ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【デモ隊が公官庁道路封鎖】(Y)
約20名の司法改革抗議デモ参加者が、14日朝にエルサレムで複数の公官庁前道路を封鎖。警察が到着し、彼らに撤退しなければ武力行使もありえると通達した。(3/14)

 

【北部でテロ発生、翌日国防会議】(Y,P,H)
13日に北部のメギド交差点で爆発が起こりアラブ系市民1人が重傷を負った事件を受け、国防省・参謀総長・シンベト局長による会議が行われた。現時点では情報が未公開のものも多いが、通常のパレスチナによるテロに比べて精密だったことが分かっている。(3/14)

 

【メギドでのテロはレバノンによるもの】(Y,P,H)
月曜に起こったメギドでの爆弾テロについて情報が公開された。テロリストはレバノン人で、国境を越えて60km以上南部に移動、爆発物を設置したことが分かった。事件発生後にテロリストは射殺されたが爆弾ベルトを巻いており、その他の兵器も所有。またテロによる負傷者は爆発物から離れていたにもかかわらず、重傷を負ったことも判明。爆発物の性能やレバノンから侵入した事から、ヒズボラまたはレバノンを拠点とするハマスによるテロではと推測されている。(3/15)

 

【超正統派が地元警察と衝突】(Y)
エルサレム超正統派地区のスマホなど「コシャーではない」携帯端末を取り扱うショップ前で、超正統派の過激派が地元警察と衝突。警官や店に卵や石が投げられた。近頃も同様の事例は頻発している。(3/15)

 

【メギドでのテロ詳細確認】(Y,P,H)
国防関係者はメギドでの爆破事件について、レバノンのテロリストによる犯行と断定したと発表。この事件で21歳のアラブ人系市民が重傷を負っている。テロリストは爆破後レバノン国境部に逃走を試みたり、レバノン国境部から容疑者を乗せた共犯者もいたりと計画的犯行の様子。引き続き共犯者への尋問で動機や身元を調査予定。(3/16)

内政

【首相援護の法律草案進む】(Y,P,H)
議会で、首相が解任を余儀なくされるのは体調や精神状態の不良のみの場合とし、司法府は介入できないという法案が第一読会を通過した。またリクード党は現行の首相に対し、警察の捜査を規制する法案も提出。連立政権は汚職容疑や裁判を理由に、首相退陣を回避できるよう法整備を進めている様子。(3/14)

 

【テロリスト妻への規制法案提出】(P)
議会で大臣がテロリストの妻をエルサレム自治体から解雇できる法案が提出された。2月に起きた事件で3人を殺害したテロリストの妻を、公共職から解雇することを可能にするためのよう。労働裁判所は自治体が彼女を解雇することを禁じている。(3/14)

 

【EU関係者発言で訪問牽制】(P,H)
政府はEUの外交政策責任者のボレル氏がテロによるイスラエル人犠牲者と国防軍によって射殺されたパレスチナ人テロリストを同一視する発言をしたことに抗議し、公式訪問を許可しない方針を示した。同氏の入国は可能だが、訪問は許可されないとのこと。(3/15)

 

【ヨルダン渓谷の併合法案が右派連立により否決】(P)
右派だが野党であるイスラエル我が家党がヨルダン渓谷に主権を適用する法案を提出したが、右派政党の反対により14-65で否決された。右派連立内では極右のノアム党マオズ議員以外が反対票を投じる結果となった。(3/15)

 

【過ぎ越しの食事補助金増額】(P)
マージ厚生相は、貧困層への過ぎ越しの食事補助金を約1500万シェケル増額すると発表。非営利団体への補助金は例年に比べて50%も増額。さらに約3万6千世帯に配られる食料チケットにも300シェケル増額を約束した。(3/15)

 

【首相、訪独遅らせる】(Y,P)
ネタニヤフ首相は14日、ドイツへの出発を遅らせて司法改革の妥協点可能性について協議した。その後首相は渡独、ショルツ首相とシュタインマイヤー大統領と面会する予定。しかし司法制度改革に抗議する在独イスラエル人たちはベルリンの会談場所でデモを行う予定。(3/15)

 

【大統領が再び妥協案を出すも、与党は拒絶】(Y,P,H)
今月初旬に引き続き、ヘルツォグ大統領が再び与野党に対し司法改革に関する折衷案を発表、対話を呼び掛けた。しかし与党の代表らは共同声明を出し「この提案は根本的な問題を無視しており、一方的でかつ司法改革の完全な中止と同義だ」と、明らかな拒絶。野党からはラピド前首相やガンツ前防衛相など大統領案に賛同する声が上がっているが、対話の条件として改革に関する法案の決議中止を求めている。(3/15-16)

 

【独首相、ヘルツォグ妥協案支援】(Y,H)
シュルツ独首相はネタニヤフ首相にヘルツォグ大統領が提案した司法制度改革の妥協案を飲むことを両首相の共同声明で勧めた。「イスラエルの友として(首相が)この提案を再考することを望む」とコメント。(3/16)

 

【司法長官、国家治安相の動きに不安】(Y,P.H)
ミアラ司法長官は15日、ベングビル国家治安相が自身の権限を超え、具体的なデモに対する対策を警察に指示した可能性があると示唆した。同相は指針や原則などについては警察に対して支持できるが、現場での作戦の進め方に関しては介入できない。最高裁へ警察が提出した資料にも同様の介入について書かれており、同相がいくつかの作戦内で警察の判断に反する命令を下したよう。(3/16)

国際情勢

【ユダヤ人誘拐を計画の米男性逮捕】(Y)
アメリカの情報アナリストで、ユダヤ人コミュニティ主導者の誘拐を計画していた男が逮捕された。男は2021年の米連邦議会乱入事件にも参加し、一年前からはユダヤ人誘拐を計画していた。男はネオファシスト組織の一員でもあったが、米国防省の機密資料へのアクセス権を保持していたとのこと。(3/15)

 

【UAEフワラに3万ドル寄付】(Y,P,H)
UAEは16日、フワラでの入植者の暴動を受け、現地に3万ドルの寄付を行うと発表。数十の建物や約100台の乗用車が放火や破壊による被害に遭っており、損害を受けたパレスチナ人の援助に充てられる。先月フワラでは入植者の兄弟2人がテロリストにより殺害され、その報復として暴動が起こっていた。(3/16)

 

【ウクライナに防衛システム】(Y)
政府は対無人機妨害システムをウクライナに輸出するためのライセンス承認を発表。昨年のウクライナ侵攻以来、防衛省がウクライナに武器販売の可能性を示す輸出ライセンスを承認する初めてのケースとなった。(3/16)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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