シオンとの架け橋
ー ISRAEL NOW!ー
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安
【ガザからイスラエル方面へロケット発射を確認】(P, H)
IDFは国家治安相の神殿の丘の訪問後の3日夜に、ガザ地区からロケット弾が発射され、同地区内に着弾したと発表。
パレスチナ自治政府は訪問前日に暴動が加速するだろうと警告し、ハマスもガザからの報復攻撃を示唆していた。
同相は訪問後、イスラム教徒やキリスト教徒の訪問は現状通りだと強調しつつ、「ユダヤ人はこれからも神殿の丘に登る」と発言した。
この訪問に対し各国からは、非難の声が上がっている。(1/3)


【軍部基地内の銃撃事件によりIDF兵士が死亡】(Y, P)
IDFは3日エルサレム近郊にあるアナトテ基地内で、19歳のカブラット伍長が銃撃により死亡したと発表した。
軍部警察は銃を発射した兵を拘束しており、誤発射なのか意図的なのかを調査している。
誤発射による被害はこれまでも軍部内で発生している。(1/3)

【2022年のテロ被害は農業にも影響】(Y)
民間自警団関係者は、農機の窃盗や農耕地帯への放火など「農業犯罪」の被害額が、ネゲブやヨルダン渓谷などの国境部を中心に、数百万ドルの被害額に上ると発表した。 報告によると農業犯罪は昨年186件、そのうち39%は警察に被害届が提出されなかったという。 これらは複雑化する特徴もあるため、 国境警備隊は被害届提出率の低下を重く受け止め、農家との信頼回復に努めている。(1/3)

【ユダヤ教徒の若者がクリスチャン墓地を破壊】(P,Y)
シオン山にあるプロテスタントの墓地に、正統派の若者2人が侵入し計30の墓で墓標や十字架を破壊した。被害額は約10万ドルと推測されている。
同墓地はシンドラーのリストのオスカー・シンドラーの墓があるなど、歴史的価値のある場所。2013年にも、破壊の事例が確認されている。
通報を受け、エルサレム警察は捜査を開始している。(1/3)

【ヨルダン川西岸地区で12人を逮捕】(Y)
3日深夜に国防軍、シンベト、国境警備隊の合同作戦が行われ、西岸地区でテロ容疑で指名逮捕中だったパレスチナ人12人を逮捕したと発表。銃撃戦で1人の兵士が軽傷を負った。
去年より続くテロリストに対する大規模な逮捕作戦は、今年も続くと考えられる。(1/4)

【国境警備隊は隊員1名をパレスチナ自治区に置いてきたとして処分】(P)
同隊の司令官と隊員数名が、女性隊員1名をヨルダン川西岸地区のアルラムに置き去りにしたとして、
停職処分を受けた。また国境警備隊の作戦と訓練を、一時的に停止すると発表。
パレスチナメディアは、女性隊員が1人で町内を彷徨っている映像を発表していた。(1/4)

【新防衛相がモサド長官と会談】(P)
ガラント新防衛相がモサドのバルネア長官と会談。
両氏は前線の状況やイランのテロ組織の動きについて話し合った。
ガラント氏はイランの核兵器対策が防衛の最重要事項と強調。(1/5)

【IDFとパレスチナ人の銃撃戦で16歳の少年が死亡】(Y, P)
パレスチナ保健省は5日、16歳のザイトゥンさんがナブルスでの銃撃戦においてイスラエル兵に頭を打たれて死亡したと発表。当初は戦闘に参加していたのか、巻き込まれたのか明らかにされていなかったが、後にテロリストの逮捕作戦中に起こった戦闘に参加しており、武装していたことが判明。ファタハはその後事実を認め、「殉教者」と称賛。(1/5)
内政
【ベングビル国家治安相が神殿の丘を訪問】(P, Y, H)
極右政党の同相が前日に延期を表明するも、3日に神殿の丘を訪問。イスラム教徒がほとんどいない早朝で、メディアは同行しなかったことから現地では「静かな訪問」と報道。パレスチナ・国際社会の反応を考え、ネタニヤフ首相が要請したとみられている。(1/3)

【新政府が司法制度改革を提案】(P,Y,H)
レビン新法相は4日夜に特別記者会見を開き、司法よりも立法・行政を強化するため司法府の原則・制度を変更するという、法制度改革案を発表した。
翌日には有罪判決を受けたシャス党首デリ氏の、大臣就任の合法性に関する最高裁の討論会があり、不当であるとの結論が出た場合、レビン氏は司法府の政治介入をさらに非難し、改革に必要性を説くだろうと現地メディアは予測。(1/4)

【最高裁にデモ隊押し寄せる、大臣就任阻止のため】(Y)
有罪判決を受けつつも内相就任を控えているデリ議員の裁判に抗議するため、最高裁前で約200人による大規模なデモが行われた。
就任に反対する活動家や弁護士たちは「民主主義への宣戦布告という緊急事態。有罪人が政府の要人であってはならない」と声を上げた。(1/5)
国際情勢
【神殿の丘訪問に対し波紋広がる】(P, Y)
ベングビル国家治安相の神殿の丘訪問に対し、各国からの波紋が広がっている。
レバノンのヒズボラは数十年にわたりイスラム教徒の訪問のみが許されていた状況が侵害されればパレスチナだけでなく他地域での暴動も予測されると警告した。これに対し首相官邸は、ネタニヤフ首相はイスラム教徒のみ礼拝可能という、現状維持合意にコミットしていると発言。
上記の件を受けて、UAEと中国は国連安保理に会合を開くよう要請している。(1/4)

【外相トルコ外務大臣と電話会談】(P)
コーヘン新外相はトルコのチャヴシュオール外務大臣と電話会談を実施した。
両外相は、双方の大使の帰任や高官の訪問によって昨年の関係が改善されたことに言及し、
両国の経済面での関係発展と対話の重要性を強調した。
ベングビル氏の神殿の丘訪問についてはトルコも懸念を示したが、同相の訪問は政策変更に影響しないと外相は発言。
同相は昨日ロシアのラブロフ外相と会談している。(1/4)

【モロッコの大使館設置に条件】(Y)
米サイトAxiosのテルアビブ特派員が、モロッコ王国が自国の在イスラエル大使館の開設の条件として、西サハラにおけるモロッコの主権認知を求めている、と報告。
現・元イスラエル高官によると昨年6月にシャケド元内相が同国を訪問した際は「モロッコの西サハラ主権を認める」と発言したが、外務省がその後「主権行使は肯定的発展だ」と述べるにとどめていたため。
モロッコとは2020年に国交正常化し、大使館の代替として連絡事務所が設置されている。(1/5)

【前ローマ教皇ベネディクト教皇葬儀、フランシス教皇が主宰】(Y)
フランシスコ教皇は全ローマ教皇ベネディクト16世の葬儀をサンピエトロ広場で主宰した。遺体はその後サン・ピエトロ大聖堂の地下墓地に埋葬された。
広場に遺体が置かれた時には拍手が沸き起こり、10年前に衝撃の辞任を決断したカトリック保守派の英雄をたたえた。
ネタニヤフ首相は逝去のニュースの際「ユダヤ世界とカトリック教会の歴史的な和解に貢献した、偉大な霊的指導者で、イスラエルとユダヤ民族にとっての真の友」と、弔意を示していた。(1/5)
文化
【イスラエルが代替タンパク質開発のためのインフラを発表】(P)
イノベーション局は動物性食品に代わる栄養素として微生物を発酵させるためのインフラを整備したと発表。
代替タンパク質は従来より土地などの投入資源が少なく、公害等も少なく生産することが可能。
同分野は近年大きく成長しており、今後も高い成長率が期待されている。(1/3)

[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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