ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安
【西岸地区基地で車から発砲】(P)
西岸地区内ナブルス郊外の交差点で運転中のパレスチナ人車から国防軍兵士へ発砲。直後にテロ組織「ライオンの巣」が犯行声明。同じ頃ヘブロンでは、兵士に対して火炎瓶が投げ込まれる事件も発生。(2/25)

【レバノンからの麻薬密輸阻止】(P)
警察と国防軍は25日、200万シェケル相当の麻薬密輸を阻止した。北部国境の見張りをしていた女性兵士が、不審な動きをとらえ発覚。レバノン国境付近の村に48キロの大麻を運んでいた容疑者2人を逮捕した。(2/25)

【デモ隊が道路で焚火】(Y,H,P)
司法制度改革のデモで一部の参加者がテルアビブの道路の上で焚き火を行ったため、消防隊が出動して鎮火。しかしその後他の場所でも同様の事例が起こったため、警察は21人を逮捕。(2/26)

【パレスチナ自治区で銃撃】(Y,P,H)
26日昼頃、西岸地区のフワラで自家用車に乗っていたイスラエル人2人に、パレスチナ人が近距離から発砲。2人は病院に運ばれたが死亡。2人は近くの入植地に住む正統派の兄弟で、宗教学校に通学途中だった。警察は容疑者を突き止めるべく捜査を続けている。(2/26)

【フワラでユダヤ人過激派による復讐の暴動が】(Y,P,H)
入植者2人が犠牲になったフワラでのテロを受け、宗教的な極右入植者400人がフワラに住むパレスチナ人を攻撃。260台の乗用車が焼き討ちに遭い、35人のパレスチナ人家が焼き討ちや窓ガラス破損など被害にあった。パレスチナ保健省は22名が煙により被害を受けており、2人がけがと報告。(2/27)

【極右の暴動で国防軍の兵士たちも標的に】(Y,P,H)
フワラで起きている暴動で、多くの国防軍や国境警備隊の兵士たちがテロリスト捜索ではなく報復暴動への対処に追われた。その最中極右の入植者たちがイスラエル兵に対しても投石を行い、乗用車が将校を車ではねて逃走するような事例も発生。ガラント国防相は「ユダヤ人暴徒の兵士に対する攻撃は見過ごせるはずがなく、法に反する者を容認することはない」と激しく批判。(2/27)

【フワラ暴動に支援募金】(Y,P)
フワラで2人のイスラエル人兄弟が攻撃を受け死亡した事件を受け、左派活動家・政治家のフィンク氏が被害を受けた人々のため募金活動をオンラインで実施。当初目標は2.7万ドルだったが、7千人以上の人が参加し約29万ドルが集まった。
内政
【国家予算決定】(Y,P,H)
政府は24日に予算を承認し、国会議決に回されることになった。連立の各党に約束した金額を支払うため、全省庁の支出を3%削減することが求められている。経済相によると2023年の国家予算は約4840億シェケル、24年は約5130億シェケルになる見込み。(2/24)

【首相に資金援助】(Y,P,)
議会はネタニヤフ首相の家族に新たな資金援助を承認。現在官邸が改修中ということもあり、特例としてエルサレム内の自宅を官邸扱いして予算充当が決定。経済危機や抗議に直面している中の個人的な資金援助に非難の声も。(2/24)

【労働党、首相を刑事告発】(P)
前日の閣議でネタニヤフ首相が閣僚たちに「あなた方に彼ら(司法改革への反対者やデモ参加者)を殴るための、拳を与えたい」と発言したことを受け、労働党は25日夜に刑事告発を行い、首相の「扇動的発言」に対して調査要請を提出。首相はその場で「今デモに参加しているのは、過去にコロナ・ワクチンに反対しデモを行ったのと同じ人たちだ」とも発言している。(2/25)

【作家が図書館管理移行に反対】(Y,H,P)
イスラエルを代表する作家や詩人数十人が、国立図書館の管理権限を教育省に移行する法案に反対する請願書に署名した。教育省は図書館の「透明性と公的監視」を強化するための移行としているが、現在理事を務めるニツァン氏はネタニヤフ首相の汚職疑惑を検察長官として担当しており、同氏を解任するための法案ではとされている。(2/25)

【デモで道路封鎖に実刑か】(Y)
ネタニヤフ首相率いるリクード党のイローズ議員が、デモ参加者が道路封鎖をした場合3年の実刑判決に処す法案の草案を提出。昨晩のデモで逮捕された21人が、危険性はないと全て翌日には釈放されたことを受けた行動。(2/26)

【国家治安相、首相非難】(Y)
極右政党のベングビル国家治安相はネタニヤフ首相の政策に対して合意した内容に沿わないとし、首相を非難。特にヨルダンでの会談での入植地の拡大停止や撤退については受け入れられないと話しており、自身のSNSアカウントでは「ヨルダンであった事はヨルダンに留まるだろう」と、会談内容を無視する姿勢を示している。(2/27)

【ヨルダン会議後、治安委員会設置へ】(Y)
イスラエル、ヨルダン、エジプト、パレスチナ自治政府、米国の政府関係者が集まり会談。ヨルダン川西岸地区の治安維持のため委員会を設置することを決定。また、各国の代表はラマダンが始まる前に集まり市民共同の委員会を共同で設置することに合意した。(2/27)

【アメリカ、緊張緩和に向けての動きを歓迎】(Y)
26日のイスラエル・パレスチナ間で示された政情の鎮静化に関する合意にアメリカ安全顧問のサリバン氏が歓迎の意を示した。「この会談は出発点」だとコメントし、今後の両者間の関係に期待を寄せた。(2/27)
国際情勢
【イスラエルに反対投票を後悔】(Y)
ウクライナのゼレンスキー大統領顧問は23日、国連での投票でイスラエルに反対投票を投じたことを後悔し「(反対投票は)失敗であり、もう二度と起こらない」と誓った。(2/24)

【ヨルダン、イスラエル-パレスチナ間会議主催】(Y)
ヨルダンは26日に、イスラエルとパレスチナの政治安全保障会議を、港湾都市アカバで主催する。アメリカとエジプトの代表も参加する。来月後半にはラマダンがあり、同期間中の政情緊迫化と衝突を防ぐための試み。(2/25)

【パプアニューギニア大使館設置】(P,Y)
コーヘン外相がパプアニューギニアの外相と電話会談し、今年中にエルサレムに同国大使館を設置すると発表。1978年からの外交関係で、今回が初の大使館設置となる。両国は経済や農業技術においての関係強化で合意し、パプア外相は国際社会において「イスラエルへの支援を続ける」と確約したよう。(2/26)

【アンゴラ大臣、イスラエル訪問】(P)
アンゴラの教育・科学・イノベーション大臣の、ブラガンカ博士がイスラエルを訪問。アンゴラはスタートアップ企業の活性化を国策としているほか、灌漑事業を通して石油依存からの脱却を目指している。(2/26)

【サウジアラビア-オマーン間就航】(Y,P,H)
エルアル航空は3月5日からイスラエル航空会社では初めて、サウジアラビア・オマーン領空の通過が許可されたことを発表した。バンコクやインドなどのアジアへの飛行では2000キロほど航路を短縮でき、バンコク便では2時間半の時間短縮が見込まれる。また両国上空の航路が可能になったことから、エルアルはオーストラリアへの直行便も可能としている。(2/26)
◯ 文化
【マラソンが抗議デモに】(Y,P)
24日に行われたテルアビブ・ハーフマラソンに4万人が参加。司法制度改革への抗議として、服にシールを貼ったり「民主主義のためのレース」と書かれた看板を持って走る人も。(2/24)

【ナザレで国境を越えた音楽教育】(P)
2006年に発足したナザレの音楽財団「ポリフォニー」はアラブ系とユダヤ系の子供に音楽教育を提供することを目的に活動している。今月もベルリンの音楽家を招いて公演を行う予定。(2/24)

【警察がアルメニア教会と面会】(P)
イースター行事準備の一環としてエルサレム警察がキリスト教区のアルメニア教会指導者と面会し、地区の治安維持やイースターの聖火の準備などについて話し合った。最近はアルメニア人地区内でのユダヤ人による落書き行為や嫌がらせが増えており、それについても議題に上がった。(2/24)

【グラミー賞にユダヤ教部門を】(P,Y)
グラミー賞受賞者を含む2人のアメリカ人ミュージシャンが、グラミー賞にユダヤ部門を追加する提案を提出予定で、署名活動を開始した。発起人の1人は「キリスト教とは違いユダヤと言う言葉は、民族や彼らが持つ文化も指す。宗教的な音楽ではなく、世俗的な音楽家を含めた包括的な部門にしたい」と話している。(2/26)

[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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