ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安
【ジャーナリストに脅迫文】(P)
イスラエル警察は3名の有名ジャーナリストにソーシャルメディア上で脅迫文が送られたと発表。送り主が匿名アカウントを使用しているため、サイバー犯罪科が協力し位置情報を調査した。(2/10)

【エルサレムでテロ襲撃】(P,H,Y)
エルサレムのバス停に車が突っ込み、最低でも6人が怪我。被害者の中には6歳と8歳の子供がおり、どちらも重傷。駆けつけた警察により犯人は射殺された。ネタニヤフ首相は犯人の自宅取り壊しを指示。犯人は31歳の東エルサレム在住のパレスチナ人男性で、精神病院を退院したばかりだった。(2/10)

【エルサレムでのテロの死者が3人に】(P,H,Y)
10日バス停でのテロで重傷を負った6歳と8歳の兄弟が死亡。20歳の男性と合わせ死者の数は3人に。兄弟の父親も負傷し現在も治療中。死傷者は全て超正統派のユダヤ人だった。(2/11)

【19人救助、180人治療】(P)
トルコ地震、イスラエル国防軍の兵士150名と医療関係者240名が参加した「オリーブ作戦」災害救助隊は19人を瓦礫から救出、180人を治療したと報告した。災害発生から人命救助の要となる72時間が経過したが、救助隊は引き続き人命救助を続ける意向。(2/11)

【災害救助隊、任務終える】(Y,P)
トルコ地震の人名救助のため派遣されていた災害救助隊が19人の生存者救出をもって作戦を終了し、数日中にイスラエルに戻ると国防軍が発表した。前日に行われた軍司令部と災害救助隊の責任者の合同会議後に決定。(2/12)

【テロ容疑でパレスチナ男性を北部で逮捕】(Y)
警察は北部の幹線道路で、ナブルス近郊在住でイスラエルに不法入国していた26歳のパレスチナ人男性をテロ容疑で逮捕した。テロ行為を計画していたとみられ、ヘリコプターの出動など大規模な捜索が行われた。男は現在、取り調べを受けている。(2/12)

【嘆きの壁広場下着で徘徊女性逮捕】(Y,P)
警察は嘆きの壁を下着姿で徘徊していた35歳の女性を拘束し事情聴取した。調べによると女性は超正統派政党シャス党が先週提出した「不適切な服装で嘆きの壁で礼拝した者に6ヶ月の懲役を科す」法案に対する抗議として、服を脱いだとのこと。(2/12)

【2005年に撤退した西岸地区内の入植地、再入植か】(P,H,Y)
政府は2005年にガザと同時に撤退した、北サマリアの4つの入植地への再入植を認める方針を閣議決定した。現状では撤退法により入植が禁止されているが、同法を廃止することで再入植が可能に。右派は2005年以来、再入植のために働きかけていたが、閣議で決定されたのは初めて。(2/12)

【民間のトルコ地震救助隊、帰還】(P)
軍や医療関係者と共にトルコ地震災害支援にあたっていた超正統派ボランティア団体「ザカ」が6日間の活動を終えイスラエルに帰還することに。政府公認の災害救助団体で、今回の災害では南アフリカ・イスラエルの合同チームが派遣され、国防軍の民間防衛隊とともに生存者救出に貢献した。(2/13)
内政
【9の不法入植地を認可へ】(P,H,Y)
イスラエル安全保障内閣は、違法な入植地であった9つの共同体に対する法的認可と、既存の入植地内に数千世帯分の住宅供給を行うことを決定した。半月前にブリンケン米国務長官が訪問した際には反対の意思を明らかにしていたが、10日にエルサレムで起きたバス停でのテロを受け決定。極右のベングビル治安相やスモトリッチ財務相は、当初80近い違法入植地の認可を求めていた。 (2/12)

【司法制度改革反対デモ続く】(P,H,Y)
11日の夜、6週連続で司法改革案反対のデモが各地で行われ、最も大規模だったテルアビブでは約15万人が参加。裁判所の過剰な介入を抑制するためだと政府は主張しているが、弁護士などによる団体やビジネス界からも懸念・反対の声が上がっており、イスラエル社会で深い政治的分裂を広げている。第一読案のある13日にも抗議活動の予定。(2/12)

【バイデン大統領司法改革に言及】(P,H,Y)
バイデン米大統領は米大手紙の取材で、イスラエルの司法改革には幅広いコンセンサスが必要だと述べた。「アメリカとイスラエルの民主主義はともに強力な制度、三権間の抑制・均衡、そして独立した司法制度の上に成り立っている。持続可能な根本的変化のための合意形成は、国民の納得を得るためにも重要。」(2/12)

【大統領、司法制度改革反対】(P,H,Y)
ヘルツォグ大統領は12日、政府に司法制度改革案の審議・採決をすぐに開始せず、双方の合意を取る努力をすべきと演説で要請。大統領は両陣営の主張を加味した案を提示し「短期間での合意形成は可能であり、必要であれば私も委員会などに出席し説明してもよい」とコメント。演説の最後には「平安をもって、主は自身の民を祝福する」と聖書を引用して締めた。野党側の賞賛だけでなく、レビン法相など与党側からも評価・考慮する声が上がっている。(2/13)

【司法制度改革2条項、可決】(P,H,Y)
憲法委員会は13日、第一読会で司法改革案条項のうち2つを、賛成9人反対7人で可決した。この条項は裁判官選考委員会の構成を政権が決めることができ、最高裁判所による基本法への審査を禁止するというもの。(2/13)

【司法制度改革、全体投票延期へ】(Y)
連立政権は12日、司法制度改革案に関する本会議での審議・採決を22日まで延期すると決定した。この決定はヘルツォグ大統領が採決の延期を求め演説し、国の法と社会が崩壊の危機に瀕していると警告したことを受け、下された。(2/13)

【議事堂前で4万人のデモ】(P,H,Y)
司法制度改革案が憲法委員会で審議・採決される中、4万人以上の国民が国会前で抗議した。多くの参加者はイスラエルの国旗を掲げ、民主主義への攻撃とも見られる改革を非難するポスターを掲げていた。また参加者の多くが公共交通機関を利用していたため、イスラエル鉄道は急きょエルサレム・テルアビブ間のダイヤを大幅に増便した。(2/13)
国際情勢
【シリア地震被害、110時間後に救出】(P)
3人の民間人がシリアで発生した地震から110時間後に瓦礫から救出された。救助隊によるとそのうち2人は女性と子供。救助の瞬間、周りの人々は拍手して「神は偉大なり」と喜びの叫びを上げた。(2/10)

【シリア支援装いイラン武器輸送か】(Y)
サウジアラビア報道の取材に対しIDF関係者が、イランが震災支援を装いシリアへの武器を輸送しようとしていると明かした。人道支援をカモフラージュした兵器輸送に対しては、「攻撃を躊躇しない」とコメント。イスラエルは現在シリアに医療援助を行ってはいない。(2/10)

【ラマダン前、パレスチナ人も激化か】(Y)
エジプトはラマダンを前に、エルサレムと西岸地区内での緊張化と暴発を抑えガザ地区への飛び火を防ぐため、イスラエルとパレスチナ間の調停を強化したと当局関係者が述べた。カイロではハマスとイスラム聖戦の指導者との会談を行っている。(2/10)

【マドリード、テルアビブと姉妹都市か】(P)
スペインの首都マドリードは、9日テルアビブとの姉妹都市協定を申し出た。バルセロナと8日に姉妹都市協定を解除したばかりのテルアビブに対し、マドリード市長は「イスラエルのような民主的で法を遵守する国家との関係を強化するという、当市の姿勢を示す素晴らしい機会」と述べた。(2/11)

【スペインでイスラエル大使襲撃】(P)
在スペインイスラエル大使がマドリード大学での講義中、複数の親パレスチナ活動家により襲撃される事件が発生。ソーシャルメディアに上がっていた動画によると大使を守る警備員達を活動家らが取り囲み、警備員の中には武器を活動家に向けている場面も。警察により事態が収束した後、大使は講義を続けたとのこと。(2/11)

【ドイツでイラン人スパイ行為増加】(Y)
ドイツ政府は昨年から、イラン工作員による国内でのスパイ行為が増加していると発表。昨年にイラン人女性が処刑されたことをきっかけに、抗議活動が盛んになっている。主な標的には、親イスラエル・ユダヤの団体などが含まれている。(2/11)

【ロシア、東ウクライナ攻略に数年はかかる】(P)
ロシアの傭兵部隊であるワグネル幹部が、ロシア側の目標として掲げているウクライナ東部の地域を完全に支配するまでに約2年かかる可能性があるとインタビューで発言。同氏は、ロシアが「共和国」として主張するドネツクとルハンスクの完全支配が必要だと語った。(2/11)

【エジプト国境で麻薬密輸阻止】(P)
13日、国防軍はおとり捜査で麻薬密輸計画を阻止することに成功。犯人はエジプト国境から230万シェケル相当の違法薬物を密輸しようとしていた。犯人は逮捕、押収された薬物は警察に移管された。(2/13)

【シリア大統領、国連の支援拡大に合意】(P)
シリアのアサド大統領はトルコから送られる国連災害支援のアクセス拡大に合意した。外交官によると支援は3ヶ月間を予定し、現在の国境ゲートに加え2つのゲートを通過して輸送される。(2/13)
◯ 文化
【ヘルモン山スキー場シーズンイン】(Y,P)
ヘルモン山スキー場が今年のシーズン開始、入場券は早々に完売した。オープン当日の気温は低く風も強い様子だったが人出は多く、会場までの渋滞も発生していた。(2/10)

【花の祭典、今年も開催】(Y)
イスラエル南部の花の祭典「ダロム・アダム(赤い南)」は毎年2月に開催されており、今年で18年目。アネモネを主とした様々な植物やピクニックを楽しめる。自転車と長距離走を融合したレースも予定。2月15日から17日までは特別なハイキングコースがオープンしており、祭りは月末まで開催される。(2/13)

[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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