ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安
【活動家テルアビブを行進】(Y)
約200人の左派活動家が、フワラで起きた事件に反対してテルアビブを行進。前夜にフワラではテロへの報復として、パレスチナ人に対して入植者らが焼き討ちなどの攻撃を行っていた。(2/28)
 
【西岸地区の銃撃で男性重傷】(Y,H,P)
25歳のイスラエル人男性が、死海北の国道を車で走行中に銃撃され死亡した。アメリカで、コロンビア大学を卒業後イスラエルに帰還し、両親がイスラエルに居ない独兵として兵役に就いていた。2月はテロが多発しており、イスラエル側の死者はこれで14人目になる。(2/28)
 
【テルアビブで夫人に対する妨害行為】(Y,H,P)
サラ首相夫人が利用していた美容室が多くの抗議者らに取り囲まれ、3時間ほど店内に閉じ込められた。騎馬警官を含む治安部隊が現場に急行し、夫人は無事に店を出ることができた。ネタニヤフ首相はデモを激しく非難しシンベトに家族の警護を要求、野党のラピド党首からも批判の声が上がった。(3/1)
 
【抗議デモで主要道路封鎖】(Y)
テルアビブからエルサレムへの主幹道路が司法制度改革の抗議デモによって封鎖された。ソーシャルメディアの画像では道路は有刺鉄線や鎖で覆われていた。(3/1)
内政
【極右の副大臣が辞任】(Y)
極右政党で首相府副大臣も務めるマオズ議員が、辞任を発表。「連立政権は連立合意の内容を守るつもりがない」と同氏はコメントしており、自身が求めた予算が通らなかったことが理由のよう。議員からは辞職せず連立政権には残るつもりで、ネタニヤフ政権の64議席は変わらない。(2/28)
 
【外相がベルリン訪問、入植地の拡大を明言】(P,Y)
訪問先ベルリンの記者会見でコーヘン外相は、西岸地区内の入植地拡大を「もちろん続けるつもり」との意志を示した。ヨルダンで行われた5者会談で、イスラエルは入植の一時停止を約束したとされている。両国の外相による会談後、ベアボック外相はイスラエルの司法改革案への懸念を示し、テロリストへの死刑制度に関しては反対を表明。(2/28)
 
【警察庁長官が武力行使を容認】(Y,H)
イスラエル警察庁長官は、デモで警官に対して危害が加えられた際には、武力行使も厭わないと発言。各地でのデモ激化を受けての上層部との決定で、今日のデモでは警官による閃光手榴弾の使用や、禁止されている首を膝で押さえつける様子も散見され、11人のデモ参加者が負傷し病院で治療を受けた。(3/1)
 
【テロリストへの死刑法案が第一読案通過】(Y,H,P)
ユダヤ人殺害の罪に問われたテロリストに死刑判決を下す法案が賛成55対反対9で第一読案を通過。反対者が少ないのは反対派の議員が各地で抗議デモに参加していたため。(3/1)
 
【フワラの暴動とテルアビブでのデモを、首相が一括りに】(Y,H,P)
1日夜にネタニヤフ首相は特別声明を出し、「フワラでもテルアビブでも、暴力は容認しない」と発言した。極右入植者のフワラ焼き討ちでは、100近い家・車が被害に遭いパレスチナ人1人が死亡していることもあり、この2つを同列で述べたことは波紋を広げている。また「ガザ撤退時の入植者たちは警官を妨害しなかった」など、歪曲した情報も多々あったため、大手メディアが一様に批判。(3/1)
 
【法務省の決定に対し首相抗議】(Y)
ネタニヤフ首相は司法長官が法改正で首相の関与禁止を決定したことについて、最高議会に嘆願書を提出。汚職裁判の法制度関与禁止は受け入れるが、法改正や議員選出関与禁止には反対だと述べた。(3/2)
 
【宗教派議員、違法入植地に事務所】(Y)
宗教シオニズム党のスコット議員は、違法入植地であるエビヤタルに事務所を設置した。「この場に事務所を設置し連立政権の協定履行に目を光らせる」とコメント。支持者も今夜続いて入植開始する予定。(3/2)
 
【UAEと関税評価協定】(Y,P)
コーヘン外相とアラブ共和国連邦大使は両国の関税評価協定に署名。昨年5月に署名した自由貿易協定の効果につながるもので、両国間の輸出入物の関税96%が減額もしくは撤廃される。「この協定はイスラエル経済を強めるだろう」と外相。(3/2)
 
【公務員の賃金協定に合意】(Y)
政府は各界の主要な労働組合と賃金協定に合意。約35万人の公務員を対象とするこの協定では2020年から2027年の間に11%の昇給と助成金を予定している。また、労働時間は週42時間から40時間に短縮される。(3/2)
国際情勢
【アラブ共和国連邦が国連と話し合い】(Y)
アラブ共和国連邦はフワラの事件を受けて国連の安保理委員会と話し合う予定。イスラエルとパレスチナの代表者は出席せず委員のみの出席。(2/28)
 
【カタール調停官がガザ訪問を延期】(Y)
カタール大使は本日予定していたガザへの訪問を延期。訪問の目的はパレスチナ人抗議者の暴力激化を収めるためだったが、エジプトの仲介が失敗に終わったためとされている。大使館から延期理由の説明は出ていない。(2/28)
 
【イスラム聖戦、テロ銃撃を称賛】(Y)
パレスチナテロ組織「イスラム聖戦」は西岸地区で27歳のイスラエル男性が死亡した銃撃を称賛。テロリストの「勇気」を称え「敵はその代償を払う」と声明を出した。(2/28)
 
【米防衛企業が防衛システム契約】(P)
国防省とアメリカ国防省は有事の際両国の防衛システム優先的に購入できる供給保証協定に署名。両国間の広く安全な保障対話の一環として、この協定に同意した。(3/1)
 
【ブラジルにイラン軍艦の停泊解除を要請】(Y)
イスラエル政府はブラジル政府に2月26日からイラン軍艦が停泊していることを2日に批判し、停泊解除するよう要請。(3/2)

[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、シオンとの架け橋からのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは sorami@zion-jpn.or.jp よりsorami@zion-jpn.or.jp 宛に送信しております。
シオンとの架け橋、京都府


配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する