2016.02.08 新月      



はちみつアート。

抽象画のような 立体造形物のような。

躍動感あふれる 光輝く このアートは
やはり はちみつです。

冷えた はちみつは、ガラス瓶に ゆっくり垂れ落ち、
次々重なり、数秒間の オブジェを作ります。

暖冬と言えども、この寒さは
はちみつを充填するには とてもやっかい。
作業時間は夏期に比べて2倍くらいかかります。

でもその増えた時間はアート観賞として、
穏やかにその時を過ごしています。
みつばち と 温暖化

今年は暖冬と言われた通り、 いくぶん過ごしやすい日が続きます。
その瞬間は心地が良いのですが、やはり温暖化という異常気象は気になりますね。

みつばちにとって温暖化は どんな影響があるのでしょうか。

実は みつばちにとっては よくないことが多いようです。

一つ目は、ダニが越冬してしまうこと。
みつばちに 寄生するダニは死に至らしめる厄介者。
本来であれば寒い冬で 死滅するのですが、
そのまま生き残ってしまい、みつばちが やられてしまいます。

二つ目は、暖かさに油断して外に出てしまうこと。
午前中は晴れて気温が高くても、午後には曇って急激に寒くなることがあります。
そんな場合、寒さで巣まで辿り着けなくなります。

三つ目は、余分に動くことで寿命が縮んでしまうこと。
みつばちは冬眠しません。冬でも巣の中で動いています。
温かくなると余計に活発に動いてしまって、花の咲く時期に十分に働けなくなったりします。
また、それまでに余分な食料も必要となります。

自然環境の変化は、デリケートな存在から影響を受けていきます。
はみつばちたちは 身をもって警鐘を鳴らしてくれているのでしょう。


しかし、
悲観的なことを書きましたが、希望はあると思います。

これまで生物は変化に対応した行動、習慣を取ってきました。
みつばちもそうするでしょう。

ヒトもまた、みつばちに目を向ける人も多くなるでしょう。
前回号で書いた 「神職 × 養蜂」 という動きもその一つです。

僕は はちみつ屋として、この問題に向き合っていきます。

そしてみなさまには、まずは知っていただき、
引き続き注目していただくことが何よりだと、
僕は思います。

ゲストハウスeleven Village 吹屋
 
2016年3月 グランドオープン


昨年10月にクラウドファンディングを達成し、
着々と準備を進めてきた オーガニックゲストハウス が
いよいよ来月オープンします。

標高550m の山の中に
突如として現れる 赤い集落

ゆっくりとした 時間の流れの中で
その地域の人達や
同じ旅人との交流を
お楽しみください

同じく3月には
やまのうえのマルシェも始まります

また
オーガニックのお惣菜屋もオープンします

みなさまのお越しをお待ちしております。

はちみつ 商品

生姜のりんごはちみつ漬け。

高知県産の生姜と りんごの花から採れた はちみつ を使った
少し贅沢な味わい。

先日の試食会で好評だったため、
限定数で作ることにしました。

でも作るのはこれから。

少しフライングで告知しました。(笑)

180g 1,200円

 

▼ ご入用の方はご連絡ください。
http://www.beedirection.com/contact/

※ 送料は別途600円かかります。
※ その他のはちみつも承ります。
※ 価格は変動する場合があります。

編集後記

Bee Direction としての拠点を、横浜から倉敷へ移しました。

「岡山を 日本のふるさと の象徴にする」 を掲げ、

これから岡山県を中心に、活動していきます。
その範囲は関東も含みますので、
今まで通り、関東、関西の方にはよろしくお願い致します。

それではまた次回。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
                           BeeDirection 代表  笠原 義久