでいることを認めた。野党のラピド党首は法案が成立した場合大規模ゼネストを想定し労働組合代表と会談している。(7/23)
【スタートアップが資金移動へ】(Y)
調査によると、イスラエルのスタートアップ企業の70%が司法改革への不安で事業の一部を国外に移転し始めていることが判明。また投資家の37%が取引中の企業が手元資金の一部を他国に移し始めたと答えた。(7/24)
【司法改革案が可決】(P)
司法改革案の一部である合理性基準法案が第三読会を経て、賛成64反対0で可決された。ヘルツォグ大統領らが手術後のネタニヤフ首相の病室を訪れ妥協案の提案を試みたが失敗に終わったとのこと。この法案の成立により、最高裁が行政決定に対し「極めて不合理」と否決できず、権限が制限されることになる。(7/24)
【米大統領が司法改革案通過に懸念】(Y,P)
バイデン米大統領は声明でイスラエルに向け分裂を招く司法改革を急がないよう呼びかけた。米大統領は、イスラエルの指導者が改革を急ぐ意味はなく、幅広い合意を求めるべきだと述べた。(7/24)
【NGOが最高裁にスト求める】(P)
NGO団体は合理性基準法案が通過した数時間後に最高裁に対し法案へ抗議するよう請願書を提出した。請願書には、この法案が政府に無制限の権限を与えていると主張した。(7/24)
【秋までに司法改革、妥協案も受け入れか】(Y,P)
ネタニヤフ首相は24日夜に司法改革について言及し、11月までにさらなる司法改革案の通過を目指すと発表。また、法案の妥協案についての協議もする用意ができていると述べた。(7/24) |