【イラン、首都近郊でミサイル発射実験を実施】(Y)
18日夕方にテヘラン近郊でミサイル発射実験が行われた。打ち上げられ放物線を描いて飛行する様子が市民たちによりSNS上にアップされ、イラン反体制派のメディアがその様子を報道した。
イラン政府関係者の言及はなく国営メディアも報道していないが、防空システムの実験とコメントする有識者も。6月のイスラエル・アメリカとの12日間の戦争以降もイランでは軍事訓練や実験と思われる不審な爆破や火災などの事例が何度も報告されている。
その後20日にはイラン国会のモセン・ザンガネ議員が国営放送の取材に「我が国最先端のミサイル実験を初めて実施し、成功した」と発言。同議員はイスラエルとの戦争後においても大陸間ミサイルの実験を行うことが出来ており、国は臨戦態勢にあると伝えている。
(9/19-20)
【ハマスが国連の人道支援を阻止、UNICEFも事実を認める】(Y,P)
防衛省管轄のガザとの調整官組織(COGAT)が人道支援通路を設置するためにガザ地区南部で作業をしていた国連スタッフたちに向かってハマスが発砲を行ったと発表した。現在占領作戦が段階的に進められているガザ市からの市民の避難をハマスは阻止してきており、この国連への攻撃もその一環と考えられる。
国連側から入った情報によると武装したテロリストが作業をしていた国連スタッフたちを脅迫した後に発砲、その後重機を奪い支援通路を封鎖するため砂山を築いたとのこと。またユニセフからは武装したテロリストが乳児のための食料品などを輸送していた4台の支援物資を強奪、2700人分の粉ミルクがテロ組織の手に渡った別の事例も報告されている。
調整官はこれらを受け、「ガザ地区内での人道危機(がイスラエルによるものだ)という虚偽のナラティブが再び広がることは許されない」とハマスを批判している。この週末も国防軍はガザ占領作戦を進めており、地上作戦だけで7万人の兵士が動員され、1日の間に100以上の拠点への攻撃が行われている。
(9/20)
【ガザ中心部でハマスが市民3人を公開処刑】(Y)
ガザ市中心部でハマスが多くの民衆が居るなかイスラエルへの内通の疑いを掛けられた3人に銃殺による公開処刑を行った。若者を中心としたハマス支持者たちが多く集まって行われ「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」やハマス軍事部を賞賛するチャントが起きるなどお祭り状態に。SNS上に上がった画像から、処刑後には遺体の上に「傭兵たちよ、お前たちの首を切り落とす時が来た」と張り紙が貼られている様子も分かっている。
イスラエルがガザ市内での軍事作戦を進めるなかでの公開処刑にはガザ内でのハマス政権は未だ健在であることのイスラエル・国際社会へのアピールやイギリスなどがパレスチナ国家承認を行った数時間後というタイミングから、それの祝賀的意味合いが込められていると考えられている。
(9/21)
【ハマス、アメリカに休戦交渉要請も新年に合わせて心理テロ】(Y,P,H)
ハマスがカタールを通じてトランプ大統領に人質48人のうちの半数の解放と引き換えに60日間の休戦期間の確約を要請していることが政府関係者への取材から明らかになった。現在ハマスからの書簡はカタールにあり、来週にもホワイトハウスへ送られるとのこと。
ハマス側から新たな要求が加えられた可能性はあるが、上記の内容はウィトコフ特使案と同じであり、米国側からはドーハ空爆によりストップしていた休戦交渉が再開するきっかけになるのでは、との期待の声が上がっている。
しかしイスラエル側はここ数か月間、全人質解放を含む包括案のみを受け入れるとしており、交渉に戻るかは不透明。こんな休戦に前向きな姿勢が見られる反面、イスラエルでは新年が祝われるこの日の夜にハマスは再び人質男性アロン・オヘルさんのビデオを公開(現地では心理的テロとされている)。
今月5日にはオヘルさんの生存を示す初めての映像が公開されており、これが2度目。家族からの要請により映像の報道はなく、「アロンが右目の視力を失ったこと、そして痩せ細り恐怖におびえていることが分かる。新年という悔い改めと運命が決まるこの時、若いユダヤ人(人質)たちの生死を決めるのは首相だ」とのコメントを発表している。
24日にオヘルさんの家族は、動画の画像を公開している。
(9/22,24)
【エイラット中心地に無人攻撃機が着弾、20人以上が負傷】(Y,P,H)
イエメン・フーシ派が発射した無人攻撃機が最南端の都市エイラットに飛来し、アイアンドームの防空システムをかいくぐり中心地にあるモール付近に着弾。重傷者2名を含む20人以上が爆破による破片などで負傷した。負傷者は全員市内の病院に搬送されたが、重傷者を含む計3人はより高度な治療が必要だったためベエルシェバの病院にヘリで輸送されたとのこと。
サイレンは作動したのだがエイラットには公共のシェルターが不足しているため、シェルターへ避難できなかった観光客たちが負傷したと救急隊員は話している。軍は現在迎撃失敗の理由についての調査を行っているが、エイラットを標的とした無人攻撃機は巡航ミサイルと同様非常に低い高度で飛行するため発見が遅れ、またヘリによる撃墜も困難ということもあり、エイラットでの無人攻撃機による被害がここ2週間に3度と増加傾向にあるのでは、と言われている。
この無人攻撃機の着弾・爆発はエイラットから6kmの場所にあるヨルダン・アカバからも見えたようで、ヨルダン市民が「アッラー・アクバル(アッラーは偉大なり)」と叫びながら喜ぶ様子も伝えられている。
(9/24)
【空軍がフーシ派へ最大の空爆、数時間後には弾道ミサイル飛来】(Y,P,H)
昨日の無人攻撃機によるエイラット攻撃を受けて空軍がイエメン首都サナアにあるフーシ派の拠点を標的に最大規模の空爆を行った。イスラエルによるイエメン空爆はこれで15度目になるが、今回は約20機の戦闘機や給油機などが参加し65発以上の爆弾が7か所に投下されたもよう。
標的となったのはフーシ派軍部トップの司令部や国防・諜報部の施設、また同派がテロ拠点・武器庫としている市内にある基地などだったと、軍報道官は発表している。
この数時間後にはフーシ派がイスラエル中央部に向けて弾道ミサイル1発を発射したため、テルアビブの北の海岸部からエルサレム郊外までの約65kmの範囲でサイレンが作動。ミサイル迎撃には成功したが、100万人以上の市民がシェルターへと避難した。これでフーシ派による今月の攻撃は、15例になった。
(9/25) |