ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【酔った乗客の影響でイタリアに着陸】(Y)
テルアビブからアムステルダムに向かう航空便でイスラエル人乗客が酔って暴れたため、航空便はイタリアのベニスに着陸することとなった。乗客は駐機場で待機していたイタリア警察からも逃げようとしたが逮捕された。(7/21)

 

【ギリシャ火災に災害支援】(P)
ギリシャで起きた大規模な山火事の災害支援に、イスラエルから消防チームが派遣された。チームは消防士やパイロット、森林専門家を含め4名で構成されており、消化飛行機を用いて消火活動を行った。(7/21)

 

【エルサレムへ数千人が行進】(Y,P,H)
全国から数千人が集まり、エルサレムに向かって行進するデモを実施。抗議者らは予備役兵士の召集拒否を支援し司法改革に抗議した。(7/22)

 

【西岸地区で衝突】(Y,P)
ヨルダン川西岸地区ナブルス近郊で、21日夜に車上テロが発生したが国防軍によって阻止された。国防軍は突進してきた車に対し発砲し、容疑者は負傷してその後死亡した。容疑者は18歳のパレスチナ人男性だった。(7/22)

 

【ネタニヤフ首相、心臓にペースメーカー】(Y,P)
ネタニヤフ首相は先週熱中症で倒れ入院したが、23日に胸部にペースメーカーを埋め込む手術を受けた。先週装着した心臓の監視装置に反応があったためで、手術は成功している。当初予定されていた週次閣議や予備役兵召集拒否の軍部への影響についての会議は延期された。(7/23)

 

【嘆きの壁前に抗議者集まる】(Y,P)
26日に約二千年前にエルサレム神殿が焼失したティシャ・ベアブを迎える中、23日に多くの抗議者が嘆きの壁に訪れ祈りを捧げた。また国会前では投票を阻止しようと多くの抗議者が手と手を取り人のバリケードを作った。(7/23)

 

【ハイファの修道院に乱入】(Y)
ハイファのカルメル山にある修道院でエリシャの墓があったと主張する超正統派教徒が修道院に詰めかけ、修道士らと口論になった。また、別の教会では祈祷の最中にユダヤ人が犬を連れて乱入した事件が発生。(7/23)

 

【テルアビブで司法改革支援デモ】(Y,H)
テルアビブで10万人以上の人々が集まり、司法改革推進のデモを行った。また、同市内では数百人の人々が召集拒否を宣言した予備役兵士への抗議デモ行進を行った。(7/23)

 

【抗議群衆を警察が強制退去】(Y,P)
司法改革法案の可決後、多くの人々が国会前や道路に詰めかけた。警察は大型水鉄砲などを用い強制退去させた。(7/24)

内政

【嘆きの壁入場で女性の持ち物検査廃止へ】(Y)
エルサレム裁判所は20日、女性が嘆きの壁で祈る際に持ち物検査を求められるべきではないとの判決を下した。これにより元来禁止されていた、女性が祈りの際にトーラーを持ち込むことが事実上可能となった。この訴訟は女性が嘆きの壁で祈る希望を出している宗教団体が、嘆きの壁を管理している嘆きの壁遺産財団に対し起こしたもので、財団はトーラーを持ち込むことはいまだ違法であるとコメント。(7/21)

 

【空軍予備役兵士が服務拒否】(P)
メディアによると、パイロットやドローン操縦士を含む1000人以上の国防空軍予備役兵士が21日に辞意を発表した。これは司法改革への抗議から出ており、今後の空軍作戦能力に影響を及ぼすとの声も。(7/21)

 

【対話プログラム発足】(P)
ヘルツォグ大統領の社会プログラムに新しく対話プログラムが発足。大統領は民族間や宗派間での緊張や対立に危機感を持ち、当事者が対話する時間を持つことで共存する道筋を見つけたいと述べている。この試みは各地でも行われ、当事者が安全な環境で自分の意見を述べられるよう調整されている。(7/21)

 

【1万人以上の兵士が召集拒否】(P)
22日に1万人以上の予備役兵士が司法改革に抗議して兵役の招集に応じないとし、代表が記者会見を行った。これは21日に千人以上予備役兵が召集拒否を発表したものに次いでの発表。(7/22)

 

【司法改革案投票へ、最終議論】(Y,P)
国会は司法改革の一部である合理性基準法案の議論を開始した。24日に投票が行われる予定で、大規模な抗議デモの中でも賛成64票で法案成立の見通しが立っている。(7/23)

 

【元大統領が沈黙を破る】(Y,P)
リブリン元大統領がエルサレムでの司法改革抗議デモでスピーチを行った。元大統領は独立宣言を引用し、ユダヤ人国家と民主主義の両立の重要性を語った。(7/23)

 

【妥協案協議進むか】(Y)
連立政権の関係者は23日、司法改革の合理性基準法案をめぐり、野党との妥協案作成に向けて真剣な協議が進んでいることを認めた。野党のラピド党首は法案が成立した場合大規模ゼネストを想定し労働組合代表と会談している。(7/23)

 

【スタートアップが資金移動へ】(Y)
調査によると、イスラエルのスタートアップ企業の70%が司法改革への不安で事業の一部を国外に移転し始めていることが判明。また投資家の37%が取引中の企業が手元資金の一部を他国に移し始めたと答えた。(7/24)

 

【司法改革案が可決】(P)
司法改革案の一部である合理性基準法案が第三読会を経て、賛成64反対0で可決された。ヘルツォグ大統領らが手術後のネタニヤフ首相の病室を訪れ妥協案の提案を試みたが失敗に終わったとのこと。この法案の成立により、最高裁が行政決定に対し「極めて不合理」と否決できず、権限が制限されることになる。(7/24)

 

【米大統領が司法改革案通過に懸念】(Y,P)
バイデン米大統領は声明でイスラエルに向け分裂を招く司法改革を急がないよう呼びかけた。米大統領は、イスラエルの指導者が改革を急ぐ意味はなく、幅広い合意を求めるべきだと述べた。(7/24)

 

【NGOが最高裁にスト求める】(P)
NGO団体は合理性基準法案が通過した数時間後に最高裁に対し法案へ抗議するよう請願書を提出した。請願書には、この法案が政府に無制限の権限を与えていると主張した。(7/24)

 

【秋までに司法改革、妥協案も受け入れか】(Y,P)
ネタニヤフ首相は24日夜に司法改革について言及し、11月までにさらなる司法改革案の通過を目指すと発表。また、法案の妥協案についての協議もする用意ができていると述べた。(7/24)

国際情勢

【米国、中東に軍備追加】(Y)
オースティン米国防長官は、イランによる商船拿捕に対抗して中等に軍艦3隻と海軍約2500人を追加派遣すると発表。国際貿易の安全と地域の治安維持のためで、先週明けにも部隊が派遣されている。(7/21)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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