ー ISRAEL NOW!ー
 
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
(本誌の発行は、原則として毎週水曜と土曜です。)
◯ 治安

【超正統派が刑務所前でデモ】(Y)
5日にラムレ刑務所前で超正統派の集団が抗議デモ活動を行った。10月にエルサレムの携帯電話ショップに放火した疑いで逮捕された超正統派男性のためのデモで、投石によって看守4名が負傷した。(5/5)

 

【銃撃事件多発】(P)
6日に銃撃事件が複数の場所で4件発生し2人が死亡、少なくとも2人が怪我を負った。国内ではここ数週間、犯罪者による暴力事件や殺人事件が多発している。(5/6)

 

【司法改革抗議デモ18週目突入】(Y,P,H)
政府の司法制度改革に抗議する全国規模のデモは18週目に突入。夏期国会が開始して一週間が経っており、デモ指導者らは大統領邸で行われている連立政権と野党の交渉停止を求めた。(5/6)

 

【女性のバス乗車が拒否される】(P)
アシュドッドに住む17歳の少女が80番のバスに乗ろうとしたところ、バスの運転手から「男性専用」を理由に乗車を拒否された。この路線は公共交通アプリや他の公共交通機関サイトには公共路線として掲載されており、報道陣が問い合わせたところそのような路線は存在していないと答えたという。一方、別の運転手はこの路線は男性専用だと証言。バス会社の報告によると超正統派男性のために調整したとのことだが、副社長は会社の規範に即していないと批判している。(5/6)

 

【北部でアラブ系イスラエル人男性死亡】(Y,P,H)
イスラエル北部で、19歳のアラブ系イスラエル人男性が道路上の乱闘で死亡し、警察は32歳の男性を殺害の疑いで逮捕した。これに対しハマスはこの死が「占領体制」のせいだと非難し、復讐を示唆した。(5/7)

 

【武器持ち込みのヨルダン人議員釈放】(Y,P)
治安部隊は7日、先月武器や金塊を持ち込んだヨルダン人議員を釈放。検察が拘束することを求めなかったため、ヨルダンに身柄が返還される。両政府は議員がヨルダン国内で起訴されることに合意している。(5/7)

 

【ラグバオメルに備え、メロン山で訓練】(P)
8日日没から始まるユダヤ教の祝日、ラグバオメルに備えて警察はメロン山での警備訓練を実施。例年数十万人の来場が見込まれており、2021年には混雑で45名が死亡している。今年は時間制限付きの入場券を用意し、一度に5万人までの入場制限を設けるなど運営方法を変更している。(5/7)

 

【パレスチナ人小学校取り壊しにドイツが批判】(Y)
ベツレヘム近郊にある西岸地区の小学校がイスラエル政府によって取り壊された件についてドイツ外務省が批判、イスラエルとの会談を控えると発表した。政府はこの学校は違法に建設されているとし撤去したが、国連やドイツ政府がこれを批判している。(5/8)

 

【アラブ系女性が銃撃により死亡】(Y)
ハイファでアラブ系イスラエル人女性が銃撃により死亡、捜査により24歳で5歳の子供の母親と判明した。駆けつけた救急隊員は現場で被害者が死亡したことを確認し、警察は捜査を開始した。捜査によると、被害者が駐車後まだ車内に居た時に、3人の男性から至近距離で撃たれたよう。国内で暴力事件に遭ったアラブ系被害者は今年に入って73人目。(5/8)

内政

【国家治安相がテロリスト遺体返還を批判】(Y,H)
ガラント防衛相がテロ組織「ライオンの巣」のメンバー3人の遺体をパレスチナに返還したことについて、ベングビル国家治安相が5日に批判し「高い代償を伴う大きな過ち」だと評した。国家治安相は政府がより強固な安全保障対策を取るまで国会での投票を棄権すると述べている。(5/6)

 

【国家治安相のEU式典出席に待ったの声】(Y,P,H)
9日にEU設立を記念する「ヨーロッパの日」式典に、ベングビル国家治安相が出席しスピーチをする予定となっていたが、EU大使館が外務省に同相の出席を控えるよう要請。同相はこの反対に関わらず出席を予定している。このような式典には閣僚が順番に出席を打診されており、同相が手を上げていた。欧州諸国の大使はこれまでにも同相や所属党の掲げる政策に反対し会談を控えている。(5/7)

【国家治安相が国会欠席】(Y,P)
ベングビル国家治安相は7日の国会定例会議を欠席。ガラント防衛相がテロリストの遺体を返還した件など最近の政策に不満を持っており、改善するまで投票に参加しないと明言していた。(5/7)

【国家治安相の出席予定を受け、EU行事中止】(Y)
欧州連合はベングビル国家治安相の参加を阻止するため、9日にテルアビブで予定していた「ヨーロッパの日」記念行事の中止を発表。「EUが掲げる価値観と矛盾する意見を持つ人物に話す機会を提供しないよう、遺憾ながら今回は外交行事を中止することにした」とSNSでコメントした。(5/8)

国際情勢

【イスラエル産防衛システムがウクライナで試用】(Y,H)
イスラエルのミサイル識別システムがウクライナで試験的に運用されており、2ヶ月以内に本格的な運用を開始予定。このシステムはミサイルを含む飛行物体を識別し、落下地点を計算して地域住民に警告することが可能となる。(5/5)

 

【シリアのアラブ連盟復帰可能性示唆】(Y,P,H)
ヨルダン外務大臣がシリアのアラブ連盟への復帰可能性を示唆し、シリアは22の加盟国の中で、議席回復に十分な票を得たと話した。しかし大臣は復帰には時間がかかるだろうと予測している。アラブ連盟の報道官は7日に連盟がシリアについて議論する予定だと述べた。(5/5)

 

【スーダン内戦両軍がサウジアラビアで会談】(Y)
スーダン内戦の国軍と準軍事組織は、サウジアラビアでの会談に特使を派遣したと当局が述べた。国際社会からの圧力により会談予定が決まり、6日に行われる運びとなったとのこと。4月15日の衝突以来首都は戦場と化し、数百人が死亡、数十万人が家を失い劣悪な環境に追い込まれている。(5/6)

 

【シリアがアラブ連盟復帰】(Y,P)
7日にカイロで開かれた会議で、アラブ連盟でシリアの出席が認められたと発表した。サウジアラビアやエジプトなどはシリアと関係を再構築しているが、カタールなどは国交正常化に反対している。シリアは今月末に開催予定の首脳会議にも参加が認められている。(5/7)

◯ 文化

【アーチェリーでメダル8個獲得】(P)
ヨーロッパユースカップのアーチェリー部門でイスラエル人選手団が大勝、合計で金メダル4個、銀メダル2個、銅メダル2個を獲得した。この結果は前代未聞で、歴史に残る勝利となった。(5/7)

 

【ラグバオメルを祝う】(P)
ユダヤ教の小祝日ラグバオメルを迎え、メロン山にあるユダヤ教ラビの墓に多くの来場者が集い祝った。行事は2021年の圧死事故の犠牲者を追悼してろうそくを灯した。入場券は20万枚以上配布され、警察官は約8000人動員された。この地域には数日前に新しく警察署も設置されている。(5/8)


[情報源略号表]
 文末の( )内の記号が情報源です。(掲載日が異なる場合もあり。)
 P=エルサレム・ポスト  https://www.jpost.com/(英語)
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/(英語・ヘブライ語)
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/(英語・ヘブライ語)

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。

 
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シオンとの架け橋、京都府


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