ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【10日から交戦続く】(Y)
IDFは12日、10日以来ガザ地区からイスラエルに向けて973発のロケット弾が発射され、そのうち761発がイスラエル領内に入り、296発が防衛システムで迎撃されたと発表。これまでIDFは、254箇所の標的地点を攻撃した。一方、パレスチナ側は戦闘開始以来で33人が死亡し、110人が負傷したと報告した。(5/12)

 

【作戦本部や発射位置を攻撃】(Y)
IDFは、イスラム聖戦の作戦本部やロケットランチャー、迫撃砲の発射位置7箇所を攻撃したと発表。指導者や本部の司令官を今までに6名殺害している。イスラム聖戦の指導者や司令部を標的にすることで、引き続き抑止を図る予定。(5/12)

 

【司法改革抗議デモ続く】(Y,P,H)
ロケット弾攻撃にも関わらず全国で合わせて数千人が司法制度改革への抗議デモを行なった。テルアビブでの公式デモは安全を考慮し中止されたが、市民が数百人集まった。北部の港町ハイファでは5000人以上が集まり抗議した。(5/13)

 

【土曜夜に停戦】(Y)
イスラム聖戦との停戦が5日間の戦闘を経て13日の夕方に発効された。両陣は発効に至る最後の瞬間にもロケット弾を打ち合っていたよう。ミサイル防衛システム「アイアンドーム」がロケット弾を迎撃していたが、中央部のリション・レジオン市に落下予測があり予定されていたコンサートが中止になっていた。(5/14)

 

【アイアンドームは400発以上迎撃】(Y)
IDFは14日、5日間の戦闘でガザからイスラエルに向けて1,469発のロケット弾が発射され、IDFがガザの422の標的を攻撃したと報告。また、領内に侵入した1,139発のロケットのうち437発を防衛システム「アイアンドーム」が迎撃したと報告。(5/14)

 

【不審者を調査でハサミ発見】(Y,P)
警察はエルサレムの旧市街で、西岸地区出身で20歳のパレスチナ人に質問し捜査したところハサミを隠し持っているのを発見し、彼が襲撃を計画していたことが明らかになった。容疑者はさらなる調査のために移送され、起訴される予定。(5/14)

 

【エルサレムの日を前に波紋広がる】(P)
ネタニヤフ首相はエルサレムの日に言及し、旗を掲げての行進等は予定通り行うと発言。極右政党・団体は行進時に神殿の丘に入る許可を受けるため申請を出している。これに対しパレスチナ自治区からは当日イスラム地区に行進する人々が立ち入らないよう要請している。(5/15)

内政

【予算委員会締め切り迫る】(P)
イスラム聖戦との交戦が続く中、国会では予算委員会が5月末までの決定を急いでいる。先週公開された草案では2023年から2024年の連立政権資金が125億シェケルに達しており、前政権の昨年度予算のおよそ5倍となった。(5/13)

 

【コロナ隔離要請が終了】(P)
厚生省が15日夜に、コロナ感染者の隔離要請を停止すると発表。陽性と判断された人でも隔離は自己判断となる。厚生省は感染力の強さに言及し市民に適切な判断をするよう求めた。(5/14)

 

【失業率緩やかに低下】(Y)
中央統計局が15日に発表したデータによると、失業率が4月に低下して13万人8000人の3.1%となった。1月は4.1%から1%減少。(5/15)

 

【パスポート発行の予約不要に】(Y,P)
パスポート発行手続きの際に予約手続き不要の専用の受付事務所が14日主要都市にオープン。テルアビブやエルサレムでは長い行列を作った。この事務所は1ヶ月の間午後10時まで稼働する予定で、オープン数時間で千人以上が訪れており期待が寄せられている。(5/15)

 

【キプロスとガス田ライン建設か】(Y,P)
キプロスのエネルギー大臣は、イスラエルとヨーロッパ大陸間のガス田を結ぶパイプラインをキプロスに建設する可能性について協議していると15日に発表した。これについてネタニヤフ首相もこの件について週次閣議で言及している。(5/15)

 

【外相がスウェーデン訪問】(Y,P)
コーヘン外相は15日、ストックホルムを訪問しスウェーデン外相と会談。イスラエルの外交トップがスウェーデンを訪問するのは22年ぶり。同相は親イスラエルのブッシュ副首相・環境相とも会談し、同氏はIDFのTシャツを着て外相を出迎えた。(5/15)

 

【司法制度改革議論再開】(Y)
司法制度改革の妥協案について議論するための会議が再開。5日間のガザ地区との戦闘で中断されていた。連立政権は6月15日までに裁判官選出の会議を行い、10月に退任する最高裁判事の後任判事を指名しなければならないが、レビン法務相は未だ選出会議の実施に消極的な姿勢を見せている。(5/15)

国際情勢

【ペルー元首相夫人がイスラエルに向け出国】(Y,P)
汚職の容疑で裁判にかけられていたペルー元首相のイスラエル系夫人がイスラエルビザを使用して出国していたことが分かり、ペルー国民の怒りを招いている。汚職の容疑に関し夫人は身柄引渡しを要求されていたが、それを無視しての渡航。(5/13)

◯ 文化

【経済成長減速傾向か、IMF調査】(Y)
国際通貨基金(IMF)はイスラエルの調査報告で、コロナ禍以降は経済成長が徐々に減速し、2024年末までにはインフレも下落するだろうと予測した。司法改革での国内の混乱を背景にリスクバランスが下降傾向にあるとも。(5/12)

 

【絶滅危惧種アザラシ浜辺に発見】(Y,H)
イスラエル中部の浜辺に、現在絶滅危惧種に認定されているチチュウカイモンクアザラシが寝そべっているのが発見された。現在地球上に900体ほど存在していると推測されており、イスラエルの浜辺でこの種類のアザラシが見られるのは13年ぶり。(5/13)

 

【国内経済は安定的】(Y,H)
格付け企業のS&Pがイスラエルの格付けをAA-に置き見通しは「安定的」としたと発表。しか、経済に対する潜在的な脅威として「持続的な国内および地域の政治・安全保障リスク」を挙げている。(5/14)

 

【北米ユダヤ教育に投資】(P)
ディアスポラ相のチクリ議員は北米のユダヤ教育への投資計画を発表。1億5千万シェケル相当を投入する予定。ユダヤ教教育者やイスラエル研究者の養成、ユダヤ教教育機関に焦点をしぼって投資を行っていく。近年では特に改革派や正統派のユダヤ教教育機関離れが懸念されている。(5/15)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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