ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安
【司法制度改革の停止要請】(Y)
国連は21日、イスラエルに対し司法改革案は人権保護を弱める危険があり、より広い議論と再考が必要だと法案通過を一時停止するよう求めた。(2/21)
 
【防衛システムの複数年計画を発表】(P)
国家予算内で治安維持システムと国防軍の複数年計画が組まれ23日に発表された。兵役義務や国防軍の強化、兵士の雇用安定化などの内容。(2/23)
 
【13歳の少年に起訴状】(P,H)
エルサレム少年裁判所は23日、国境警察官を殺害した罪で13歳の少年に対し起訴状を提出。イスラエルの法律では14歳以下の少年が有罪となった場合、容疑者は少年院に送られる。(2/23)
内政
【北米ユダヤ連盟が首相に要請】(Y,P)
北米ユダヤ連盟(JFNA)は21日、ネタニヤフ首相に書簡を送り司法制度改革案についてヘルツォグ大統領の案を採択するよう要請した。この書簡は野党を束ねるラピド党首にも送られており、イスラエルへの支持は不変としながらも「61の過半数で最高裁の決定を覆すことがあってはならない」と、警告している。(2/21)
 
【首相、国連は「一方的」】(Y)
ネタニヤフ首相は国連安保理会議が西岸地区の入植地拡大に反対していることについて、国連は「一方的」だと評し、アメリカの介入を批判した。(2/21)
 
【西岸地区の公害に苦言】(Y)
極右政党のクルーザー氏は国会の内務委員会で行われた会議で、ヨルダン川西岸地区におけるパレスチナ人の不法廃棄物燃焼により、イスラエル人入植者が被害を受けていると発言。その後国会の内務委員会はエリコ近郊のごみ処理施設に50万シェケルを充当することを決定。(2/21)
 
【デリ氏復職の第2次法案通過】(Y,H,P)
政界引退を条件に司法取引が成立したことを理由に1月に解任された、デリ元保健・内務相を復職させる法案が予備投票を通過。解任後ネタニヤフ首相は同氏の復活に向けて動くと発言していた。投票前に演説したレビン法相は「最高裁ではなくこの国会が最終決定を下すことが民主主義」と発言、野党は激しく反発した。(2/22)
 
【首相、国民へビデオメッセージ】(Y)
ネタニヤフ首相は22日、ソーシャルメディアを通して司法制度改革についての国民との対話を求めた。21日に第一読案が通過するまでは、首相は経済界をはじめ界隈から制度改革を停止するよう求める声には応えようとしていなかった。(2/22)
 
【国家治安相、予算に対し不満爆発】(P)
ベングビル国家治安相は自身の省に対する充てられた予算が少な過ぎるとし、予算委員会を一時的にボイコットした。記者との会話の中で同氏は「提案された予算金額は馬鹿げている。私はこんために政府に来たのではない」と発言した。(2/23)
 
【右派議員からも司法制度改革の懸念】(Y)
右派政党だが野党の「イスラエル我が家」のリーバーマン党首は司法制度改革について、「政府は勝手でシオニズムを理念とするビジネスを、根絶やしにしようとしている。首相は彼とデリ氏を不起訴にする法律を打ち立てようとしている」と取材で発言。アメリカの介入を希望した。(2/23)
国際情勢
【英国、イラン経済制裁に8項目追加】(Y)
英国はイランに関する制裁リストに新たに8件を追加。イスラム革命防衛隊員も制裁対象に含まれている。(2/21)
 
【トルコ記者現地で圧力】(Y)
トルコ地震の取材で現地に向かった報道陣が現地住民や軍部から圧力を受けていると報告。被災している住民からの強盗や暴言などが各国の記者に集中しており、ビザなども通過に困難が見られるという。(2/22)
 
【イラン、核濃度は解決に向かっている】(Y)
イランにウランの濃度レベル上昇が観測された件について、国際原子力機関の調査団がテヘランに入っていると現地報道が報告。イランの原子力監査部は「検査官によって生じた「曖昧さ」は解消されつつある」とコメントした。(2/22)
 
【ヨルダンとエジプトが非難】(Y)
国防軍(IDF)のナブルスでの作戦を受けてヨルダンとエジプトが非難、両方に状況を落ち着かせるよう要請した。ヨルダン外務省はIDFの作戦を停止するべきだと話し、「暴力の連鎖に歯止めをかけなければいけない」とコメント。自治政府は作戦に対して反応し、アメリカが計画しているイスラエル・パレスチナ・エジプト・ヨルダンの安全保障に関する会議をボイコットする意向を仄めかしている。(2/23)
◯ 文化
【クジラが南部のビーチに座礁】(Y,P,)
21日、アシュドッド近郊の軍部ビーチにザトウクジラの死骸が打ち上げられた。ザトウクジラは地中海西部で見られるが、東部海岸線では殆ど見られない。研究チームは経過観察後、サンプルを摂取する予定。(2/21)
 
【エステル記がトルコ地震で発見される】(Y,P)
トルコ南部の町アンタキアの瓦礫から、町のユダヤ人コミュニティが保存していた旧約聖書の巻物の一部が発見され、災害救助隊によって保護されたことが分かった。超正統派ボランティア団体「ザカ」リーダーに、ユダヤ人コミュニティの長老が近づいて「我々のことを忘れないでほしい」と発見されたエステル記の巻物を渡したという。(2/17)
 
【嘆きの壁で混乱】(Y,P)
22日に嘆きの壁ではユダヤ暦の新月の祈りがあったが、女性も祈りに参加出来るべきと考える改革・保守派のユダヤ教徒と、それに反対する超正統派・正統派が衝突した。敷地内の男女が一緒に祈祷できるスペースに極右宗教政党の若い支持者たちが侵入し、礼拝を妨害したり超正統派が女性たちに唾を吐きかけたりという事例も起こった。改革・保守派は女性の積極的な祈祷参加を認めており、嘆きの壁ではこのような衝突が頻発。 (2/22)

[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、シオンとの架け橋からのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは sorami@zion-jpn.or.jp よりsorami@zion-jpn.or.jp 宛に送信しております。
シオンとの架け橋、京都府


配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する