ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【パレスチナ人神殿の丘で声上げる】(Y)
パレスチナ人礼拝者は神殿の丘でハマスを支持するため集まり声を上げた。「アルアクサ・モスクを守れ」と叫び、「殉教者」をたたえる動画がソーシャルメディアで広められた。(3/31)

 

【シリア攻撃でイラン革命部隊の顧問死亡か】(Y,P,H)
イランの革命防衛隊は軍事顧問の1人がイスラエルのシリア攻撃で死亡したと発表。攻撃は31日の明け方に起こった。イランの政府系通信社は、「イスラエルの犯罪行為には報いがあるだろう」と伝えている。(3/31)

 

【過ぎ越しの祭でガザ通過点閉鎖】(P)
国防軍は過ぎ越しの祭の期間にガザとの国境通過点を閉鎖すると発表。4月5日の夕方から8日、11日から12日まで。7日がラマダンのため、パレスチナ人居住者はガザの通過点の利用が許される。この期間は人道医療的な通行のみ許可される予定。(3/31)

 

【右派テルアビブで抗議デモ】(Y,P,H)
司法制度改革を支援する右派支持者らが「自由の行進」と題して、木曜日夜に数万人規模のデモ行進を行った。司法改革反対のデモに対抗し改革断行を提唱するもので、30日に推進派の閣僚や議員たちもSNSを通じて参加を呼びかけていたもの。選挙で勝利したにもかかわらず民意が反映されていないと、「私たちは二級市民」というのがスローガンとなり、大規模なデモへとなっている。(3/31)

 

【親パレスチナ活動家ハッキング】(P,Y)
親パレスチナ・パレスチナ人活動家らがイスラエルの大手企業サイトのハッキングを試みたと現地報道。大手運送会社やハイファ港・エイラット港のウェブサイトが標的にされた。(4/1)

 

【銃を奪おうとして射殺された男性は誰か】(Y,P,H)
警察は1日、26歳のベドウィン人男性が神殿の丘の門で警察から銃を奪おうとして射殺されたと報告。しかし遺族は留学先のルーマニアから帰省していただけだと抗議しテロリストである疑いを否定、死体解剖を要求している。男性は閉鎖された神殿の丘の門前で警官と口論になり、武器を取ろうとしたため射殺されたのだが、門が閉ざされていたためセキュリティ映像には記録が残っていない。(4/1)

 

【男性射殺に不明な点多数】(Y)
1日にベドウィン人男性が警察と衝突し射殺された事件で、映像記録が残っておらず警察に疑念の声が上がっている。門のセキュリティ映像に当時の状況が映っていなかっただけでなく警官のボディカメラも起動しておらず、男性が警察の銃を掴み発砲しているとの証言もあるなど不明な点が複数ある。アラブ人議員は「計画的な犯行」だと警察を批判。(4/2)

 

【抗議デモ13週目:全国で大規模デモ】(Y)
司法改革への抗議デモが13週目に突入。国内150ヶ所で45万人もの国民がデモに参加し、テルアビブだけで17万5千人規模のデモが行われた。(4/2)

 

【全国で不法入居者逮捕】(P)
国境警備隊は週末に332人の不法入居者と、密輸容疑で40人を逮捕したと報告。ラマダン中に暴動を防ぐため、逮捕は全国で行われた。(4/2)

 

【疑惑高まる事件に、独自調査か】(P)
国際人権NGO団体のアムネスティは1日の衝突事件に関し「警察の内部調査に疑いがある」と発言、独立調査を要請した。DNA鑑定では死亡したベドウィン人男性の痕跡が警官の銃にも残っており、警察は当時警官が護身していたと判断している。通常防犯カメラや警官のボディカメラで事件の映像は記録されるが、この一件は死角で起きた珍しい事件だと警察は話している。(4/3)

 

【イラン製無人機撃墜】(Y)
国防空軍は2日、シリアから飛んできた飛行物を確認し撃墜。3日に落下物を調べたところイラン製の無人機だと分かった。(4/3)

内政

【汚職裁判の一部が調停か】(Y)
ネタニヤフ首相の汚職裁判で、首相側の弁護士代表の一人はこの一件を解決するために調停の提案をしたと30日に発表。司法長官はこの件に関して判断と回答を求められている。(3/31)

 

【テルアビブ住民が新イェシバ設立に反対】(P)
北テルアビブの住宅地にある小さなシナゴグが大規模なイェシバ(宗教学校)に改築される計画に対し、住民が驚きと抗議の声を上げた。住宅地は世俗派が大半のエリアであり、5階建て250名規模のイェシバ建設の計画は住民にも公表されていなかったよう。住人からは「地元のためのシナゴグは必要だが、大きなイェシバは土地柄にそぐわない」との声がある一方、計画を支持する市民も。(4/1)

 

【IT企業への投資減続く】(Y)
スタートアップ企業の調査で、2023上四半期のイスラエルハイテク企業への投資額は17億ドルで、2018年以来最低額となった事が分かった。そのうち40%はWizなど大手3社に集中している。(4/2)

 

【首相がテロ支援の政権に牽制】(Y)
ネタニヤフ首相は2日の議会初頭で、イスラエル国外でテロを擁護する政権に対し「重い代償」を払うだろうと牽制。このコメントはシリアが一週間に3度続いた空爆で5人の兵士が死亡した責任をイスラエルに問いた後で発言された。(4/2)

 

【ガラント防衛相、議会に出席】(P)
ガラント防衛相は先週司法改革に抗議してネタニヤフ首相に解任を宣告されていたが、公的には解任されておらず2日の議会にも出席した。先週後半にかけて続任のため説得や交渉が行われていたもよう。(4/2)

 

【退役将軍が国家安全に不安】(Y)
ベングビル国家治安相が設立した国家警備隊について、元国防軍将軍が「安全は政府の優先順位の最後にある」とコメント。「対イラン問題は放置され、アメリカとの関係も弱体化し、軍事予算も縮小されている」と不安を示した。(4/3)

 

【司法改革、独立記念日後に続行か】(Y)
レゲブ交通相は司法制度改革が今月の独立記念日後に続行されると発言。取材に対し、遅くとも記念日後には最終読会が開催される予定だと答えた。(4/3)

国際情勢

【ロシア裁判所がユダヤ機関閉鎖検討を延期】(Y)
ロシアの裁判所は30日、ロシア防衛省が提出したモスクワのユダヤ機関閉鎖の要請検討を延期すると発表した。ロシアのユダヤ機関は政府に対して、イスラエルに帰還しようとしている人々の情報提供を拒んだため、政府は在ロシア支所の閉鎖を要請していた。(3/31)

 

【パキスタン、イスラエルの外交関係否定】(Y)
パキスタン在住のユダヤ人実業家が、同国からイスラエルのエルサレムとハイファに食品サンプルの輸送に成功したとソーシャルメディアで報告したことを受け、パキスタン政府はイスラエルとの外交や貿易関係を否定した。同国の報道官は「我々の政策に変更はない」と取材に対してコメント。(4/2)

 

【ウクライナでも過ぎ越し準備】(Y)
戦時下のウクライナ在住ユダヤ人コミュニティでも、過ぎ越しの祭の準備が進められている。爆撃を受けた中心部のオデッサでは現在約9000人のユダヤ人が生活しており、各家庭に過ぎ越しの祭用の食事パックが配給される予定。(4/3)

 

【ウクライナ大統領夫人が訪イ】(Y,P)
ヘルツォグ大統領夫人の招待を受け、ゼレンスキーウクライナ大統領夫人がイスラエルの訪問を予定している。在イスラエルウクライナ大使は訪問の調整を進めており、数週間以内に実現が可能と発表。両夫人は国民のメンタルヘルスやPTSDについてなど、主に人道的な主題について会談予定。また、ゼレンスキー大統領夫人はイスラエルで治療中のウクライナ兵の慰問も期待されている。(4/3)

◯ 文化

【イースターを前にキリスト教徒存在感示す】(Y)
イースターが近づき、キリストがエルサレムに入城した記念日をエルサレムのキリスト教徒らが祝った。極右政権の政策によりイスラエル人とパレスチナ人間の対立が激しくなったため、キリスト教徒は神殿の丘での存在感を示す努力をしている。ただ、フランシスコ教会の記録によると今年は外国からの巡礼者が多く、パンデミック以前よりも増える見込みとのこと。(4/3)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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