単花蜜 と 百花蜜
はちみつ には花によって種類がたくさんあります。
有名どころでは、れんげはちみつ や あかしあはちみつ。
そして僕が最近お気に入りの、菩提樹はちみつ や 蕎麦はちみつ。
これらは、一種類の花から採れるので、単花蜜 と呼ばれます。
それに対し、複数の花からなる はちみつ を 百花蜜 と言います。
はちみつ の価格としては、単花蜜の方が比較的高いです。
百花蜜はどんな花の蜜が混ざるかわからないので、どんな味になるかは みつばち次第です。
さて、特に みつばち に強制したわけでもないのに、
なぜ 一つの花の蜜しか採ってこないのか、不思議に思ったことはありませんか?
周囲には蜜の取れる花があるにも関わらずです。
答えは、みつばち にそういう習性があるから です。
単純な答えですが、
ではなぜ そういう習性があるのでしょうか。
一つは、良い はちみつ を効率的に採れるということです。
そしてもう一つ、
蜜を提供する側の植物にとって、非常に大切なこと。
そう、 受粉です。
効率的に受粉活動が出来るからです。
このメリットはお花側です。
お花のために。
僕が これを知った時、なんとも みつばち の奥深さと言いますか、
情の深さを感じました。
今度、それを想いながら はちみつ を味わってみてください。
いつもより 少し温かな味わいに感じるかもしれませんよ。
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