【ネタニヤフ首相が『特別』の声明、ハマスによる休戦案拒否を明かす】(Y,P,H)
過ぎ越しの祭後の夜にネタニヤフ首相がビデオメッセージを発表。直近にイスラエルが提示した休戦案をハマスが拒否したことを認めた。同案には約半数の生存する人質と遺体返還も含まれており、拒否に「殺人者達に屈服しない。ハマスの話術に屈服すれば、全ての軍事的成功が水泡に帰す」と今後もハマスに軍事的圧力を行使すると述べた。
アメリカとイランが核問題について直接協議していることは「イランの核計画阻止を長年私は率いており、軍事作戦がなければ10年前にイランは核兵器を保有していた」と自身の功績を強調。そのうえで「イランが核兵器を持たないよう私はコミットしている。諦めも(態度の)軟化もしない」と述べた。
この声明については24時間以上前にアナウンスがあり、人質の家族をはじめ多くの国民が何かしらの進展を期待していたが、新しい情報が何一つなく従来の姿勢を繰り返した内容。また4か月以上にも渡り質疑応答のある記者会見が行われていないこともあり、現地メディアは「首相による”特別”な声明」と皮肉交じりに報じている。(4/19)
【米からの協力がなくてもイラン空爆を模索か】(Y,P,H)
国内を含む複数の関係者への取材から、イスラエルがイランへの空爆を完全に断念していないと米ロイター紙が報じた。
現段階でアメリカはイランと直接対話を継続しており、そんな中でのイラン空爆はトランプ大統領との間の亀裂を生み、現政権内でコンセンサスとなっているイスラエル支持を危険にさらす。そのため関係者は「起こりそうにない」としながら、現段階では正式な攻撃延期は決まっていないよう。
イラン軍部高官も同紙の取材に「イラン諜報部がイスラエルの攻撃計画についての情報を掴んでいる」と話し、攻撃を受けた際は「厳しい報復行為」を行うとしている。(4/19)
【ハマス、約3万人のテロリスト新兵募集活動】(Y,P,H)
サウジメディアは20日、ハマス軍事部門であるカッサム旅団がガザ地区内で約3万人の新兵募集を行っていると報じた。関係者への取材によると新しく入隊した兵士(テロリスト)の多くは戦闘訓練を受けたことがない。
1年半続く戦争で長距離ロケット弾などの兵器や無人攻撃機が不足しており、10/7以前のような正規軍に近い形での再軍備は現段階では不可能な状態。従ってカッサム旅団はゲリラ組織へとシフトしていくと見られている。
しかしハマスはイスラエルによる空爆により軍部・政治部のリーダーの多くを失い、また人道支援の搬入停止により(その一部を高値で売ることでの)重要な収入源が断たれた結果、テロリスト達への給与支払いが滞っており、新兵募集が難航しているとの情報もある。(4/20-21)
【アッバス議長がハマスを批判「人質を返し、戦争を止めよ」】(Y,P,H)
パレスチナ自治区のアッバス議長が人質解放とガザ統治から退くことを拒否し続けているハマスを激しく批判した。
「毎日数百人が殺害されている。なぜか?それはハマスがアメリカ人をはじめとした人質解放を拒否しているからだ。犬の子ら(蔑称)よ、人質を解放して戦争を終わらせよ」と発言したアッバス氏。ハマスにガザの統治を放棄し、全ての武器を自治政府に譲渡するよう求めた。
アメリカとイスラエルによるガザからの民間人移住の試みについて、自身が断固拒否の姿勢を示し阻止していると強調。
同声明内ではハマスだけでなく、「ガザ・西岸地区や東エルサレムでの作戦を通じ、パレスチナ人問題を消し去ろうとしている」とイスラエルへの批判も展開している。(4/23)
【国防軍、先月の国連職員死亡について自らの砲撃であると認める】(Y,P,H)
先月ガザ中部のデイル・アル=バラフで国連職員が死亡した事例の調査結果を国防軍が発表。イスラエルの戦車による砲撃を受けたものとの結論をザミール参謀総長と国連の代表団に報告した。それによるとテロリストが居るとの疑いがあった建造物が国連の施設だったということで、数日中に全ての情報をまとめた最終報告書が国連にも提出される予定。
国防軍は「国連職員に対する意図せず起こった攻撃に遺憾の意を表する」との声明を発表している。この事例は先月19日に起こったもので、パレスチナと海外メディアが国連職員の死亡を報道。当初国防軍は「国防軍が同地区の国連施設へ攻撃を行った実実はない」としていた。(4/24) |