ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安
【東エルサレムでテロリスト宅の取り壊し開始】(P,Y)
25日、およそ300人のイスラエル兵がエルサレムの難民キャンプに入り昨年10月にイスラエル兵を殺害したテロリスト、タミミ氏宅の取り壊しを行った。タミミ氏は西岸地区の境で自殺。途中パレスチナ人との衝突が起こり、パレスチナ男性が重傷を負った。(1/25)

【IDF、今後の戦闘激化に備える】(Y,P,H)
26日朝、ジェニンで国防軍が大規模な作戦を行い、パレスチナ人9人が銃撃戦で死亡した。その多くがイスラム聖戦のメンバーで、イスラエルでの大規模なテロを計画していた、と国防軍は発表している。この衝突を踏まえ、軍は今後のさらなる緊張化・戦闘激化に備えると発表。ネタニヤフ首相はこれを受けてガラント防衛相と会議を行い、ベングビル国家治安相やハレビ参謀総長も同席した。パレスチナ自治区は重傷者4人を含む16人が負傷したとし、イスラエルとの治安協力を停止すると発表している。(1/26)
内政
【国家治安相権限増加の審議を延期】(Y, P, Hヘ)
警察や検察に対するベングビル国家治安相の権限を強める法律案審議を、国会委員会はミアラ司法長官の要求により延期すると発表。司法長官は閣僚承認の後に議論を行う必要があると説明したが、ベングビル氏は司法長官は自身が政府を動かしていると誤解し、政府と国会に干渉していると非難した。(1/24)

【首相、AJC委員と会談】(Y)
23日にネタニヤフ首相は、アメリカユダヤ人委員会(AJC)のメンバーと会談した。首相はイランの核取引など中東での危険に触れ、周辺アラブ諸国の「アブラハム合意」拡大の重要性を強調した。最後に同委員会の支援とアメリカ・イスラエル間の関係強化への努力に対して感謝して結んだ。ドイッチ委員長は現地メディアに対して、帰還法改正や極右の閣僚を危惧しつつもイスラエルへの支援方法を変更しないと、会談前に答えている。(1/24)

【ハイテク企業がストライキ】(Y, Hヘ)
テルアビブでハイテク関係者数百人が、司法制度改革反対のストライキとデモを決行し「民主主義・自由なくしてハイテクなし」と声を上げた。130以上の企業が政府への警告として、1時間のストを行うと発表しており、デモには参加しなかった多くの企業でも民主主義に関するワークショップの開催や自社サイトの一時閉鎖など、様々な形の抗議活動が行われた。(1/24)

【5年ぶりにネタニヤフとヨルダン国王が首脳会談】(Y,P,H)
ネタニヤフ首相が初の海外訪問としてアンマンを訪れ、アブドラ国王と会談した。国防関係者などが同行し、中東における国防などの戦略的・経済的な分野における長年の両国間の協力関係を今後も継続することで合意した。国王は神殿の丘のアルアクサモスクでの現状維持を厳守するよう要請、ネタニヤフ首相は確約した。終始和やかな雰囲気で、約2時間半の会談後同席していたイスラエル側の閣僚は「最も良い会談だった」と述べた。(1/24)

【ホロコースト記念日のためベルギーに公式訪問】(Y, Hヘ)
ヘルツォグ大統領は25日ベルギーに訪問し、欧州議会でのホロコースト記念日式典出席や、ベルギーのフィリップ王や同議会やNATOの首脳たちとの面会を実施。出発に先立ち大統領は、ホロコースト生存者に光を当てると共に、イランの核開発計画やハマスのもと監禁中の市民解放交渉など、イスラエルが直面する課題についても話し合うつもりであると述べていた。(1/25)

【首相、司法改革の経済的懸念を一蹴】(J, Y, H)
首相は24日、司法制度改革についてイスラエル銀行ヤロン総裁や270人以上の経済学者たちから、国の信用格付けに悪影響を与える可能性があとの警告を受け「真実は正反対である」と一蹴。「民主主義を強化することで経済も強化できる」と経済活性化を強調した。(1/25)

【国家治安相、神殿の丘訪問継続の意思】(Y)
ベングビル国家治安相は先の神殿の丘訪問に対しヨルダンが懸念を表明したのにもかかわらず、訪問を継続する意向であると25日に述べた。イスラエル・ヨルダンの首脳会談で、同氏の丘訪問が議題に出たことを受けての発言。同氏は訪問を控えるよう首相に言われてはいないとし、「イスラエルはヨルダンの保護国ではない」とヨルダンを批判するような発言をした。(1/25)

【企業が司法制度改革に反応】(Y,P)
ハイテク労働者協会はネタニヤフ首相の会見を受けて「ベンチャーやグローバル企業は個人の自由が奪われ、独立した司法を持たない国に対しては二の足を踏むだろう」と懸念を示した。また、ユニコーン企業を含むいくつかの企業が司法改革を受け、イスラエルから資金を海外へ移動すると発表または示唆している。(1/26)

【安息日の公用車使用禁止を提案】(P)
安息日に公共交通が止まる状況を受け、労働党のミカエリ党首は26日、安息日と祝日に国会議員や閣僚が、公用車で移動することを禁ずる法案を提出した。これは首相官邸で安息日に開催されたイベントを巡り同党が出した不信任案に続いており、党首は「安息日に市民は公共交通を利用できないのに自らは公用車を使用できる、というのは不公平である」と法案の意図について語っている。(1/26)
国際情勢
【国連パレスチナ機関、16億ドルの資金援助を要請】(Y,P)
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、世界的な経済危機・インフレ、地政学的な変化、パレスチナの貧困状態などから、活動レベルが維持できないと警告。16億ドルの資金提供を訴えた。ラザリーニ事務局長は昨年11月にも、資金不足から事業の継続が困難になるだろうと警告していた。(1/24)

【オランダのホロコースト関心低下か】(Y)
アメリカのユダヤ人団体が行った調査で、オランダの40歳以下の成人の23%(全体の12%)がホロコーストが「作り話」であり、ユダヤ人によって誇張されていると考えていることが明らかになった。オランダでは2020年に政府が初めて戦時の反ユダヤ主義について謝罪している。(1/25)

【エジプト・ヨルダン・カタールなどが仲介の試み】(Y,P,H)
ジェニンでの銃撃戦を受けイスラム聖戦は報復攻撃を示唆しイスラエルも戦闘に対して備えをしている中、エジプトをはじめヨルダンやカタールは今回のイスラエル軍の軍事作戦を非難すると同時に、更なる緊張化・大規模な交戦を避けるために交渉役として仲介を試みている。(1/26)

【米国務長官がエジプト、イスラエル、西岸地区訪問】(Y,P,Hヘ)
ブリンケン米国務長官はエジプト、イスラエル、ヨルダン川西岸地区を1/29-31で訪問予定。ロシアのウクライナ侵攻、イラン、イスラエル・パレスチナ紛争の2国家解決策維持などの問題について協議する予定。(1/26)

【プーチン大統領、ユダヤ教代表者と会談】(P)
ロシアのプーチン大統領は26日、国際ホロコースト記念日にちなんでラザール首席ラビとロシアのユダヤ人教会のバラダ会長と会談した。ラビはウクライナとの戦争について言及し、平和的解決を願った。(1/26)

[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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