ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【ナイトクラブで銃撃事件】(P)
警察は8日早朝にテルアビブのナイトクラブで入場を拒否し銃撃され、警備員2人が中傷を負ったと発表。入場拒否された容疑者2人は銃を持ってきて警備員に攻撃したとのこと。容疑者は2人とも逮捕された。(9/8)

 

【抗議デモ行進が開始】(P)
司法改革への抗議集団が北部で7日から3日間の行進を開始。行進には前哨基地の建設に抗議するドゥルーズ人らの姿も。(9/8)

 

【抗議看板を掲げて逮捕】(P)
9日朝、テルアビブのワサーローフネゲブ・ガリラヤ地方開発相の自宅前で抗議看板を掲げた男性が取り調べのため逮捕された。容疑は不動産破壊だが、この逮捕に抗議して数十人が警察署の前に集まった。(9/9)

 

【IDF兵がパレスチナ民間人と衝突】(P,H)
IDF兵がヨルダン川西岸地区からイスラエルに不法入国しようとした容疑者2人を追跡しカファルカシム市に入ったが、民間人との衝突が発生。5人の民間人が負傷した。IDFは追跡していた兵には同市内への立ち入りが指示されていないと発表し、兵の調査を進めるとのこと。(9/9)

 

【司法改革抗議デモ:36週目】(P,H)
司法改革抗議デモが36週目に突入し、主催者によると全国で数十万人が参加した。12日の公聴会に向けて、緊張が高まっている。(9/9)

 

【郵便仕分け施設で麻薬押収】(P)
国会の薬物・アルコール対策委員会は10日、モディインの郵便仕分け施設からライフルと150万シェケル相当の麻薬を押収したと発表。過去3年間で1750人以上の麻薬密輸業者が摘発されているが、郵便を通しての密輸件数は年々増加しているという。(9/10)

 

【司法改革抗議活動家が扇動発言か】(P)
8日に司法改革抗議指導者のブレスリー氏が民主主義会議で右派閣僚をナチスと呼んだ件について、弁護士が暴力の扇動に当たるとして同氏を告訴。同氏は他の活動家に対し名誉毀損訴訟を起こしていたが、弁護士は本人が危険な発言をしていると指摘した。(9/10)

 

【デモで6人逮捕】(P)
警察によると、11日にレビン法相宅前で抗議デモを行っていた集団のうち6人が逮捕された。集団は交通を妨害していたため何度も注意を受けたが従わなかったため拘束された。(9/11)

 

【囚人に暴行の警察官ら、懲役決定】(P)
2020年にパレスチナ囚人に対し過剰暴行や強奪を働いたとして4人の国境警察官が起訴されていたが、ベエルシェバ地方裁判所は11日に懲役を言い渡したと発表。取り調べにより各容疑者の刑が決められ、さらに容疑者らは被害者に対し経済的補償を命じられている。(9/11)

内政

【国交正常化へは長い道のり】(Y)
イスラエルとサウジアラビアの国交正常化についてサリバン米大統領補佐官は、重要な要素について各方面の幅広い理解があったがやるべきことはまだ多いと記者団に語った。サウジアラビアとの国交正常化には同国の民間核開発への合意も検討要素として上がっている。(9/8)

 

【首相とサッカー協会会長が会談】(P)
ネタニヤフ首相は南米サッカー協会会長・FIFA副会長のドミンゲス氏と会談。イスラエルサッカー協会と南米サッカー協会の協力拡大に喜びを示した。また会談の中ではパラグアイ大統領との電話会談も行われたとのこと。(9/8)

 

【エルサレム市議会:超正統派に対抗勢力か】(P)
10月末のエルサレム市議会選挙を前に、労働党・有未来党議員と2人の世俗派市議会議員が共同でエルサレム連合を結成。超正統派の勢力に屈しないための共同勢力として選挙を迎える予定。(9/8)

 

【政府が最高裁に警告】(P)
政府は最高裁に対し基本法改正を無効にする権限はないと、司法改革の干渉に対し警告を明言した。基本法改正の公聴会は12日にせまっている。(9/8)

 

【首相夫人が体調不良で入院】(P)
ネタニヤフ首相夫人がキプロスの外交旅行後に体調不良で入院。旅行中に体調不良を訴えていたが、帰国後に一晩入院し診察を受けたという。(9/8)

 

【IOC委員にアラド氏選出されるか】(P)
国際オリンピック委員会理事会は、アラド氏を委員に選出するよう勧告を発表。アラド氏はイスラエルの元柔道選手でバルセロナオリンピックにおいて国内最初のメダルを獲得した人物で、同氏が委員に選出されればイスラエルで史上2人目のIOC委員となる。(9/8)

 

【多国籍経済経路の協定を発表】(Y,P)
G20サミットの間に各国首脳はイスラエルとサウジアラビア両国を経由してヨーロッパ、中東、南アジアを結ぶ多国籍鉄道・港湾協定を発表した。ネタニヤフ首相はこの協定に尽力したバイデン米大統領に感謝を表明し、イスラエルはこの経済回路の中心的な部分に位置するだろうと期待を示した。(9/9)

 

【イランによるテロ27件阻止】(Y,P)
モサド長官は10日、世界でイランによる反イスラエルのテロ攻撃を同組織が過去1年間で27件阻止したと発表。国際社会はこのような攻撃に対し代償を求めるべきだと述べた。同氏はまた、イランがロシアから最新武器を供給される可能性があるとも警告した。(9/10)

 

【ウマンの巡礼者保護へ一歩】(Y)
イスラエルはウクライナとウマンへの巡礼者に対する協力と援助に関する協定を締結。近隣諸国から巡礼者が安全に移動できるよう国境検問所の強化が予定されている。(9/10)

 

【首相と国家治安相が激突】(P)
週次閣議においてネタニヤフ首相とベングビル国家治安相の間で、パレスチナ人囚人の待遇について議論が白熱。国家治安相はパレスチナ囚人の家族面会を2ヶ月に1回と制限すると発表したが、首相はそのような決定はされていないと否定。しかし国家治安相は法を執行しているだけで、決定の有無に関わらず実施されるだろうと延べ、議論に発展した。(9/10)

 

【不法移民対策へ】(P)
政府は2日のエリトリア亡命希望者の暴動を受けて、不法移民による問題の対策計画を発表。3千万シェケルの予算を組んだこの計画は、不法移民の退去促進や若者や高齢者の支援、損害を受けたシナゴグの補修を行う予定。(9/10)

 

【イラン核保有に危機感】(Y,P)
ハネグビ国家安保問題担当補佐官は11日朝、ヘルツリーヤで開催された対テロサミットでイランの60%を超えるウラン濃縮に対し、世間や国際原子力機関が認識しなかろうとイスラエルは行動を起こすだろうと語った。(9/11)

 

【首相がマスク氏と会談】(P)
ネタニヤフ首相は来週サンフランシスコを訪問する際に、イーロン・マスク氏と会談の予定を発表。同氏の買収したSNS「X(旧ツイッター)」では変革後に反ユダヤ主義のアカウントや投稿数が急増していると批判を受けている。(9/11)

 

【高校生がストライキ】(P)
学生青少年評議会は、教員組合が賃上げ要求のため敷いた制限を解除しない場合12日からストライキを行うと発表し、国内全土で高校生が登校拒否を行うと述べた。教員組合は制限として成績表の提出拒否や、ポーランドへのホロコースト教育旅行の中止を行っている。(9/11)

国際情勢

【スペイン伝統校の辞書に反ユダヤ主義】(Y)
300年以上の歴史を持つ王立スペインアカデミーの公式辞書に掲載されているユダヤ人の定義が反ユダヤ的だとして、米ユダヤ人団体や20以上のスペイン語圏ユダヤ人団体が同校に抗議の書簡を送った。同校の辞書にはユダヤ人が5つの定義で示されており、5つ目には「抜け目のなく貪欲な人、高利貸しに従事する人」とある。諸団体は書簡でこの定義は「時代遅れで極めて反ユダヤ的」と非難した。(9/8)

 

【米国で広範な反ユダヤ主義が明らかに】(P,H)
ユダヤ人団体が発表した調査結果によると、米国のユダヤ人学生約57%が反ユダヤ主義的事件に遭遇または目撃したことがあると判明。調査は3千人を超える学生に対して行われ約3分の1がユダヤ人と認識されたが、反ユダヤ主義を深刻な脅威と見ているのはユダヤ人学生が約84%で、一般学生は64%と認識に差があることが分かった。(9/8)

 

【モロッコ地震へ救援準備】(P,H)
8日夜にモロッコでM6.8の地震が発生し、9日時点で千人以上の死亡が確認されている。イスラエルからは10日までに緊急支援の代表団を派遣すると発表。地震発生時には479人のイスラエル人がモロッコに滞在していたことが分かっている。(9/9)

 

【米上院議員がビザ免除に反対】(P,H)
米民主党上院議員15人がブリンケン米国務長官にイスラエルのビザ免除プログラム受け入れを進めるべきではないと勧告する書簡を送った。理由としては期限の9月30日までにイスラエルが条件を満たす期待が薄いことを挙げている。同じく書簡のコピーを受け取ったマヨルカス国土安全保障長官は国務長官と共にビザ免除に肯定的との声も。(9/9)

 

【モロッコ地震で多数死傷者】(Y)
モロッコの地震で現在2000人以上が死亡しており、2012人が負傷、そのうち1404人が重体。けが人の多くが献血を必要としている状態。イスラエルから公式救助隊派遣の準備はできているが、モロッコ政府からの要請は未だ受けておらず待機している。(9/10)

 

【モロッコの共同体が募金開始】(Y)
モロッコ地震を受けて、地元マラケシュのユダヤ人共同体は災害支援の募金活動を開始。集められた寄付は主にユダヤ人墓地やシナゴグの修復、地元住民への支援に充てられる。この地震により現時点で死者は2800人以上とされる。(9/11)

◯ 文化

【ヨム・キプール戦争記録公開】(Y)
イスラエル国立公文書館が1973年のヨム・キプール戦争50周年に合わせ、関連する数千件の文書を公開。記録動画や書類など合計3,500件もの記録を政府のウェブサイトで公開しており検索も可能になった。(9/8)

 

【国際情報大会で快挙】(P)
ハンガリーで開催された国際情報オリンピックで、イスラエルが3つの金メダルを獲得し歴史的快挙を遂げた。受賞した選手らは高校生で、将来の活躍も期待される。本大会には世界90ヶ国から351人が参加。(9/10)

 

【新年を前に、嘆きの壁の隙間も一新】(P)
新年のロシュ・ハシャナを前に、嘆きの壁から隙間に挟まる祈りの手紙の撤去作業が開始された。巡礼者は祈りが書かれた紙を壁に挟む事が多いが、海外からも半年で2万通以上の手紙が届いている。嘆きの壁と聖地のラビは撤去作業に同行し、巡礼者とユダヤ人の誇りのため祈りを捧げた。(9/10)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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