ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【イラン系イスラエル人がスパイ活動】(Y,P)
シンベトはベングリオン国際空港でイラン系イスラエル人がスパイ活動を試みようと入国したとして、取り調べの結果国外追放したと発表。容疑者は飛行機に搭乗する前にイラン諜報機関から諜報活動の指南や訓練を受けていたという。シンベトは、容疑者は圧力や金銭的要因で活動に関与し、また任務遂行前に摘発されたため重大な法的措置ではなく入国拒否に至ったと述べた。(8/11)

 

【祈るイスラエル人に投石】(P)
国境警備隊によると10日朝、ベツレヘムのラケルの墓で祈りを捧げていたイスラエル人に、パレスチナ人暴徒が石やガラス瓶、火炎瓶を投げつける事件が発生。警備隊は暴徒に対応し、うち1人を逮捕した。(8/11)

 

【司法改革抗議デモ:32週目】(P)
司法改革抗議のデモが32週目に入り、テルアビブだけでなく首相夫妻が休暇を過ごすゴラン高原などでも抗議デモが行われた。デモの準備中に不法滞在のパレスチナ人3人が逮捕される事件も発生。(8/12)

 

【エチオピア系のデモ発生】(Y)
数百人のエチオピア系イスラエル人がエルサレムでデモを行い、現在内戦が起きているエチオピアからの移民帰還支援を要請した。デモ隊は一時間以上交差点を封鎖し、警察騎馬隊との衝突が発生した。(8/13)

 

【レバノン国境付近の挑発行為増加】(Y)
13日夜、レバノンのヒズボラ工作員が国境フェンスに火炎瓶を投げつけ運搬船を破壊。現場のIDF兵はこれに対し威嚇射撃を行った。近頃ヒズボラの国境付近での挑発行為が増加しており、政府は国連レバノン暫定軍の査察団に対し停戦協定の履行を要求する見込み。(8/13)

 

【バス運転手が女性乗車拒否】(Y,P,H)
13日中にアシュドッド市やテルアビブ東のラマト・ガン市で女性が公共バスに乗車した際、運転手に乗車を拒否されたり座席を指定されたりする件が3件発生した。うち1件では乗車しようとした女性客に運転手が「男性専用」だと言って乗車を拒否したとのこと。(8/13)

 

【トルコで装飾品購入の観光客が逮捕】(Y)
トルコで装飾用の鐘を購入したイスラエル人男性観光客が、歴史的遺産を持ち出そうとした疑いで逮捕され、1週間以上同国内に勾留されている。男性の家族はイスラエルに帰国したが、男性は未だ自宅軟禁状態にあるとのこと。家族は地元市場で鐘を購入したとして領収書なども保持しているが、弁護士は釈放には数週間かかると見込んでいる。(8/14)

 

【テロ組織メンバー9人逮捕】(Y,P,H)
治安部隊は14日、先月にIDF兵の誘拐を企てたとしてハマスが支援しているテロ組織のメンバー9人を逮捕したと発表。この組織はエルサレム北部にあるパレスチナ地区ビドゥで武装し付近のIDF兵の偵察を行っていた。(8/14)

 

【IDF兵が訓練中に死亡、死因は不明】(P)
14日夜、訓練中のIDF兵(20)が突然倒れそのまま死亡。部隊は特殊作戦部隊で、日中の熱波による影響を避け夜間の気温が安定した中で訓練を行っていた。兵の死因は不明で、彼が訓練中に動かないことに気づいた指揮官が応急処置を行い、救急隊員が駆けつけて医療処置を行ったにも関わらず死亡した。IDFは同兵の死因調査のため専門チームを編成している。(8/14)

内政

【安息日に初の公共交通機関運行か】(P)
エルサレムの民間運動が、安息日に市内を運行しテルアビブのビーチまで向かうバスの運行を開始すると発表。運用に至ればこれが最初の安息日の公共交通機関となりうる。同運動の調査によると、市民の57%が週末の公共交通機関運行を支持している。(8/12)

 

【首相が休暇中止し安保会議】(Y,P)
ネタニヤフ首相は休暇を取りやめ13日に安全保障会議を行いガラント防衛相やIDFトップを招集した。議事録によると参加者全員が政治的な分裂はIDF外に留めるべきという意見に同意した。(8/13)

 

【防衛相が新兵を訪問】(Y,P)
ガラント防衛相は徴兵検査場を訪れ、今夏入隊した新兵と面会した。演説の中で「IDFは我々の盾」だと言及し、近頃の政治的分裂がもたらすIDFへの影響に対し強固な姿勢を示した。(8/13)

 

【右派大臣下で異例の入植地取り壊し】(Y,H)
治安部隊は14日、ラマラ近郊の不法入植者前哨地の建物の取り壊しを行った。極右政党のスモトリッチ氏が防衛省の大臣に任命されてから不法入植地の撤去が避けられていたが、今回は異例の入植地取り壊しとなった。入植者はこの命令に対し同氏が戦いを仕掛けていると述べ、非難の声を上げた。(8/14)

国際情勢

【サウジ、初のパレスチナ大使誕生】(Y)
在ヨルダンサウジアラビア大使は初のパレスチナ自治政府非居住大使に就任した。信任状を受け取ったアッバス議長顧問は、「両国の強固な兄弟的関係を強めるだろう」と歓迎した。(8/12)

 

【エジプト・ヨルダンと首脳会議へ】(Y)
パレスチナ自治政府のアッバス議長はエジプトを訪問し、ヨルダンも含めた3カ国首脳会議に参加する。会議ではパレスチナの独立について国家間で調整を行うとのこと。(8/12)

 

【ヒズボラ最高指導者が挑発か】(Y,P,H)
ヒズボラのナスララ最高指導者は演説でイスラエルの政治的状況に触れ、軍が最悪の状態にあり、もし多面的な戦争に突入すれば同国の存在自体も危ういと述べた。同指導者の発言は、イスラエルのガラント防衛相が演説でレバノンを石器時代まで戻す準備ができていると発言した後に述べられた。(8/14)

 

【中国がイスラエル観光推進】(P)
中国政府は10日、イスラエルを同国の団体旅行での観光推進国リストに追加したと発表。同国との観光はコロナ禍で停止し、再開が遅れているが、2019年には約15万人団体旅行客が訪れていた。近々北京と上海に加え深セン市からのイスラエルへの直行便も就航する予定で、今後の観光客増加が見込まれる。(8/14)

 

【エジプトとヨルダンがパレスチナ支持】(P,H)
エジプト・ヨルダン・パレスチナの3カ国首脳会談が行われ、エジプト大統領とヨルダン国王はパレスチナへの全面支持を確認し、イスラエルに対し国際法に従ってパレスチナの合意を全て遵守する義務を果たすよう求めた。3首脳は共同声明でパレスチナ問題の解決は戦略的選択肢であり、地域的・国際的要求であると述べた。(8/14)

◯ 文化

【イスラエル国旗が初の民間宇宙旅行に】(Y,P)
ヴァージン・ギャラクティック社の民間宇宙旅行の旅に参加した女性が宇宙服の胸部にイスラエル国旗を付けて出発した。参加者は宇宙空間で4分間無重力体験を経て地球に戻る。同社の宇宙旅行にはすでに800人程の予約が入っており、価格は45万ドルまで値上がりしたとのこと。(8/11)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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