【テルアビブ近郊で大規模なテロ未遂】(Y,P,H)
20日深夜、テルアビブ近郊にある2つのバス車庫でバス3台に隠されていた爆破装置が爆発する、テロ未遂事件が起こった。爆破後の調査によりもう1台からも5キロと大きな爆破装置が見つかり、こちらは処理班が撤去。車庫での爆発だったため、奇跡的に怪我人は出なかった。
発見された装置にはアラビア語で「トゥルカルムからの復讐」とあり、西岸地区内同町での国防軍による特別作戦への報復テロと考えられ、同町のハマス部隊は犯行をほのめかす声明を発表している。
翌21日には爆発物を設置したテロリストたちを車に乗せた疑いで、ユダヤ系イスラエル人2人を逮捕し取り調べを行っているが、現時点で犯人が見つかったとの報道はない。(2/21)
【ビバス家の子供2人は素手による殺害。母シリさんも遺体返還後、身元を確認】(Y,P,H)
21日に国防軍報道官は「ハマスによる空爆による死との嘘とは違い、アリエル(4歳)とクフィル(10か月)はテロリストにより戦争開始数週間後に殺害された。しかも銃殺ではなく素手による殺害で、その後(空爆による死と見せるため)遺体に対して非道な隠蔽工作が行われた」との、法医学による調査結果を発表した。
返還されたシリさんとされる遺体がガザ女性市民の遺体だったことについて、ハマスは「瓦礫のなかで他の遺体と混在したため」と説明。同日夜に赤十字を通じてシリさんの遺体を返還、その後国立法科学センターにより本人であることが確認された。
シリさんの死因についても「空爆による死ではない」とのことが判明、ハマスによる上記の弁明とは食い違う結果となった。
家族3人の死を受けて今月1日に解放されただ1人生還したヤルデン・ビバスさんは、「どうやって3人が殺害されたのか、世界中に知って欲しい」と呼び掛けている。(2/21-22)
【男性4人は505日ぶり、もう2人の男性は10年以上ぶりにガザから生還】(Y,P,H)
10/7にベエリから一家と共に拉致されていたタル・ショハムさん(40)、ノバ音楽祭から拉致されたエリヤ・コーヘンさん(27)、オメル・ベンケルトさん(23)、オメル・シェム=トブさん(22)、そして精神疾患を患いガザ地区に迷い込んだ後ハマスによって拘束され、その後拉致状態が10年以上続いていたアベラ・マンギストさん(38)、そしてヒシャム・ア=サイドさん(37)の計6人がハマスによって解放され、イスラエル中央部の特別病棟で家族との再会を果たした。
まずはガザ南端のラファで行われた『セレモニー』の舞台にショハムさんとマンギストさんが上げられ、ショハムさんは(恐らくマイクの不具合で内容は聞こえなかったが)短いスピーチをさせられた後、赤十字に引き渡されてイスラエル側へと帰還。
その後音楽祭から拉致された20代3人の引き渡しが中部ヌセイラトで行われ、こちらの3人はハマスへの感謝などへのスピーチは強要されなかったが、シェム=トブさんが横に居たテロリストの額にキスするよう指示されるなど、やはりプロパガンダ色の濃い解放劇となった。
またアラブ系市民であるア=サイドさんに関しては「同胞であるということへの配慮・リスペクト」から、式典などもなくひっそりと赤十字に引き渡されたが、これは統合失調症を抱えた同胞を10年間も拉致していたことがアラブ世界で大々的に取り上げられることへの恐れから、と考えられる。
もちろん飢餓状態からの20キロ以上の体重減少や免疫系などの弱体化は見られるものの、大半の帰還者には大きな問題はないもよう。しかしア=サイドさんに関しては統合失調症の症状が悪化し会話もままならないようで、父のシャアバンさんは「式典をせずに解放したのは配慮でもリスペクトでもなく、ヒシャムの酷い状態を隠蔽したかったからだ」と、ハマスに対して怒りの声を上げている。(2/22-23)
【20代の人質2人、『セレモニー』を間近で見せられる】(Y,P,H)
ハマスが、ノバ音楽祭から拉致されたガイ・ギルボア=ダラルさん(23)とエビヤタル・ダビッドさん(24)の2人に関し、生存を示すビデオを公開した。
このビデオは、2人を車に乗せて同日に行われた20代3人解放のためのセレモニーに連れて行き、ステージから数mの正面位置に停車してドアを開け、現段階で解放される予定のない彼らにセレモニーの様子を見せるという、悪意に満ちた内容になっている。
ドアが開けられ解放される同年代の知人を見た彼らは頭を抱え、涙目で「私たちを助けて下さい。懇願します。ネタニヤフ、お願いです」と訴えており、テロリストは2人に対して「どう感じているか」と質問して追い打ちをかけている様子が、映っている。(2/22)
【イスラエル、ハマスによる非人道的行為に反発し囚人釈放を延期】(Y,P,H)
首相府は「人質の尊厳を踏みにじる式典や人質のプロパガンダ使用」など、ハマスによる度重なる違反を指摘し、「次の人質解放が屈辱的な式典なしに行われるとの確約がなされるまで、テロリストたちの釈放延期を決定した」と発表。
イスラエルはビバス家など4人の遺体返還と6人の人質解放の引き換えに、終身刑に服役中の凶悪テロリスト71人を含む620人を昨日釈放する予定だった。しかしビバス家のシリさんの遺体や子供たちの死因、そして解放が未定の人質2人に対して『セレモニー』を見せつけるなどといったハマスの非道な行為を受け、釈放実行の有無に関して議論を行った。
この協議にはシンベト・モサド長官やハレビ参謀総長も参加、彼らは「現段階最後の遺体返還のためにも、釈放すべき」と進言したが、与党のリーダーたちは釈放拒否の決定を下した。(2/23) |