ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)

◯ 24日日没から25日の日没はヨム・キプール(大贖罪日)でした。詳しくはこちら

◯ 治安

【ヨム・キプールは国境閉鎖】(P)
IDFはガザ地区で相次ぐ暴動を受け、ヨム・キプールの期間中ヨルダン川西岸地区とガザ地区の国境ゲートが全面閉鎖すると発表。24日から25日は終日閉鎖される予定。(9/22)

 

【ハマス基地を空爆】(P)
IDFは22日午後、ガザ地区のハマス軍基地3カ所を空爆。攻撃は無人機を用いて行われた。(9/22)

 

【レバノン軍と小規模衝突】(P,H)
23日午後に北部国境でIDFがレバノン軍と衝突。レバノン側から重機が許可なくイスラエル領に侵入し、国連暫定レバノン軍駐屯地に向けて移動した。IDFは発煙弾を重機に向けて発射し、レバノン軍は催涙弾を発射。兵の国境侵入はなく、重機はレバノン側に撤退した。(9/23)

 

【2日続けてガザ地区攻撃】(P)
IDFは23日、ガザ地区のハマス軍事拠点を攻撃。同日暴動が発生していた付近の拠点に無人機で攻撃した。(9/23)

 

【司法改革抗議デモ38週目に】(P)
各地での司法改革抗議デモが38週目に突入。抗議者らはネタニヤフ首相の米国での外交が欺瞞だと非難。(9/23)

 

【ラマラでテロ阻止】(Y)
治安部隊は24日、ラマラ近郊でテロを企てていた学生8人を逮捕したと発表。学生らはガザ地区のハマス組織から武器提供を受けていた。(9/24)

 

【ヨム・キプール前に殺人事件】(P,H)
警察によると、23日夜にハイファとラハットで別々の事件が発生し、アラブ系イスラエル人2人が射殺された。ハイファでは50代男性がレストランの外で射殺され、ラハットでは2週間前にも暴動により負傷していた18歳の少年が死亡。(9/24)

 

【ヨム・キプールにテルアビブで衝突】(Y,P,H)
大贖罪日当日に、テルアビブで男女別の祈祷を支持する団体が抗議活動を実施。交通妨害が発生し数百人の市民と衝突が発生した。団体は広場に国旗を柵として並べ、祈りの場を設けようとしていたが裁判所からはテルアビブでの男女別祈祷は禁止されているため、裁判所の決定を無視していると市民が抗議。夕方になり大贖罪日が始まると団体は別のシナゴグに場所を移した。(9/25)

 

【ヨム・キプールにIDFがハマス攻撃】(Y,P,H)
IDFはガザ地区にあるハマスの軍事拠点2ヶ所を攻撃。暴動が続いていた地点をドローンで攻撃し、暴動発生時に焼夷風船がイスラエル領に投げ込まれた際の報復とした。パレスチナ保健省は暴動の中で「パレスチナ占領軍(イスラエル軍の意)の銃弾によって」6人が負傷したと報告している。(9/25)

 

【大贖罪日にアラブ地区で事件続く】(P)
アラブ人地区での暴動が激化しており、大贖罪日中に4人が死亡、11人が負傷した。事件はギャングや派閥間の犯罪的抗争が原因になっているものが多い。(9/25)

 

【西岸地区で作戦実施】(P)
治安部隊はヨルダン川西岸地区にあるテロ組織の武器庫や司令部を破壊。作戦中に交戦し、兵士1人が軽傷を負った。ハマス側は2人の死亡を確認。(9/25)

内政

【国連総会の演説で和平に意欲】(Y,P,H)
ネタニヤフ首相は国連総会の演説で、サウジアラビアとの和平は新たな中東を生み出しユダヤ教とイスラム教をより密接なものにするだろうと述べた。また旧約聖書を引用し、中東地域の国々は「祝福かのろい」の選択を迫られていると述べた。(9/22)

 

【大贖罪日を前に一致呼びかけ】(P)
24-25日にヨム・キプール(大贖罪日)を控え、正統派ラビ団体は政治的分裂で揺れる国民に一致を呼びかけた。ヨム・キプールはユダヤ暦で最も重要な聖日で、世界中のユダヤ教徒が断食し神に罪の赦しを求める。(9/22)

 

【ヨム・キプール戦争回顧】(P)
ハレヴィIDF参謀総長はヨム・キプール戦争50周年を記念し、IDF兵に書簡を公開した。1973年に勃発したこの戦争は第四次中東戦争とも呼ばれ、国民が大贖罪日に断食を行っている中エジプト・シリア両軍が二方面から攻撃を開始した。参謀総長は書簡の中で開戦時の状況を振り返り警告の遅れは歴史上最悪の失敗だと述べ、教訓を強調するとともに約3000人の戦没兵士を称えた。(9/22)

 

【米国との保健関係強化】(P)
21日にイスラエルとアメリカの保健相が両国間の協力を強化する覚書に署名。メンタルヘルスや食品安全保証、医薬品認可やゲノム医療の分野で協力を約束した。(9/22)

 

【演説で示した地図に批判】(P)
ネタニヤフ首相は国連総会での演説にヨルダン川西岸地区とガザ地区をイスラエル領土とした地図を参照し、批判を浴びている。ハマス指導者は首相の行動を非難しアラブ諸国に和平プロセスのボイコットを呼びかけた。(9/22)

 

【ドゥルーズ指導者がベドウィン女性徴兵に抗議】(P)
ドゥルーズ人指導者は、IDFがベドウィン人女性を徴兵したことを受け抗議の書簡を軍に送った。指導者は関係維持のためこのような徴兵を正常化しないよう求めた。(9/22)

 

【ビザ免除プログラム参加目前か】(Y,P,H)
米国は23日、イスラエルに対しビザ免除プログラムへの参加要件を遵守したことを非公式に通告した。米国務長官がイスラエル側の受け入れを確認し、その後米国土安全保障長官が公式宣言に署名する予定。参加が決定すれば11月中旬からオンラインでビザの取得が可能になる。(9/24)

 

【ネタニヤフ首相がNY訪問終了】(Y)
ネタニヤフ首相がバイデン米大統領との会談や国連総会での演説を含む1週間のNY訪問を終え帰路についた。首相は声明で訪問は成功に終わったと述べ、演説がサウジアラビアで放映されたことや2ヶ国が大使館をテルアビブからエルサレムに移転する意欲を見せたことに満足感を示した。(9/24)

 

【出生手続きに宗教上の障害発生】(Y)
ハダサ大学医療センターの職員は、正統派ラビではなく改革派ラビの承認の下結婚した夫婦の子供の登録を、ロシュ・ハシャナにより資格を持つ上級事務員が不在だからという理由で拒否。夫婦は土日であっても登録を許可すべきだと非難。イスラエルでは正統派ラビの承認によらず結婚した夫婦から生まれた子供は身分登録をする必要がある。(9/24)

 

【抗議デモ参加の兵士に処分か】(P)
IDFは23日にテルアビブで行われた司法改革抗議デモで国歌を演奏した兵士に対し、処分を下すと発表。兵士は抗議デモへの参加について上官に許可されたと訴えている。(9/24)

 

【ビザ免除プログラムは未定】(P)
米政府はイスラエルのビザ免除プログラムについての報道を時期尚早と一蹴。米国土安全保障長官は米国務長官と協議の上、数日以内に決定を下す予定であり、イスラエルの報道時期を批判した。(9/25)

国際情勢

【ロシア外相が米国の姿勢を批判】(Y)
ロシアのラブロフ外相はイスラエルのゴラン高原支配とロシアのウクライナ東部ドンバス地域支配を比較し、米国に二重の基準があると非難。ウクライナ政権はロシアにとって脅威であり、ドンバス支配はロシアの安全保障に必要だと主張した。(9/24)

◯ 文化

【キリスト教徒がヨム・キプールに祈り】(P)
大贖罪日が始まる中、世界で100万人以上のキリスト教徒が国際祈りの家やメシアニック指導者の呼びかけを受けユダヤ人のために祈っている。(9/24)

 

【ヨム・キプールに排気ガス減少】(P)
各地の大気汚染観測所によると、ヨム・キプールに大幅な排気ガスによる大気汚染の減少が確認された。この日は多くの国民が断食をし家族と過ごす慣習から車や公共交通機関を使わず、自転車での移動が主流となる。(9/25)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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