ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安
【バスの衝突事故で10人が死亡】(P)
6日朝にエルサレムの交差点でバス2台が衝突する事故があり、10人が負傷した。報告によると17歳の若者が中度の軽傷、他9人は軽傷で、病院で治療を受けている。事故の際にタクシー1台も被害を受けた。2台のバスのうち1台はすぐそばのバス停へと吹き飛ばされ、歩行者からは「テロかと思った」との声が聞かれた。(1/6)

【クリスチャン墓地破壊の若者逮捕】(P)
シオン山にあるプロテスタントの墓地に、正統派の若者2人が侵入し破壊行為を行った事件で、容疑者が逮捕された。容疑者は14歳と18歳で、後日裁判を受ける予定。氏名等は公表されていないが、中央部在住だと警察は明かしている。市警は墓地を管理する聖職者たちと会い、墓地修繕の援助を申し出た。(1/6)

【暴動中、女性に重傷を負わせた罪で超正統派2人を起訴】(Y)
警察は9日、先月の超正統派の暴動中に火をつけたゴミ箱を下り坂で転がし、女性に重傷を負わせたとして22歳のカツァブ氏と16歳の少年を起訴した。女性は11歳の子供の母親で、現在入院中。2人は同時に放火罪と公務執行妨害罪にも問われている。(1/9)
内政
【内閣でパレスチナの国連へ意見要請に対する措置を検討】(Y)
安全保障内閣が、国際司法裁判所(ICJ)にイスラエルによるパレスチナ領占領について意見要請したことを受け、対抗措置を話し合った。自治政府への送金分をテロ行為によるイスラエル人遺族へ充当するなどの金融制裁や、C地区内でのパレスチナ側による開発事業の凍結、自治政府高官に対する入国制限などが取り決められた。(1/6)

【防衛相がパレスチナ高官の入国を拒否】(P)
ギャラント新防衛相は、パレスチナ自治政府の高官3名の入国を拒否するよう指示した。彼らはイスラエル兵を殺害した罪で40年の刑期を終え出所した、アラブ系イスラエル人カリム・ユニスを祝賀のため訪問していた。防衛省は「彼らがその地位と特権を利用し、テロリストの自宅訪問をしたことは強調されるべき」と声明でコメント。ユニス氏は出所時に「私や他の囚人はパレスチナのためにさらなる犠牲を払う準備ができている」と話している。(1/7)

【パレスチナと国際裁判所の動きに対し報復措置を決定】(Y)
政府は7日に、数十年来の紛争に国際司法裁判所を関与させようとするパレスチナの動きに対抗して、報復措置を講じると発表した。措置の中にはテロ犠牲者の補償にパレスチナ資金を使用することやヨルダン川西岸地区の建築工事を一部停止する等が含まれている。(1/8)

【首相が前9代の首相と働いていた運転手3人を予告なしに解雇】(P)
ネタニヤフ首相は前政権のラピド氏やベネット氏と働いていたため信用できないとし、首相専用車の運転手3人を解雇した。運転手らは30年間で9代もの首相に仕えており、前政権時はネタニヤフ首相の運転手でもあった。3人は首相官邸に呼び出され即時解雇を言い渡された。(1/8)

【数千人がテルアビブで新政権の政策に抗議】(Y)
7日夜、テルアビブに数千人の市民が集まり新政府に対して抗議デモを行った。デモは左派議員やアラブ人議員が指導しており、新内閣による計画案が司法制度を妨げ、社会的格差を拡大させると主張した。(1/8)

【170の首長が超正統派の教育機関への優遇を拒否】(H)
ネタニヤフ首相が、(英数などを教えず)学習指導要領を守らない超正統派の学校に対し、市町村からの補助金増額を約束していることを受けて、首長たちが文書で抗議した。文書内には、各地方自治体にある教育に関する決定権を無視したものであり、非公認が公認の教育システムよりも優先されることを許してはならない、との怒りの声が。170の署名のなかには、リクードに所属する首長たちも含まれている。(1/8)

【超正統派が安息日の鉄道工事の中止を要求、政権運営に早くも暗雲が】(Y)
ゴールドクノップ住宅相(UTJ)が、安息日の鉄道工事の中止を要求した。レゲブ交通相は鉄道会社・UTJ党と会合を持ち、命を守るための工事であり宗教についての現状維持の原則は遵守している、と理解を求めた。UTJなど超正統派は安息日の工事中止を求めているが、平日に工事を行えば運行に支障をきたし、経済的にも数十億シェケルの損害が出るとされている。(1/8)

【超正統派、安息日の鉄道工事中止の要求を続行】(Y)
超正統派政党のUTJは交通省での会談で、首相が工事は週末の実施も許可されるべきという姿勢を取っているにもかかわらず、鉄道工事中止を要求する姿勢を継続。マクレブ交通副大臣(UTJ)は「安息日に作業する必要性がないことを示す、外部専門家を送る」と警告し、工事中止による経済的損害についてはやむなしとの姿勢を示している。(1/9)

【国家治安相、公共の場でパレスチナ国旗を掲げることを禁止】(Y)
7日夜にテルアビブで行われた政権に対するデモ内で、パレスチナ国旗が見られたことを受けて、ベングビル国家治安相は警察に公共の場からパレスチナの旗を撤去するよう指示した。パレスチナの旗を掲げることは違法ではないが、警察は公共の秩序を乱しかねないと判断した場合には、旗を撤去する権利を持っている。同氏はパレスチナの旗を振ることはテロを支援する行為であるとし、扇動行為を阻止するための禁止と述べている。(1/9)
国際情勢
【ロシアのロストフ州上空でUFO確認】(P)
ロシア空軍は3日、ロストフ州上空で未確認飛行物体を確認、撃墜したと報告。
その正体は不明だが、ロシア議員はウクライナ軍からのドローンだと主張。現地住民は過去に現地漁師が正体不明の生物を撃ち落としたこともあり、様々な意見を挙げている模様。(1/6)

【ウクライナでロシア軍と戦闘中のイスラエル人が重傷】(P)
イスラエルの医療ボランティア団体「ザカ」が、ウクライナ軍の兵士として戦うイスラエル人のガンディ氏が戦闘中に負傷した、と発表した。爆弾を踏んで重傷を負ったようで、当初は軍によりハルキウの病院で治療を受けていたが、現在はザカとイスラエル外務省によりキーフの病院に移され、治療を受けている。(1/7)

【レバノン当局がヒズボラに対しハマスのテロ集団を逮捕するよう要請】(Y)
レバノン政府はヒズボラに対し、レバノン南部からイスラエルに対するテロ作戦を計画していたハマスメンバー4人を逮捕するよう要請した。現地メディアによるとイスラエルからの報復攻撃を危惧している同政府は、ヒズボラにハマスのリストを渡したとのこと。ヒズボラの指導者ナスララは、先日のベングビル氏の神殿の丘訪問を受け、中東全域における緊張化・報復を警告していた。(1/7)

【米国務長官が首相と会談のため来訪予定】(Y)
ネタニヤフ首相との会談のため、ブリンケン米国務長官が月末にイスラエルに到着する予定。サリバン米国家安全保障顧問は今週末に到着し、首相らと会談する予定。イランの核問題を中心に、先日発表されたイスラエルの司法改革、ベングビル氏の神殿の丘訪問についても、話し合う予定。(1/9)

【韓国がイスラエルの無人追跡システムを購入希望か】(P)
韓国軍は12月に北朝鮮の無人機が侵入したことを受け、イスラエルの無人機探知システムの購入を検討していると、防衛関係者が発表。スカイスポッターと呼ばれるこのシステムは、従来では感知できないドローンやカイトなどの飛行物体を検知・認識でき、誤報を避けるためAIを使用して物体を認識できる。(1/8)
文化
【古代ローマ時代の遺跡現存の理由を究明】(P,H)
研究者はローマ時代の遺跡が長く残されている理由を解明したと発表。
ローマ時代のセメントは火山岩や火山灰、生石灰と海水が主な材料だが、ひび割れた部分の生石灰と海水が触れることで再結晶化し、約2000年もの間強度を保つことができる。古代ローマ式と現代のセメントを比較したところ、前者の方が耐久性が高いことが証明された。イスラエルではヘロデ大王時代以降、ローマ建築が急速に普及していったため、カイサリアなどの遺跡を紐解くヒントになるのではと考えられている。(1/7)

【イエス時代の巡礼道、エルサレムで蘇る】(P)
2004年に発見され、ダビデの町の南端にあるシロアム池から神殿まで続く階段道が、2年後には一般公開される見通しだと発表された。1世紀のローマ総督ピラトにより建設され、当時のユダヤ人たちが巡礼の際に利用されたため「巡礼の道」とも呼ばれている。先月にはシロアム池の全貌を解明するための発掘開始が発表されるなど、ダビデの町では1世紀に関する発掘が進んでいる。(1/8)

【欧米からの帰還民減少、物価の高騰が原因か】(P)
帰還省の調べによると、西洋諸国からの帰還移民が30%減少したと同相が議会で報告。同省は物価高騰が原因と推測している。帰還移民は過去10年間で35万人に上り、昨年はウクライナ戦争の影響で過去最多の7万4370人がイスラエルに帰還している。(1/9)

[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、シオンとの架け橋からのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは sorami@zion-jpn.or.jp よりsorami@zion-jpn.or.jp 宛に送信しております。
シオンとの架け橋、京都府


配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する