ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【大麻大規模押収】(P)
警察は3日間に渡って大麻押収作戦を行い、ネゲブ西部の169箇所の温室から約13万7千本もの大麻植物を押収した。数週間前に保健省は医療用大麻の使用制限を緩和する包括的改革を行うと発表していた。(8/18)

 

【アラブ系の死亡者150名超える】(P,H)
19日夜に別の場所でアラブ系イスラエル男性2名が殺害され、今年に入ってアラブ系の死亡者が150名を超えた。今回の事件では家族間の争いが犯罪に発展した可能性もあり、警察は現在捜査を進めている。(8/19)

 

【パレスチナ人容疑者に警察が焼き印か】(P,H)
麻薬事件の容疑者が逮捕されたが、その際顔にダビデの星のような焼き印が押されたとして、容疑者が警官16人を提訴した。パレスチナ人の容疑者はシャファト難民キャンプ在住で、複数件の麻薬密売に関わっていたとして逮捕された。容疑者は逮捕時に焼印が押されたと証言しており、警官らは証拠を残さないためボディカメラの電源を入れていなかったという。(8/19)

 

【テロリスト対入植者、報復重なる】(Y,P)
19日午後にイスラエル人父子がフワラ近郊でテロリストにより殺害された事件の直後、イスラエル人入植者らがフワラのパレスチナ人家屋や車両を襲撃する事件が発生。入植者らは「アラブ」と叫びながら投石や放火を行ったという。(8/19)

 

【入植者がパレスチナ人車両に投石】(Y,P,H)
20日早朝にヨルダン川西岸地区でパレスチナ人車両に投石をしていた覆面男性をIDFが逮捕するため発砲したところ、男性が入植者だったことが判明。現場には複数人がおり、IDFが近づいた後も投石をしてから逃走したという。撃たれた男性は軽傷で、病院で治療を受けているとのこと。(8/20)

 

【アイアンドームが偵察機迎撃】(Y,P)
ミサイル防衛システム「アイアンドーム」は20日朝にガザ地区で無人偵察機を迎撃した。偵察機はハマスのものだと確認が取れており損害はなく、追って航空機が現場の調査に向かっている。(8/20)

 

【エジプトでイスラエル人逮捕】(Y)
シナイ半島でイスラエル人男性が地元民と口論の末、エジプト警察に逮捕された。男性は正統派のハシディズム旗をまとっており、地元民の怒りを引き起こしたという。外務省によると、男性は罰金を課され強制送還される可能性が高いとのこと。(8/20)

 

【暴力被害の容疑者、釈放】(Y,H)
麻薬密売容疑で逮捕されていたアラブ人容疑者が、裁判の末自宅軟禁から釈放された。容疑者は逮捕時に警察から暴力を受け、顔にダビデの星のような印をつけられたと主張。裁判官は当時現場にいた16人の警察が皆ボディカメラの電源を切っていたことと、靴紐で印をつけたという主張が合理的ではないという判断から容疑者を釈放し、この件を警察内部調査部に転送すると発表した。(8/20)

 

【アイアンドームが2日連続で起動】(Y,P)
ミサイル防衛システム「アイアンドーム」は2日連続で作動しガザ地区国境付近からの発射物を迎撃した。周囲に警報は鳴らされておらず衝撃音が響いたが、けが人はいなかった。(8/21)

 

【ヘブロンでテロ:母親が死亡】(Y,P,H)
ヨルダン川西岸地区のヘブロン山付近路上でテロが発生。子どもを乗せて運転していたイスラエル人女性が死亡し、もう一台の車両を運転していた男性が重傷を負った。テロリストは走行している車に近づくと20発以上の弾丸を打ち込み、ヘブロン南部のヤッタ市に逃走した模様。IDFは無人偵察機やバリケード網を展開してテロリストの捜索を実施している。(8/21)

 

【イスラエルで売春ねらいか】(Y)
ウクライナ警察はイスラエルで売春組織の運営を計画した疑いで、41歳のウクライナ人男性を逮捕した。男性はSNSで18歳から35歳のウクライナ人女性に生計を立てるためとしてイスラエルでの売春を持ちかけていた。警察は人身売買の罪で起訴する予定で、その場合は最高12年の懲役が科せられる。(8/21)

内政

【医療従事者研修に資金投入】(Y)
国内の医療施設で医師不足が問題になっているのに対し、政府が195人の医療従事者帰還を援助するため195万シェケル(約45万ドル)を投入すると発表。22歳から40歳の若い医師が8ヶ月間国内に移住して研修プログラムを行う。このプログラムで今まで1200人以上の医師が参加し修了生の95%が移住している。(8/18)

 

【正教徒の祭日に消防の承認下りず】(Y)
タボル山で変容の祝日を祝う予定だった数千人のキリスト正教徒らが直前に消防の許可が取り下げられ、撤退を余儀なくされた。この祝日は年次のもので、このために訪れる観光客も多い。しかし消防は昨年も承認を出しておらず関係者からの批判が相次いでいる。(8/19)

 

【司法抗議デモ:33週目】(P,H)
司法改革への抗議デモが33週目に突入。同日に発生したテロ犠牲者への黙祷をもってデモ行進が始まった。デモは各地で数百から数千人規模にも及んだ。(8/19)

 

【キリスト教への圧力に非難】(Y)
ナザレ正教会協議会長は、19日の変容の祝日においてタボル山での行事を執り行うことができなかった件について、ユダヤ教がこのような形で金曜日に行事が中止することはないと非難の声を上げた。当日にはヨーロッパ各地から数千人が集まったが消防局の承認が下りていなかったことが判明した。(8/20)

 

【自閉症生徒対象の授業時間数短縮が議論に】(P,H)
最高裁は、教員不足を補うために自閉症の生徒対象の授業時間を短縮させるという教育省の決定を棄却。6月から教育省は授業時間を短縮して人員不足を補っていたが、保護者や支援協会が反対し提訴した。(8/20)

 

【テロの波にイラン介入示唆】(Y,P)
ネタニヤフ首相はヘブロンでのテロ現場に訪れ、演説の中でイスラエルがテロの流れの真っ只中におり、その資金提供や指示がイランから来ていると強調した。同席したガラント防衛相も演説の中でイランの武器提供や資金提供に言及した。(8/21)

国際情勢

【若い北米移民が減少】(Y)
調査によると、北米からの若い帰還移民は過去10年間平均の3分の1に減少していることが分かった。逆に高齢者層の帰還移民は増えており、すでに移住した家族との同居を目的とした帰還が特徴。関係者は社会情勢が不安定なことが移住の障壁になっている可能性が高いと述べた。(8/18)

 

【ガザに猫カフェ】(P)
17日にガザ地区で初となる猫カフェがオープン。オーナーは領土問題など日々の生活の重圧から一時逃れられるような場所にしたいとカフェ創設に取り組んだという。料金は30分で5シェケル。(8/18)

 

【西岸地区の学校破壊にEU非難】(P)
EUは、自身が資金提供しているヨルダン川西岸地区のパレスチナ人小学校がIDFにより破壊されたとして、非難の声を上げ賠償金を要求した。EUは声明で「パレスチナ人の子供の教育を受ける権利を尊重し、失われた資金をEUに補助するよう」求めた。(8/19)

 

【ウクライナ難民のビザ問題に大統領警告】(Y,P)
先週ウクライナ侵攻難民の医療保険が期限切れとなり、医療を受けられなくなることが判明しウクライナ側から厳しい批判があり、ネタニヤフ首相が再度医療保険の更新を発表した件について、ウクライナのゼレンスキー大統領はNATOサミットで「国民の権利は守られるべきだ」と強調した。(8/20)

 

【イランの資金凍結解除】(Y)
21日に韓国メディアは、先週韓国で凍結されていたイラン資産が送金のためスイス中央銀行に移送されたと報じた。イランは石油販売の利益60億ドル相当をアメリカの制裁により凍結されていたが、アメリカとの人質解放交渉を経て資金の開放に至った。(8/21)

◯ 文化

【カイサリアの水道橋一部崩壊】(Y,H)
カイサリアにある歴史的な水道橋の一部が18日に崩壊した。この部分は1870年前にローマ皇帝ハドリアヌスの時代に建てられたものであり、20日に研究チームが被害調査を行う予定。考古学庁は以前より再三管理者に崩壊の危険性を伝えていたが修繕はされていなかった。(8/19)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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